今だから話せる就活中の失敗「緊張のあまり『ござる』」「松岡修造さんのモノマネ」

最近、リクルートスーツに身を包んだ学生さんたちの姿を多く見かけませんか？　実は、昨年12月1日から就職活動が解禁となり、各社が説明会や面接を開催しています。就活には失敗がつきもの。緊張のあまり、顔から火が出そうな失態を演じてしまった人もいるでしょう。今回は、いまだから話せる就活のはずかしい失敗について聞いてみました。

言葉で失敗！

・「面接時に言葉を噛んでしまって『○○大学からまいりました、△△と申しましゅ』と元気よく言ってしまった」（25歳／アパレル・繊維／秘書・アシスタント職）
・「『はい』と言おうとしたら、『そうそう』と言ってしまった」（27歳／ホテル・旅行・アミューズメント／販売職・サービス系）
・「緊張し過ぎて『ござる』というような敬語を使ってしまった。なぜかその面接は通過した」（26歳／情報・IT／秘書・アシスタント職）

敬語なんてとっくに身についていると思っていても、いざ面接官の方々を前にするとなかなかうまく使えないもの。失敗してしまうのも仕方ないかもしれません。でも、「ござる」は傑作！　面接官も、笑ってしまったことでしょう。

社会の常識がわからず失敗！

・「『スーツに準ずる』の意味がわからずに適当にきれいめな服で行ったら浮いた」（31歳／商社・卸／秘書・アシスタント職）
・「『私服で来社してください』と書いてあったのでパーカーとジーパンとラフな格好で行ったら恐ろしく浮いた（他の人はスーツの中がドレスシャツとか、おしゃれなワンピースとかでした）」（29歳／ソフトウェア／技術職）

ビジネスの場にふさわしい服装というものがありますよね。これは社会人ならではの感覚。学生時代には、なかなかわからないものかもしれません。

自分について問われて失敗！

・「自分の人生をストーリー仕立てにして話してと言われて、『昔むかし』と昔話風に話し出してしまった。ウケたのでよかったのですが……」（29歳／医薬品・化粧品／事務系専門職）
・「挫折の経験を聞かれ、大失恋を語った。『その話題はダメだろ！』と、過去の自分に突っ込みたい。面接は受かったけど」（25歳／商社・卸／事務系専門職）

面接官としては、失敗を乗り越える知恵と力があるか確認したかったのだと思います。そんなとき、このような答えが返ってきたら、誰だって思わず笑ってしまうでしょう。ところで、大失恋をどう乗り越えたのですか？　後学のためにこっそり教えてください！

面接室に入れない……！

・「引き戸だということに気づかずにずっと押し続け、『どうぞ』と言われているのになかなか面接室に入れなかった」（30歳／金融・証券／事務系専門職）
・「緊張して引くはずのドアを何度も押してしまった」（25歳／機械・精密機器／営業職）

いまだから笑い話になりますが、このときはかなりパニックになったのでは？　こういうことがあると、動揺してその後の面接もうまくいかなくなりますよね。

モノマネがすべった……！

・「自分では受けると思って、ローラさんのモノマネをしました。滑りました」（24歳／機械・精密機器／事務系専門職）
・「松岡修造さんのモノマネをしたが、ほかの面接の学生は誰もモノマネなんてやっていなかった」（22歳／小売店／販売職・サービス系）

アツく松岡修造さんのマネするを女性は、ちょっと見てみたいです。面接官も少しはウケてくれてもいいのに……。

強気に出すぎた……！

・「第一志望の会社の最終面接前に緊張しすぎてしまい、景気づけにビールを飲んで望んだら気が大きくなってしまい、『私を採用しなければ御社は損をする』と言ってしまいました。ただそれをおもしろいと思ってくださった取締役がいて採用いただけましたが、いまだにその話をされます」（33歳／その他製造／事務系専門職）

誰か一人でも強力にプッシュしてくれる面接官がいると採用されやすい、なんて話も聞きます。もしかするとこれぐらい強気で行くのもアリ!?

普段ならあり得ないことを……！

・「緊張のせいで、右手と右足が一緒に出るという歩き方をしてしまった。まさか自分が……。特に指摘されなかったが恥ずかしかった」（27歳／団体・公益法人・官公庁／技術職）

まさに緊張しているからの大失態！　右手と右足が一緒に出るなんて、もはや漫画の世界です。緊張というのは恐ろしや～。

思わず笑ってしまうけど、いまだったら絶対にやらないミスばかりでしたね。逆に言えば、それだけ社会人として成長したということかも。そう考えれば、今日からまたがんばって働けそうですね！

※『マイナビウーマン』調べ。2013年12月にWebアンケート。有効回答数223件。

(OFFICE-SANGA 岸 明花里)

※この記事は2014年01月08日に公開されたものです