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【東京土産】2重の餡をていねいに蒸し上げた銀座・老舗の和菓子。ほろほろとした口溶け豊かな「おとし文」

手土産は、感謝や喜びなど、自分の気持ちも一緒に伝えるもの。だからこそ、転職や引越しなどのお祝いやお礼では、きちんとしたお菓子をセレクトしたい。そこで、おすすめなのが、明治40年に銀座で創業した和菓子店「清月堂」の和菓子。100年以上銀座に本店を構える由緒ある老舗の銘菓を携えれば、相手を大切に思う気持ちも伝わるはず。

「清月堂」の「おとし文」。見た目からも繊細さが伝わってくる。

なかでも、「清月堂」の代表的な銘菓として知られ、誰からも愛されている「おとし文」(10個入1458円)がおすすめ。ほろほろとした口溶けと上品な甘さが高級感満点。北海道産の小豆で作ったこし餡の中には、岩手県の契約農場から取り寄せている新鮮な卵や徳島産和三盆などで作る黄身餡が。それをていねいに蒸し上げて作る、手の込んだ逸品。

「おとし文」の名前の由来は、昔、御武家様に恋をした女性が、かなわぬ想いを恋文にしたためたものの渡すに渡せず、川に流したというストーリーから来ているもの。そんなせつない恋物語に想いを馳せつつ、女性の心情と重なるようなはかない口溶けを楽しんでみるのも乙なもの。

春には桜の花の塩漬けを白餡に合わせた桜餡、初夏には新茶を使った抹茶餡、夏には国産梅の糖漬けを餡と合わせた梅餡など、旬の「おとし文」もぜひ。

「清月堂」の「おとし文」。さりげなく銀色の三日月が光る箱も素敵。

清月堂
住所 東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅一番街 TOKYO Me+(トウキョウミタス)内
電話番号 03-3212-3710

(文:高橋瑞穂、撮影:瀬尾直道)

※この記事は2014年04月28日に公開されたものです

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