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自分の提案が劣っていても、出来る交渉のやり方とは?「雑音がうるさい部屋で行う」

ライバルに比べて明らかに劣っている自分の提案。なんとかして提案を通したいけれど、この不利な状況を有利に持っていくには一体どうすればいいのでしょうか?鍵は「雑音」にあったのです。

【映画館で他の観客にされてイラッとくる行為1位は「上映中のおしゃべり」2位「座席蹴る」】

提案に自信がないときに使うと効果的

人は、静かな環境では物事に集中することができても、ザワザワと落ち着かない環境ではなかなか物事に集中することができません。

そのため、普通交渉をするときはできるだけ静かな邪魔の入らない場所を選ぶものですが、自分の提案が他社に比べて明らかに劣っていて、じっと集中してじっくり検討されてしまうと不利だというときには、逆に雑音だらけの場所で交渉に臨むと形勢を逆転する可能性が出てきます。

相手は周りがうるさくて冷静に考えることができないので、あとは言葉を使ってどんどん提案をアピールしていけば、「じゃあ君のところで契約しようか」となることもあるのです。

雑音を利用する

「雑音」というと邪魔なものという意味で使われることが多いのですが、時と場合によってはこれほど強い味方もいません。

なぜなら、雑音は人の集中力を奪い、思考をかき乱してくれるからです。静かな場所で考えれば間違わないことも、うるさくてイライラする場所ではとても冷静に考えることなどできずつい判断を誤ることがあります。その隙をつくことで勝負に勝てる確率が上がるのです。

心理学の実験

このことについて心理学で実験をしてみた結果、人は雑音がある場所では思考が妨げられ、物事を深く考えられずにおおまかな判断をしてしまうということが分かりました。

「音」というものには、時には人生を大きく狂わせるような間違った判断をさせてしまう力もあるんですね。

こちらが提案して交渉に臨む場合には有利に働きますが、逆に自分が重要な決定をしなくてはいけないような場合には、相手がもし騒がしい場所を指定してきたとしても、静かな場所へ移動するようにしたほうがいいかもしれませんね。

※この記事は2013年10月16日に公開されたものです

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