職場で使っていたら、格好良さそうなことわざ4つ「先んずれば人を制す」

職場のデスクに、何やら意味ありげな「ことわざ」や「格言」を飾っている人、見かけませんか? むずかしそうな言葉を知っている人は、それだけで頭が良く見え、カッコよく見えることがあります。そこで職場で使ったら見直してもらえそうな、ことわざをチェックしてみました。
【現実的ではない!?納得できないことわざ1位「金は天下の回りもの」】
先んずれば人を制す(さきんずればひとをせいす)
先手必勝や早い者勝ちという意味もありますが、後手に回らないことが勝つ秘訣(ひけつ)だという意味が強い言葉です。部下や同僚で後手後手に回ってしまいやすい人や、それが原因でいつも怒られている人を励ますときに使えそう?
一日不作、一日不食(一日作さざれば、一日食らわず)
「働かざる者、食うべからず」と言葉の意味は似ていますが、少しニュアンスが違うのが、このことわざです。「働かざる者、食うべからず」は、働かずに荒稼ぎする人や、働かずにすねをかじる人を戒める意味が強いことわざですが、「一日不作、一日不食」は同様の意味もありながら、「労働は人間性を育む、大事な修行である」という意味があります。
好事門を出でず、悪事千里を行く(こうじもんをいでず あくじせんりをゆく)
いい評判はなかなか広まらないのに対して、悪い評判はあっという間に広まってしまうという例えです。同僚や部下に慎重さを促したいときに使うと、かっこいいかも? または悪い評判がついてしまい、悩んでいる同僚や部下を励ますときにも使えるかもしれません。
猿の尻笑い(さるのしりわらい)
「猿の尻笑い(さるのしりわらい)」は、自分のお尻も赤いのに、他の猿のお尻を指して「あいつの尻は赤い」とあざ笑うようなこと。自分の欠点に気づかないで、他人の欠点ばかりを指摘してあざ笑う人を指して、使うことわざです。
ダメ上司やダメな取引先にたたかれて、落ち込んでいる同僚や部下がいるなら、こんなことわざで慰めてあげましょう。
知識をひけらかすだけでは引かれることもありますが、会社の同僚や部下が悩んでいるとき、落ち込んでいるときには、こんなことわざを使って慰めてあげれば、見直してもらえること間違いなし? また自分の思いを正確に伝えたいときにも、ことわざが役立ちます。
誰かに深く物事を考えさせたいとき、慰めたいときには、ぜひ一度ことわざを使ってみてくださいね。
※この記事は2014年05月13日に公開されたものです