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専門家 マネープラン

一生「おひとりさま」を続けるとしたら、お金はいくら必要?

花輪陽子

恋愛、転職、結婚、出産……、さまざまなライフイベントに、マネーの悩みはつきもの。なかなか人には相談しにくいお金とライフプランのお悩みを、編集部が読者に代わり、FP花輪陽子さんにガチンコ相談!

花輪 老後にかかるお金として備える必要があるのは主に以下の2つです。

(1) 定年を迎えてから、年金がもらえるまでの間の生活費
(2) 65歳以降の年金不足額

(1) と(2)の合計額が老後の生活費ですが、退職金や預貯金があれば、合計額から差し引くことができます。

また、年金がもらえる65歳まで働けば、(1)は月々の給料からまかなうことができるので、その分、老後の貯蓄は少なくてすみます。総務省の家計調査によると、ひとり暮らしの年金生活者が年金などの収入ではまかなえない不足額は平均約3万円。65歳まで元気な女性の平均余命は約24年なので、「3万円×12カ月×24年=約864万円」という計算に。だいたい生活費として1,000万円、病気になったときなど、いざというときのために予備費に500万円ほど用意しておくといいでしょう。ただし、加入している年金が厚生年金ではなく、国民年金の場合は支給される年金額が少なくなります。標準的な老齢厚生年金額は月16万程度(ボーナスを含んだ1カ月当たりの平均収入36万円で40年間働いた場合)なのに対して、国民年金の老齢基礎年金額は満額で6万5000円程度です。フリーランスの場合は会社員の倍程度の貯蓄をしておく必要があります。

編集部 まずは1,500万円を目標とした場合、どれくらいのペースで貯めていけばいいのでしょうか?

花輪 はちべえさんと同じくアラサー女性であれば、今から定年までの30年間でコツコツ準備する場合、年間50万円がひとつの目安になります。まず、月々の生活費の中から使いすぎてしまっている項目を洗い出し、貯金ができるよう、予算を立て直しましょう。

編集部 たとえば、はちべえさんの場合だと、どこに注目するのがいいでしょうか。

花輪 生活費に占める割合が大きいのは「家賃」と「交際費」ですね。現状だと、家賃が手取りの4割弱を占めている上、友だちとの外食やレジャーにもかなりお金をかけている様子がうかがえます。とくに、後者については手取り月収が40~50万円ある人と同じぐらいの金銭感覚になってしまっているのが気がかりです。

編集部 そんなに予算をオーバーしてしまっていますか……。

花輪 交際費は多くとも、手取り月収の15%以内におさめたいですね。

編集部 はちべえさんの場合、人づき合いはなるべく減らしたくないという思いが強いようです。とくに、趣味のスノーボードや夏の旅行は一緒に行ける友人がいるうちは行きたいと思っているとか。結婚したり、子どもができたりすると遊びに行けなくなるから、今のうちに……ということのようですが。

花輪 交際費の使い方を見ていると、少々“寂しがりや”の傾向が強い様子もうかがえますね。友だちと過ごすのは楽しいものですが、一時的な楽しみに過ぎないのであれば、その分を将来のための貯蓄にまわすという考え方もあります。“今”と同じくらい、将来にも関心を持つと、お金の使い方が変わってきますよ。

大人だからこそ気をつけたい、寂しがり浪費!

人づき合いに投資するのも大切なお金の使い方です。でも、収入に見合わない支出は、投資ではなく単なる浪費なので要注意。「ひとりだと不安だから」「ケチだと思われたくないから」と背伸びをしてしまうと、いつまでたっても貯金ができるようにはなりません。一年に一回は人付き合いのスタイルやお金の使い方を棚卸しし、今の自分の見合った人づき合いができているかどうか、振り返ってみることをオススメします。(花輪陽子)

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