残業して欲しい時などに最適な言い方とは?「丁寧にねぎらう」

今日は仕事が詰まってるから残業してほしいなぁ…でも反応が怖くて言いにくい。こんなとき、どのような切り出し方をすれば快く残業をしてもらえるのでしょうか?ほんの少し言い方を変えるだけで大丈夫なんです。
【部下のNG、上司のNGマナー「部下:支払いを間近で見る」「上司:お前の代わりはいくらでもいる」】
高圧的な言い方は反発を招く
部下に残業を頼むとき、「こいつは俺の部下なんだから俺の命令には従って当然だ」と言わんばかりの高圧的な態度で「おい、今日は残業していけ」などと言っていたら、表面上はしぶしぶ従っても、部下の心の中には不満の嵐が吹き荒れます。
部下は確かに上司よりも下の立場ですが、かといって部下の気持ちを無視して自分の所有物のように扱っていいわけではないのです。媚びる必要はありませんが、頼みごとをするのだということを念頭に置き、丁寧な態度で接するようにしましょう。
他にも、例えば、コピーをとってもらうという場合にも「これ、コピー1部」などとえらそうな態度でやらせていては部下の不満はくすぶるばかり。「手があいたらでいいからコピーを1部お願いできるかな」というように丁寧に頼むと喜んでやってくれる可能性も高くなるでしょう。
ねぎらいの言葉
部下に残業をしてくれといきなり切り出す前に、まずは「今日もご苦労さん。いつも助かるよ」などのねぎらいの言葉をかけるといいでしょう。
部下はどんなに些細なことでも上司から褒められると嬉しいものです。そうして二人の間にいい雰囲気を作ったところで「せっかく帰れるところなのに悪いんだけど、できたら少しだけ残業してくれないかな?」と切り出すと「いいですよ!」と言ってもらえる可能性が高くなります。
好意の返報性
人は、相手から好意を示されると嬉しくなり、自分も同じように好意を返そうとします。これを「好意の返報性」といいます。日頃から部下への接し方に気をつけていい関係を築いておくと、急な用事を頼みたいなど万が一のときに、「あの人の頼みなら仕方ない」と快く助けてくれるようになるでしょう。
※この記事は2013年10月16日に公開されたものです