家事代行の新プラン、「産前産後応援プラン」は妊産婦の救世主となるか？

女性の社会進出やライフスタイルの多様化により、家事代行サービスを利用する人が増えています。多様化が進む中、妊産婦にスポットを当てたサービスが注目を集めているとか。家事代行サービスは妊産婦の救世主となるのでしょうか？

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■普通の家事代行サービスとどこが違うの？

ダスキンでは、10月1日から新たに「産前産後応援プラン」を導入しました。「子育て」という次のライフステージに進む女性をサポートしてくれるそうですが、いったいどのような内容なのでしょうか。ダスキン メリーメイド開発部 サービス開発室の産前産後応援プラン担当・有馬奈歩さんに話を聞きました。

ダスキン メリーメイドの家事代行サービスは、「掃除」「家事全般」「収納」に分かれているとのこと。この「掃除」と「家事全般」について、出産前と出産後に便利な家事代行サービスに特化したプランとして、以下の3種類を提示しているそうです。

○マタニティママ応援プラン（家事）

1回2時間で、お買い物、お掃除、お洗濯、布団干しなどをお手伝い。つわりのつらい時期や、お腹が大きくなって思うように家事ができないときなどに、希望の日程で利用可。
標準料金（東京）：8,400円×6回

○ウエルカムベイビー応援プラン（掃除）

キッチン、浴室または洗面所とトイレ、寝室、リビングの各1カ所を徹底的に掃除。出産後、赤ちゃんをキレイなお部屋で向かえる準備のサポート。
標準料金：35,910円

○ビギナーママ応援プラン（家事）

1回2時間の時間内で、おむつやミルクのお買い物、赤ちゃんの衣類別お洗濯、床の拭き掃除など、定期的な家事の手伝い。
標準料金（東京／定期利用時）：8,400円　※ママの誕生月は、1回の定期料金が4,200円

妊娠後の家事や掃除を「マタニティママ応援プラン」で、出産直前の掃除は「ウエルカムベイビー応援プラン」、そして出産後の家事を「ビギナーママ応援プラン」で、それぞれサポートしてくれます。電話かWeb、もしくは店舗に問い合わせをすると、折り返し連絡が来て日程を調整したのち、お店の担当者が自宅に来訪します。

「利用者の要望や家族構成、掃除の頻度、よく使う場所などの現状をヒアリングしたのち、実際の作業日を決定します」（有馬さん）

■かゆい所に手が届く？　産前産後のママをサポート

ダスキン メリーメイドに限らず、従来の家事代行サービスでは定期契約を結んで利用するケースが多く、単発の利用は割高になっていました。しかし、妊娠中の女性は突然体調が悪くなったり、いつ家事代行によるサポートが必要なったりするかはわからないもの。

そこで、「マタニティママ応援プラン」では、定期契約の料金で単発利用できるようになっています。

また、産まれてくる赤ちゃんのために、特にキッチンや浴室などの水まわりは清潔な状態にしておきたいもの。旦那さんにお願いするのももちろんアリですが、自分ではなかなかできない細かいところまで清掃をしておけば、安心して出産の日を迎えられそうですね。

とは言え、「見知らぬスタッフを家に上げるのは不安」という声もあるでしょう。ダスキン メリーメイドでは、「家事全般を行うサービスは、スタッフを担当制にしており、毎回同じ人が訪問することで信頼関係を築けるよう努めている」とのこと。

サービス導入から間もないため、実際の利用者からの声・反響などはこれから収集していきたいということです。

■家事代行サービスの利用をためらっていた人へのきっかけに

産前産後応援プランを導入した経緯について、有馬さんは「サービスの特長や利用法など、具体的なイメージを私たちから提案することで、これまで家事代行サービスを利用したことがない人にも気軽に利用してほしい」とその背景を話してくれました。

実際にこのプランを導入する以前から、「出産前に一度きれいにしておきたい」というニーズが多かったことがヒントになったそうです。

ダスキン メリーメイドでは今後、ワーキングマザーへ特化した応援もできるようなプランを研究し、働くママも含めた応援をしていきたいとのこと。まだ経済的に余裕のある人の利用が多いのが現状ということですが、妊娠・出産という大きなライフイベントに、備えあれば憂いなし。

産まれてくる子どもへのプレゼントとして、また仕事に家事にとがんばった自分へのご褒美として、利用してみてはいかがでしょうか。

ダスキン　家事の代行サービス
http://www.duskin.jp/service/merrymaids/index.html

(OFFICE-SANGA　鈴木亮介）

※この記事は2013年11月08日に公開されたものです