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失敗したことを気楽に言う上司の心理「オープナー」とは?

上司の性格も人それぞれ。絶対に自分のミスを認められず、時には部下になすりつける上司もいれば、難なく自分のミスを認めて謝罪をする上司もいますよね。出来れば、良い上司に巡り合いたいものですが……。この違いはどこから発生するものなのでしょうか。

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それぞれの心理について紹介します。

ミスを認めない上司

まだまだ非常に多いタイプの上司です。自分のミスや失敗を、部下の前で認めることが出来ません。これは「弱みを見せたら、部下に付け込まれる」という心理が働いているからです。「自分は上に立つべき人間で、部下になめられては仕事にならない。

だからこそ、弱みを見せるわけにはいかない」という考えですね。ミスを認めないことが、上司と部下という関係性を持続するために重要なことだと、信じているのです。

ただし、自分の本音を隠す上司に、部下が心を開きやすいわけがありません。コミュニケーションが上手く取れず、却って関係性にヒビが入ってしまうケースも少なくないよう。現代では「あまり優れていない上司」に分類されてしまいます。

敢えてミスを話す上司

逆に、敢えて自分のミスを部下に話すタイプの上司も居ます。こうしたタイプの上司は、自分のミスを、ユーモアを交えて話すコツを心得ています。自分の体験を素直に部下に話したところで、「なめられるわけがない」という確固たる自信を持っているのです。

円滑なコミュニケーションの中、時に自分を反面教師とし、部下への支持、指導を行います。まず自分からミスや失敗を素直にさらけ出すことで、部下のミスや失敗、相談を聞きやすい雰囲気を作り出すのです。

オープナーとは?

後者の上司のタイプを、心理学の言葉で「オープナー」と言います。人の話に耳を傾け、相手の自己開示を引き出すのが得意な人のことです。相手の気持ちに寄り添った対応をしてくれるので、自然といろいろなことを相談したくなります。

強引に集団を引っ張っていくタイプの上司ではありませんが、社内の人間関係を強く結びつけることで、より仕事のしやすい環境を作ることができます。今、需要が高まっている上司のタイプだと言えるでしょう。

上司が部下に、自分のミスや失敗談を話すのは、自信の表れであるとも言えそうです。相談しやすい雰囲気を持つ、理想の上司だと言えそうです。

※この記事は2013年11月11日に公開されたものです

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