相づちの打ち方で相手の心情が見える「バリエーションが豊富:理解している」
会話をスムーズにすすめるために聞き手が行う「相づち」。話し手に聞いていることの意思を伝える意味で使われますが、人によってその打ち方はさまざま。そこで今回は、相づちの打ち方からその人の性格や心情を読み取ってみましょう。
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良い相づち、悪い相づち
相づちはバリエーションが豊富なので、話の邪魔をしないように区切りのいいところでさりげなく入れる必要があります。逆にこれらのバリエーションで、相手の関心がどの程度かも判断できます。
・同調……「うんうん」「ええ」「そうですね」「なるほど」など。一番よく使う言葉。
・驚き・共感……「素晴らしいですね!」「本当ですか!?」など。話し手を立てるように気持ちをこめたものだとお互いの関係もよくなります。
・話を促す……「例えばどのような?」「その後の状況は?」など。話をふまえさらに詳しく知りたい場合などに。やりすぎると質問攻めのような状況になることも。
ちなみに話すことをやめてしまうような否定的な相づちはNG。「それは違う。」「それよりも……」といった感じで返してしまうと、自分の意見をぶつけてしまい、スムーズな会話ができなくなります。討論する場合でもお互いの話をしっかりと聞いた上で対応することが望まれます。
相手の対応で、自分の話の質をチェック!
・大げさなうなずきをする、せわしなく相づちを打つ……会話に積極的で自己主張が強めなタイプ。聞き手役が終われば自ら率先して話し手に回る場合も。
・相づちは少ないがバリエーションが豊富……話し手の内容を頭で考えつつ理解しているタイプ。その内容から自分の知識を付け加え、会話中に新たなアイデアが思いつくことも。
・相づちが少なくバリエーションも少ない……話に関心がなく、聞き流している。話の最中にこのような様子が見られた場合は、内容に不満があったり、眠くなったり、他のことに気をとられていることも。
話を聞いてほしいなら、自分もしっかりと聞くこと
聞き手の相づちがイマイチだと感じる場合は、まずは自分が相づち上手になって、相手の話をよく聞くようにしましょう。そうすれば相手はあなたへの印象をよくし、話を聞いてくれやすくなります。中には話すのは得意だけど聞くのは苦手という人もいるので、相手の性格を相づちで見極めながら、良い関係を築いていきましょう。
※この記事は2013年10月06日に公開されたものです