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月経はからだのバロメーター。記録メモこそがモノをいう!

 

メモ

私たち女性が自分のからだの内側を知るうえで、最も重要なのが、月経周期の記録をとること。これって簡単にできるのに、意外としていない女子が多いよう。「月経の周期こそ、からだのバロメーター。月経が始まった日から終わる日をつける、出血量の変化や気がついたことをメモするだけ。これだけで、からだの変化がわかる。記録をつけることは、自分のための必須項目と思って!」とよしの女性診療所、吉野一枝院長。携帯アプリなどを利用するのも手です。個人差はありますが、正常な月経周期は25~38日。毎月の記録を比べていれば、「前回より長引いた」「やっぱり量が多くなってる!」などの変化が一目瞭然。気になることがあれば、それを持って、婦人科系クリニックに相談しましょう。

 

基礎体温を測って月経リズムを把握しよう

 

女性ホルモンのバランスをチェックするには、基礎体温をつけるのが効果的。基礎体温というと、妊娠を予定している人が測るものと思っていませんか? 体温を測ることで、月経のリズムがわかり、ダイエットや美肌にも役立ちます。月経リズムは、大きく低温期と高温期の2期で、体温が異なることが大切。排卵後は高温期が10~14日間続き、月経が始まると体温は低い状態が続きます。高温期と低温期の差は、通常は0.3~0.5℃。また、最低体温が36℃を下回ると、ホルモンバランスが崩れている可能性が。月経後から排卵までの約1週間は代謝が上がりやせやすい時期、排卵日から1週間は代謝が下がり肌のトラブルも起きやすい時期。月経リズムを把握すれば、効果的なダイエットも!

 

女性のからだにいい生活は? 乱れたら週単位で修正を

 

「ホルモンバランスを整えるためにも、毎日の生活習慣を見直してみて」と吉野院長。バランスのいい食事、適度な運動、そして質のいい睡眠。この3つを毎日続けられているか。特に、30代女子は忙しいせいか、食事に偏りがある人が多いといいます。「私たちのからだは食べ物でできているという意識を持って。平日外食が続いたら、休日に野菜をたっぷりたべる、という具合に週単位で修正を」(吉野院長)。日々食事のことばかり考えると、かえってストレスになるので、週単位で調整するぐらいの気持ちでいいといいます。読書が好きな人は本を読み、カラオケで発散する人はカラオケへ。好きなことをする時間を持つこともストレス発散の近道です。

(取材協力:吉野一枝、文:中能泉)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.08.02)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

■先生 吉野一枝院長(よしの女性診療所)

産婦人科医。会社員生活を経て30代で帝京大学医学部に入学。卒業後、東京大学医学部産婦人科をはじめ、数々の病院勤務を経て、2003年に開院。臨床心理士の資格を持ち、女性特有の不調や病気の治療のみならず、さまざまな悩みや不安にも対応している。

 

■ライター 中能 泉(なかよくオフィス)

エディター。女性の健康・美容を主なフィールドとするが、男女問わず健康・医療・美容全般が得意分野。雑誌、書籍の企画・編集も多数。WEBマガジン「なかよく通信」www.naka-yoku.comでは、女性のための耳よりな健康美容情報をゆるりと配信中。

 

※この記事は2013年09月17日に公開されたものです

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