お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

ファイナリスト8名の作品を展示「日産アートアワード2013展覧会」11月4日まで

グランプリ受賞者 宮永愛子氏「手紙」(撮影:木奥恵三氏)

日産自動車は、神奈川県横浜市のBankART Studio NYKにて、「日産アートアワード2013展覧会」を開催中。会期は11月4日まで、開館時間は11:30~19:00、入場無料。

【誰でも巨匠になれる!新感覚の塗り絵「ヌリナビ」から「ゴッホ/ひまわり」ほか登場】


同賞は同社が今年創設したものであり、同展覧会ではファイナリスト8名の作品を展示している。9月25日に同会場で実施された最終審査会の結果、「手紙」という作品を制作した宮永愛子氏がグランプリに選出。

宮永氏には、賞金500万円と日本を代表する現代美術家、名和晃平氏による制作のトロフィーが授与された。

同作品の室内の展示空間には、赤い蝋で空気穴を封印した透明樹脂のトランクが3つ配置されている。海へ向かう風除け室にあるのはナフタリンの白いトランクで、ゆっくりと昇華し、形を変えて白い結晶を結び、昼と夜、異なる表情をガラスに映しだす。

また、審査の過程で非常に評価の高かった西野達氏(ペリー艦隊)には、審査委員特別賞が授与された。西野氏によれば、「アートとは、日頃見慣れたものを別の角度から見せる、あるいは別の意味を与える作業」であり、トイレを場の中心にし、脇役という位置づけから主役へという位置と意味の逆転を通して、アートを達成しようと考えているとのこと。

審査員特別賞 西野達氏「ペリー艦隊」(撮影:木奥恵三氏)

※この記事は2013年10月07日に公開されたものです

SHARE