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自分の席から部下を呼ぶ上司の、内面「自分に自信が無い」

「おーい、ちょっと!」と、自分の席から部下を呼ぶ上司、あなたの周囲に居ませんか? 呼ばれるたびに、席を立ち、上司のデスクまで行って指示を聞く……。正直ちょっと面倒だなぁ、なんて思っている方もいるのでは?

【あなたの上司は何タイプ? “叱り方”からわかる「上司の心理」】

 実は、自分の席から部下を呼ぶ上司には、こんな心理があるようです。

上司の縄張り

上司のデスク、そこは上司の縄張りです。会社の中で、自分が自分らしくいられる場所だと言えるでしょう。誰かと対峙するときには、自分の土俵で勝負したほうが有利です。緊張感を持たず振る舞うことが可能で、相手よりも心理的優位に立つことが出来るからです。

自分の席に部下を呼ぶ上司からは、自分の縄張りに部下を呼びつけることで、主導権を握り心理的優位に立とうとしている様子が窺えます。

隠された心理とは……

なぜ、上司は部下よりも心理的優位に立とうとするのでしょうか。実はそこには、上司自身が抱える「自信の無さ」が表れていると考えられます。「相手の土俵で勝負をすると、負けてしまうのでは……」という不安があるからこそ、自分の縄張りまで人を来させたがるのですね。

また、自分の役職にこだわりを持っているケースも多いです。自分と相手の立場を分からせ、自分が主導権を握り、場をコントロールしようとします。

役職重視で上から目線!というのが、「呼びつけ上司」の印象ですが、心の中には「自分の立場を守りたい!」という弱さが隠れているようです。このタイプの上司と上手くやっていくためには、敢えて相手に主導権を握らせておくのが良いでしょう。

どうしても自分の意見を通したい場合には、上司よりもさらに上の役職の方の意見を取り入れ、反論するのが効果的です。

出来る上司は使い分ける!

部下の席まで出向き、支持をする上司は、自分の縄張りにこだわりません。自分の意見に自信を持っているため、縄張りに閉じこもる理由がないのです。また、相手を委縮させず、良い仕事をしてもらうために、あえて部下の縄張りへと出向くこともあります。

部下とのコミュニケーションが得意で、仕事が出来る上司だと言えるでしょう。

ただし、そんな上司でも、自分の席に部下を呼びつける場合もあります。それは、敢えて自分の縄張りで相手に伝えたいことがある場合です。相手の状況、気持ちを考慮して、「より相手に効果的に伝わる行動」を選択します。

結果を出して、上司の気持ちに応えるのがベストだと言えるでしょう。

あなたの上司はどちらのタイプですか? 上司のタイプに合わせて、自分の行動を選択することで、より上手くやっていくことが出来るのではないでしょうか。

※この記事は2013年11月11日に公開されたものです

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