上司の人は必見! 上司力がアップする心理テク
企業では、リーダーの資質と能力が業績にそのまま直結して反映されるといわれています。部下をうまく操ることができない上司は、リーダーとしての資質を問われます。新米管理職のために、「上司力」がアップする方法を伝授しましょう。
【リーダーシップのある人は漢字で分かる―「大」「木」「土」】
リーダーの能力が業績を左右する
不適格者としての烙印を押されてしまうわけです。組織の維持がうまくいかず業績も上らないとあっては、これも仕方ないことでしょう。
近年は女性の管理職も増えてきています。同時に深刻な悩みを抱えている女性リーダーも多く、長く男性優位社会であった日本では、女性のリーダー論が確立していまいこともあって、暗中模索状態の女性管理職も少なくありません。
「威嚇」の功罪
男性リーダーが大半を占める日本の企業社会では、「威嚇」をもって部下を統率する管理職が多いようです。これは「力」によって部下を従わせるというやり方で、体育会系の運動部や軍隊組織などの縦割り社会で用いられている手法です。
「威嚇」は、たしかに部下をコントロールしやすいという利点を持っていますが、同時に部下はイエスマンばかりとなり、本来企業に必要な創造性のある社員が育ちにくいという弊害もあります。特に女性ばかりの組織では、不満が鬱積(うっせき)しやすいという欠点が顕著に出てきます。
「褒めて動かす」部下の指導法
いくつかある部下の指導法の中では、「褒めて動かす」という方法が有効といわれています。これは、もともと児童教育の手法として提唱されたものが基盤となっており、「褒められるとやる気を出す」という人間の習性に立脚した指導法です。
「失敗には目をつぶり、成功を大げさに褒める」「出る釘を伸ばす」という方針で部下に接することで、部下の能力を最大限に引き出せて、業績アップにも結びつくという、いわば理想的な部下指導法といえるでしょう。
部下のやる気とモチベーション
部下をうまく動かすには、まず出来る可能性の高い目標を与え、それが達成できたら大いに褒めてやります。そして、部下のやる気を引き出したところで、さらに高い目標を与えるのです。その際、「絶対にやれる」という暗示をかけることが大切です。
人間は、「やれるかもしれない」と思ったときに、モチベーションが最大値に上がるものなのです。部下のやる気を引き出し、モチベーションを高める方策を考えることが、リーダーとしての最大の責務といっても過言ではありません。
※この記事は2014年01月05日に公開されたものです