褒め言葉が出ない時の対処法とは?「理解できなくても『すごい』と言う」

相手が自慢げに「すごいでしょ!?」と見せてくれたものや、言葉に対してとっさに褒め言葉が出てこない。こういうこと、よくありますよね。価値観がちがうからといってもやはり気まずいもの。うまく切り返すにはどうすればいいのでしょうか?
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感動を伝える
「どうです、すごいでしょう!」何を描いてあるのかさえよく分からない絵画を手にして、目の前の相手は満面の笑み。でも、これのどこがすごいの?
どこをどう褒めればいいのか分からない…。そんなときは、ひたすら大げさに感動してみせるのが無難です。こちらは何の価値も感じていなくても、相手にしてみればそれはとても価値のあるものなのです。間違っても、本音を口走ってはいけません。
「本当にすごいですね。いいものを見せていただいて勉強になりました!」というように、本心は隠して、相手が喜ぶような自尊心をくすぐる言葉を言って場を盛り上げましょう。特に相手が目上の人の場合は、プライドを傷つけてしまうと後が厄介なので注意が必要です。
理解できなくても「すごい」と褒めておく
いきなり自作の小説を突き付けられ、「どう?すごいでしょ!読んで感想を聞かせてくれない?」などと言われたらどうしますか?
突然のことにびっくりして、戸惑ってしまう人が多いのではないでしょうか。仕方なく読み始めてみても、全く意味の分からないSFもので感想どころか内容を理解することすら無理。でも、相手は目を輝かせて自分の答えを今か今かと待っている…。
こんなときは、無理に内容を理解しようとしなくてもいいのです。相手も本心でそこまで求めているわけではなく、ただ「すごいね。こんなこともできるんだね」と言ってほしいだけなのですから。
要は、相手の自尊心を傷つけないような言い方をして、さりげなくその場を流してしまえばいいのです。逆に絶対にやってはいけないのは、「ごめんなさい、あんまりおもしろくないわ」というように本音を言ってしまうことです。これをやってしまったら最後、相手との関係が修復不可能になってしまう可能性も大アリです。
ただし、相手が真剣に批評を望んでいるのなら、その場合は思ったことをそのまま話してあげたほうが親切で、適当に持ち上げてやり過ごそうとすればかえって相手を怒らせることになるので、見極めが肝心です。
※この記事は2013年10月10日に公開されたものです