【栃木限定】うしろ、見えなくてよかったね……ふくべ細工のキティちゃん
全国各地のご当地名物になりきり、一生懸命ご当地の良さをPRし続けている、ご当地キティ。そのご当地キティの中でも、特に目を引くものを47都道府県別にご紹介していきます。今回は「うしろ、見えなくてよかったね……ふくべ細工のキティちゃん」をご紹介します。
国内で生産される「かんぴょう」の90%は、栃木県産のかんぴょうです。
この「かんぴょう」ですが、夕顔の実をひものようにむき、干して作られています。
「かんぴょう」という植物がある訳ではないんですね!
かんぴょうの元となる夕顔の実は、ぷっくりふくらんだ形をしており「ふくべ」とも呼ばれています。
このキティちゃんを見て、「かんぴょうをイメージしているのに、なぜダルマみたいな格好を?」と不思議に思われた方も多いと思いますが、キティちゃん、かんぴょうになる前の「ふくべ」に入っていたんですね。
ちなみになぜかんぴょうと呼ばれるようになったかというと、「瓢(ふくべ)」を「干(ほし)」てあるから、「干瓢」(かんぴょう)なのだそうです。
「ふくべ」はかんぴょう以外にも、外皮をそのまま乾燥させて作る、栃木の伝統工芸「ふくべ細工」としても使われています。
特に有名なのが、干したふくべに百目鬼(どうめき)という鬼の絵づけをした、魔よけのお面や工芸品。

このキティちゃんも正面から見ると、「ふくべ」ですが、裏返すと怖ーい鬼の顔が!
キティちゃん、うしろ、見えなくて良かったね……。
(ファナティック)
※この記事は2014年05月12日に公開されたものです