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高良健吾 Special Interview

(C) 2013「武士の献立」製作委員会

大人を極めている人たちには
ちゃんと子どもの心がある

 

11月に、26歳の誕生日を迎えたばかりの高良さん。映画を中心にますますご活躍中ですが、今年公開のご出演映画だけでも、なんと9本!

「15歳の役のあとに、いきなり武士、みたいな(笑)。けど、そこに違和感はないんです。たくさん作品をやることがいいこととは思わないけど、切り替えに1カ月準備があろうと1日だろうと、自分の気持ちを持っていく事でしかないので。その役に対して準備するというよりは、毎日仕事だから普通に生きている中で常に何か準備してなくてはいけない。それが仕事だと思う。楽しいことだけではないし。でも幸せは感じます」

一つひとつの仕事に真剣で、見た目以上にエネルギッシュな高良さん。好奇心旺盛な性格は、子どものころから変わらないと言います。

「いろんなことに興味を持つところや、わくわくするところは幼稚園のころから変わってないですね。でも、昔は無意識にできたことが大人になるといろいろ気づいていくから、常に“意識すること”は必要だと思うんです。毎日が勝手に来るのではなく、自分たちから行かなくてはいけないと思う。ちゃんと大人を極めている人たちには、ちゃんと子どもの心があると思うんです」

今回も、時代劇というご自身の新境地を開いた高良さん。映画『武士の献立』について、「『加賀の誇りを料理で取り戻す』というセリフがあるんですが、相手を斬るのではなくて“おもてなし”というか、料理で誇りを取り戻すというのがおもしろいなと思います。チャンバラだけが、その時代のすべてではない」と、魅力を語ってくださいました。

(C) 2013「武士の献立」製作委員会

『武士の献立』
(配給:松竹)


すぐれた味覚と料理の腕を持つが、気の強さが仇となり1年で離縁された春(上戸彩)。加賀藩の料理方である舟木伝内(西田敏行)にその才能を買われ、息子・安信(高良健吾)の嫁にと懇願されて2度目の結婚を決意。舟木家は代々、藩に仕える由緒ある包丁侍の家。しかし、夫となる跡取りの安信は料理が大の苦手、しかも4つも年下。春は姑の満(余 貴美子)の力も借りながら、必死に夫の料理指南をはじめるが……。夫・安信とぶつかり合い、時にすれちがい、次第に心を通わせながら夫婦愛と家族の絆を深めていく、ユーモアあふれるヒューマンドラマ。加賀藩に実在した舟木親子が残す献立集をもとに、江戸時代の武家や庶民が実際に食べていた料理を、スクリーンで忠実に再現する。

●12月14日(土)より全国ロードショー。12月7日(土)石川先行ロードショー

▼『武士の献立』公式サイト
http://www.bushikon.jp/

※この記事は2013年12月13日に公開されたものです

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