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「片付く部屋づくり」のための新生活に揃えておきたい3つのインテリア

引っ越しは心機一転のチャンス。あれやこれやと新しい家具を揃えてみたくなりますが、衝動的に選んでしまうと、せっかくの新居が窮屈になることも。賢く揃えて片付く部屋づくりを始めましょう。


■ソファとして使えるベッドを選ぶ
部屋を広々と使うには、なんといっても床をたくさん空けておくことです。でも、ひとり暮らしの部屋では、家具の占める面積が多くなります。なかでも、ベッドは1畳強のスペースをとる大きな家具です。とは言え、ベッドがあることで、寝る場所をきちんと確保できるという点でメリットがあります。

ひと部屋しかない場合には、ベッドで寝転がったり腰かけたり、脚を伸ばしてくつろいだりと、ラクな姿勢で過ごすための家具として活用できます。そんなシーンを想定すると、ソファのような使い方ができるベッドがおすすめ。シンプルなデザインで、友人を招いたときに一緒に腰かけても違和感のないスタイルを選ぶのが正解です。ソファベッドを選ぶ際には、店頭で寝心地を確かめてから買いましょう。

一方、布団でないと熟睡できないという布団派は、万年床にならないように、きちんとしまえる収納があることが必須。ベッド派は、脱いだ服を上に置いたままにしないように注意しましょう。

■テーブルとチェアでダラダラを予防する
ひとり暮らしで気をつけておきたいのが、気ままに過ごしてしまいがちなこと。そのダラダラ習慣が癖になってしまうと、どうしても部屋が散らかりやすくなります。脱いだ服、食べた後の食器、読みかけの雑誌などが、散らばりはじめたら要注意です。

たとえば、コタツで過ごしているときの状況を想像してみてください。身体を動かさなくても、手の届く範囲に何でもあるといった様子が思い浮かぶはず。気付けばモノが床に散らばっていたりします。そこで、床から離れた場所で過ごせるように、テーブルとチェアを使います。

テーブルでは食事やPC操作、メイクなどをするわけですが、テーブルの上にあるモノが増えてきたら片付けどき。そのサインを目安に、余分なモノを捨てたり収納したりすれば、床への散らかりが防げます。テーブルは二人掛けできる四角いサイズを目安に、部屋の動線を妨げない大きさのものを選びましょう。

■部屋に置く収納家具は最小限にする
「収納が足りないから片付かない」、と思ってしまうのは間違いの元。収納があるからと安心して、モノが増えやすくなりがちです。片付けやすい部屋の条件の一つは、備え付けのクローゼットや物入れがきちんとあること。つまり、散らかりの予防は、物件選びの段階から始まっています。

とは言え、条件が揃った部屋を見つけるのは難しいのが現実。せめて心掛けておきたいのは、本棚やラックといった室内置きの収納家具をむやみに買わないことです。まずは、絶対に必要な家具から考えてみてください。たとえば、CDや書類がしまえるテレビボード、テーブル近くでしまいたい日用品のためのカウンター収納といった具合。実際に選ぶ際には、奥行が浅い家具が実用的で場所をとりません。また、背の低いロータイプの収納家具なら、寝室兼用の部屋でも安全です。

さらに、収納不足を補いたいときには、ベッド下の収納を活用しましょう。季節外の衣類をはじめ、趣味の道具や本などがしまえます。引き出しタイプの収納用品を選べば、出し入れしやすいので日常的に使う収納として利用できます。

文/住生活アドバイザー・すはらひろこ

※この記事は2014年03月05日に公開されたものです

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