育休復帰後、給与は変化した? 保育料はどれくらいかかる?
育休後、無事に職場復帰できても、時短勤務や子どもの病気による急なお休みなどで以前と同じように働くのはなかなか難しいもの。やっぱり、そのぶん給料も下がってしまうの!? 出産前と比較してどの程度の給料がもらえているのか、気になる実情を先輩ママにアンケート。毎月の保育料についても教えてもらいました。
「給与は変わらない」がもっとも多かったものの、「時短を使っていて、下がった」、「フルタイムで働いていて(残業なし)、下がった」と、下がった人が約4割という結果に。うち3割の人が時短勤務を利用し、その結果として給料が下がったこともわかりました。
給料が下がったことについては「時短かつ仕事量も抑えてもらっていたので、仕方がないと思った」(情報・IT/事務系専門職/10年目)、「しょうがないかなと思ってます。私的にはフルより短いほうが家のこともできて助かってます」(小売店/販売職・サービス系/8年目)など、“下がるのは当然のこと”“時短にしてもらってかえってありがたい”と前向きに受け止めている人がほとんどでした。
ただし、なかには「下がってとてもショック! ここまで下がるとは思っていなかった。これから産休に入る人は、どのくらい下がるのか調べておいた方がいいと思います」(情報・IT/クリエイティブ職/13年目)、「ただでさえ安いし、預ける時間も合わないので転職を検討」(医薬品・化粧品/技術職/10年目)など、“予想以上に下がった”“この額なら辞めたい”という声も。自分の会社ではどのくらいもらえるのか、あらかじめ調べておいたほうがよさそうです。
月の保育料は、「1万円以上~7万円未満」がボリュームゾーン。なかには「7万円以上~10万円未満」「10万円以上~15万円未満」がそれぞれ3%弱います。さらには「15万円以上~20万円未満」0.7%という人もいましたが、これは預けている子どもの数にもよるよう。
先輩ママの実感としては、「高い。時短で働いているとほとんど保育料に消える」(自動車関連/事務系専門職/9年目)、「保育料が高く、給与は時短で減ったのできつい」(金属・鉄鋼・化学/技術職/8年目)と“高い”と感じている人が多数を占め、「もっと保育料が安くなる制度があればいいと思う」(団体・公益法人・官公庁/事務系専門職/5年目)、「高い。所得によって金額が違うので不公平だと思った」(電力・ガス・石油/事務系専門職/15年目以上)などの声もありました。
その一方では「高いとは思いますが、保育士さんの仕事ぶりを見ていると、保育士さんの給料は安いと聞きますので、もっと給料を上げてあげたいなと思います」(小売店/販売職・サービス系/8年目)、「思ったより安いと思いました。『保育料で給料が全部なくなる』という話を聞いていましたが、そんなことはありません」(ソフトウェア/販売職・サービス系/10年目)といったコメントも。
確かに、時短勤務で給料は下がったうえに高額な保育料を支払うのでは、「何のために働いているの?」と悲しくなってしまいそう。でも、育児はいち時期のこと。時短勤務も保育料の支払いも数年で終わる、そうポジティブに捉えて、楽しく乗り切りたいものですね!
※『マイナビウーマン』にて2013年10月にWebアンケート。有効回答数143件(22歳~40歳以上の働く女性)。
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※この記事は2013年12月03日に公開されたものです