意外と似ている、50代ビジネスパーソンと20代新入社員
東和薬品は、3月7日より3月13日にかけて、50代前半のビジネスパーソン(412人)と20代の新入社員(310人)を対象にライフスタイル意識調査を行った。
【職場で、年の差ギャップに悩んだ理由「ゆとり世代的な発言」「ジョークがわからない」】
本調査では、前者を「Hanako世代」、後者を「ジュニア世代」と定義している。
50代前半のHanako世代、今年4月入社のジュニア世代である20代の新入社員、そして、Hanako世代の新入社員時代(Hanako新人時代)の各世代の考え方を比較したところ、Hanako世代とジュニア世代の価値観に似た部分が見られた。
「流行にとらわれず長く使えるものが欲しい」(Hanako世代80.3%、ジュニア79.7%)、「消費や生活は身の丈に合っている方がよい」(Hanako世代67.5%、ジュニア59.4%)と、共にランクアップよりも堅実な身の丈志向を選択しており、Hanako新人時代のバブル志向とは真逆の価値観となった。
健康について聞いたところ、Hanako世代もジュニア世代も「良質な睡眠をとることは重要」が9割を超えるなど、Hanako新人時代と比べ健康意識が高かった。
また、ジュニア世代は約9割がタバコを吸っておらず、約8割が節酒(お酒は飲みすぎない)を心がけている。
仕事意識について聞いたところ、「その時その時の仕事に一生懸命取り組むことで道は拓ける」など熱意に関しては両世代とも意識は高い一方、「上司や先輩の指導やアドバイスを受けて、無駄なく成果を上げたい」(Hanako61.4%、ジュニア84.6%)など、回答によっては20ポイントの差が出た。
仕事や家族・友人とのコミュニケーションについては、両世代とも「プライベートで重要なことは直接会って話す」と、直接会って話すことを重視しているが、ジュニア世代はデジタルツールを使ったコミュニケーションも積極的に楽しんでいる。
さらに、ジュニア世代からHanako世代に言いたいことをフリーアンサーで聞いてみると、「ゆとり世代と呼ばないで!」との意見が最多となり、ゆとり世代とひとくくりにされ、言われ続けてきたことにかなりの嫌悪感をもっていることが明らかとなった。
※この記事は2014年04月21日に公開されたものです