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初対面での失敗を挽回する方法とは?「インパクトのある親近効果で上塗り」

初対面の相手に会う時は、少しでもいい第一印象を持ってもらうために努力する人が大半だと思いますが、場合によっては準備なしで誰かと会わなくてはならなくなったり、初対面の人の前で、大きな失敗をしてしまったりする時もあります。

初対面でのこんな失敗をどうすれば挽回(ばんかい)するには、一体どうすればいいのでしょうか?

「覆水、盆に返らず」。まずは「失敗したこと」を受け止めよう

初対面で失敗してしまった時、失敗したことを受け止めたくなくて、つい相手のことを「器の小さいやつだ」とか、「人を見る目がないやつだ」とか思ってしまいがちですが、この感情をクリアしないと次の関係づくりには進めません。

まずは「失敗した」ことを素直に受け止めましょう。そして前向きに、どうすれば「よい印象を持ってもらえるか?」という考えに集中しましょう。後ろ向きな感情が残っていると、また同じことの繰り返しになります。まずは、前向きに。

「初頭効果」をくつがえすには、「親近効果」が一番!

「初頭効果」とは、最初に持った印象がずっと後まで続く効果のことで、「第一印象がすべて」と語られやすいのもこの「初頭効果」に原因があります。つまり初対面で失敗してしまったということは、「初頭効果」によって、後々までその人に悪いイメージを持たれてしまいやすいということなのです。

この「初頭効果」をくつがえすことができるのが、「親近効果」です。「親近効果」とは、一番新しい情報や印象が心に残り、ずっと後まで続く効果のことです。例えば家電メーカーの最新機械が、その家電メーカーのブランド・イメージを形づけるように、最新の情報で印象を上塗りしていくのが「親近効果」です。

「親近効果」はインパクトがないと、「初頭効果」を上塗りできない!?

ただし「親近効果」には弱点があります。それは、強いインパクトがないと「初頭効果」を上塗りすることができないという点です。例えば老舗の和菓子店がいくら洋菓子を売り出しても、それが印象に残らなければ、「老舗の和菓子店」というイメージはくつがえりません。

しかし、もしその洋菓子が全国的に大ヒットすれば、「大ヒット洋菓子を作った店」というイメージに、記憶が塗り替えられます。人の場合も同様です。最初のイメージをくつがえすには、より強いインパクトの「親近効果」を狙う必要があります。

インパクトづくりには、ギャップを利用しよう

初対面で「気が強い人」や「傲慢(ごうまん)な人」と思われたなら、謙虚で、気配りや思いやりのある姿勢を見せ、「清潔感がない人」や「だらしない人」と思われたなら、さわやかな服装や印象を心がけるなど、とにかく初対面で与えた印象と、正反対な印象をキープし、相手に与えるようにしましょう。

「第一印象と違う?」と感じさせることができれば、「親近効果」でイメージを上塗りしやすくなるからです。

初対面で失敗してしまうと、立ち直れないほどショックを受けるものですが、人の印象は変わっていくことがあります。ぜひあきらめずに、「親近効果」を使って、今までの印象を上塗りし、新しい自分を演出していきましょう。

※この記事は2013年10月14日に公開されたものです

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