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3タイプ別! 相手を納得させる、効果的な交渉術

気弱ですぐに本心が見抜かれてしまう。または、相手の強い押しにすぐに負けてしまう。そんなことはありませんか? 交渉が苦手なタイプなら、ぜひ効果的な交渉術をチェックしてみてください。意外と簡単に、交渉テクニックが身につけられることもあるのです。


自尊心が強いタイプとの交渉は、用意周到に。また相手に選ばせるのもポイント

自尊心が強く、相手を上から見て物事を考えるタイプとの交渉は、「こちらも侮れない相手」だということをアピールすることが大事です。そのためには相手以上に用意周到に下調べを行っておき、資料を完璧に用意しておき、突っ込まれる隙(すき)を相手に与えないことが大事です。弱気さや臆病さは封印して、自信を持って交渉しましょう。

また交渉の場では、こちらで確実に「できる」という案を絞り込んで提案を行い、相手に選択肢だけを与えるようにすると、「自分に選ぶ権利がある」という相手の自尊心を満たしてあげながら、思うような交渉を進めやすくなります。

神経質なタイプとの交渉は、情報を開示すると同時に、タイミングにも要注意

神経質ですべてを把握しておかないと安心できないというタイプの相手には、相手が納得するまで情報を開示してあげ、根気強く交渉にあたることが大切です。また、神経質な相手には、情報を出すタイミングにも注意しておくことが大事です。なぜなら神経質な相手は、最初から相手の出す提案を疑ってかかっているからです。

たとえば、よい情報と悪い情報があるとするなら、悪い情報を先に与えておき、よい情報を小出しにして与えるようにすると効果的です。相手の拒絶反応が、徐々に慎重な反応へ、慎重な反応が前向きな反応へと、ゴールへ向かって段階的に和らいでいく効果が期待できるからです。

周囲に決断を委ねるタイプとの交渉は、社会や世間を引き合いに出す

家族や会社、または友人・知人などに聞いて相談してからでないと、決定的な判断ができないタイプとの交渉は、「今、流行でみんなが選んでいる」ことや、「ほかのみんなも同じものを選んだ」など、社会や世間を引き合いに出して交渉を進めるのが効果的です。社会や世間と足並みがそろう行動であれば、単独での決断がしやすくなるからです。

また、このタイプとの交渉は、こちら側の都合のいいことばかりを押しつけると、早々に逃げられてしまうことが多くあります。長期的な取り引きを視野に、利害関係のバランスがとれた提案をし、良好な関係を築き上げていくように接すると、交渉がまとまりやすくなります。

交渉は、お互いにとってメリットが十分確保できるように、話し合いを進めていくことが、一番の理想です。自分も満足し、相手も満足できるような交渉術をぜひ身につけてみてください。

※この記事は2013年07月17日に公開されたものです

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