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相手の記憶に残るための方法

聞く人の心に訴えかけるような話をするためには、要点を絞って分かりやすく、簡潔にまとめることが大切です。

【手書きのひと言は好感度大!? もらってうれしかった一筆メッセージ】

何を言いたいのか分からないような話を長くだらだらと続けても、相手の印象には残りません。では、なぜ簡潔にまとめたほうが記憶に残るのかご紹介します。

サブリミナルメッセージ

オランダのグローニンゲン大学のD・ステイペル博士の研究では、サブリミナルメッセージがより効果的に働くためには、できるだけ話を短くまとめて提示するほうがよいとされています。

サブリミナルメッセージとは、通常、人間が明確に認識している意識より奥の部分、いわゆる潜在意識に働きかけるメッセージのことです。潜在意識を目覚めさせるには、サブリミナル効果と呼ばれる人間が感じることのできる最低のラインの刺激強度よりもっと低い強さで提示される刺激を繰り返し与えていくことです。

できるだけ短いメッセージにすることで、サブリミナルメッセージはより効果的に人間の潜在意識に訴えかけます。

リンカーンの演説

第16代アメリカ合衆国大統領であるエイブラハム・リンカーンが行った演説の中で最も有名なのが、1863年11月19日にペンシルベニア州ゲティスバーグにある国立戦没者墓地の奉献式において行った「ゲティスバーグ演説」です。

この演説は、なんとたったの2分間という短さでしたが、世界中の人の心に強い印象を残し、そのときに生まれた名ゼリフ「人民の人民による人民のための政治」は、今も尚、民主主義の本質を語ったものとして語り継がれています。

印象的なキーワードを散りばめながら簡潔に述べる

人の心に訴えかけ、強い印象を残すためには、なるべく短い言葉の中に印象的なキーワードを散りばめることが大切です。

言いたいことがうまくまとめられず無駄にだらだらと長い言葉は、聞く人の脳を疲れさせ、何を聞いていたのかほとんど覚えていないという結果を招いてしまいます。これではわざわざ話をした意味がありませんね。

有名企業の企業メッセージ(たとえばお口の恋人ロッテなど)は、実にうまく消費者の心をつかみ、企業イメージを植え付けることに成功しています。

※この記事は2013年09月27日に公開されたものです

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