義理堅い人の特徴と心理~上手な付き合い方~
義理堅い人の特徴
義理堅いと認められている人にはどんな特徴があるのでしょうか。実は義理堅さを象徴する特徴があるのです。自分やまわりの人が当てはまるかどうか確認してみてください。
義理堅い人の性格
約束を守る
義理堅い人は「信用」をとても大切にしています。そのため、ささいなことだったとしても、約束したことは守ります。コツコツ、コツコツと、約束をきちんと守ることで、誰からも信用され、そして義理堅い人と思われるようになっていくのです。
恩を忘れない
相手が大したことがないと忘れてしまいそうな、ちょっとした恩があるとき。義理堅い人は「借り」だと思ってきちんと返そうとします。この借りを返すまでは、なかなか忘れないのです。しかも、同程度のお返しではすみません。恩を受けたとき以上のものを返そうとするのです。そのため、お返しをしてもらった相手は「そこまでしなくてもいいのに、とてもいい人だなあ」と思うことに。その結果、さらに義理堅い人という評価が定着していきます。
責任感がある
義理堅いと言われる人は、何かあったと、責任を持って最後まで物事をやりとげます。責任感があるということは、自分よりもほかの人を優先するということでもあります。自分を犠牲にしても最後までやりとげる姿勢から「この人はしっかりやってくれる」と思われるようになり、それが信用となって義理堅い人と見られるようになっていくのです。
義理堅い人の行動
理屈以外の行動をとる
理屈で考えれば損をするためあえて避けてしまうようなことであっても、義理堅い人は「この人のためにやらなければならない」と思ったら、損得勘定関係なしに実行します。相手に嫌われるかもしれない、お金もかかるかもしれない、時間も浪費してしまう、それでも必要なら行動するのです。「損な役回りを引き受けるね」とよく言われますが、最終的には信用も得ることになります。
自分や家族を後回しにする
義理堅い人は自分だけではなく、家族も後回しにしてでも、誰かのために行動することがあります。家族をどうでもいいと思っているわけではありません。ですが、自分と家族を同じ立ち位置だと思っているため、自分同様に家族を犠牲にしてしまうのです。もともと自分を犠牲にする精神を持っていることから、家族からは不満に思われてしまう場合も。
まわりに気を配る
気配りをおこたることがないのも特徴。いつもある程度の緊張感を持って、まわりの人たちに気を配っています。「不義理なことをしてはいけない」と、礼節を持って接するため、相手を大切にすることにもつながっています。まわりの人からは、いつもていねいに接してもらっているため「人情のある人」とも思われるようです。
義理堅い人の心理
義理堅くあることに縛られて行動していることも少なくありません。人から受けた恩は返さなければいけない、という意識の高さがあるからです。プレゼントを受け取ったら、後日に自分もプレゼントを用意して渡します。誰かに助けてもらったときは、どんなときでも機会を逃さずに自分が助けます。人間は恩を受けたとき、その相手に何かしらを返そうという意識が働きますが、これは当然のこと。このような恩を恩で返そうとする人間の性質を「返事報性の法則」と言います。義理堅い人はこの「返報性の法則」を強く受けていると考えられるでしょう。そのため、自分を犠牲にしても返そうとするのです。