異色の友人関係「ママ友付き合い」で、すべきこと&絶対やってはいけないこと
“友”という字がつくとはいえ、ママ友は異色な友人関係です。共通点は「母親」というだけで、ライフスタイルや価値観、年齢もバラバラ。「子ども絡み」ということも起因し、今までの友だち付き合いとはちがい、気を遣う必要が出てきます。
【ママになった女友だちとの友情は消滅するのか?⇒】
そこで今回は、筆者の身の回りのママに、ママ友付き合いで最低限気を付けるべき点をインタビューしました。
その1:距離を縮めるには2倍の時間をかけて
9カ月の子を持つ新米ママEさん(27歳)。支援センターで話しかけてきたママ友と仲良くなり、よく遊んでいました。
「ある日、『本当に良いから使ってみて』と、高額な化粧品を勧められました。何も疑わずに購入しましたが、後日旦那に話したところ、マルチ系商品だと判明したのです」
そのママ友は、穏やかで親切な人柄だったとか。マルチ系商品と判明するまで、商売目的だとはまったく気づかなかったそうです。
ほぼ毎日顔を合わせる会社の同僚と比べれば、ママ友は会う回数や時間も少ないですよね。仲よくなったつもりでも、相手の素性はわかりにくいもの。早いうちから信用しすぎたり、何でも話さないこと。いつもの2倍は時間をかけて距離を縮めましょう。
2:プライベートは「聞く」より「待つ」
1歳の子を持つYさんは、支援センターで出会ったママ友にビックリ!
「まだそこまで仲よくないのに、旦那の月収やボーナスなど、プライベートな話まで細かく聞かれて困りました。どんなに親しい相手でも、話すのはためらいます」
ほかにも「持ち家か、賃貸か」など、プライベートな話に踏み込まれて戸惑ったという話は何件もありました。2人の子を持つKさん(33歳)は、はじめからこう決めているそう。
「何でもズケズケ聞いてくる人には、最初から心の壁を作っちゃいます。何かとトラブルが起きそうなので……」
相手の気持ちを考えることができない人だと、ほかのトラブルも起こりそうだと思われるもの。プライベートは「聞くものでなく、本人が言うのを待つもの」です。とくに旦那さんの話や家の購入、お金関係、義実家関係などは、ズケズケと聞かない方が良いでしょう。
3:否定話はしない
1歳半の子を持つCさん(28歳)からは、こんなエピソードが。
「『今時働いたことがない人はいない』と話していたら、その場にいたママのひとりが、大学卒業後、働かずにすぐ結婚した人でした。気まずかったです……」
価値観やライフスタイルはてんでバラバラなのがママたちの世界。これらを否定した発言は止めておきましょう。同じく年齢もちがうのがママ友というもの。Cさんは思わずヒンヤリした経験があるそうです。
「『28歳なんて若くないですよ~』と言ったら、みなさん30歳以上のママでした。空気が冷たく感じました……」
年齢に関する話も慎重に。今は30代後半のママも多いことを、わきまえておきましょう。
■4:噂話や悪口からは逃げよう
幼稚園でママ友グループができたMさん(31歳)によると、「グループではさらに気を遣うべき」とのこと。
「ママ友からほかのママの悪口を聞いて流していたのですが、後日私が言ったことになっていました。悪口を言っていたママが私のせいにしたそうなんです」
聞いていただけで加害者にされるなんて、怖いですし困りますね。噂話や悪口の多い人からは、逃げておいた方が良いでしょう。
今回挙がったものでも最低限ですから、ママ友付き合いは難しいですね。しかし中には本当に信頼できる人もいますから、じっくり距離を近づけていきましょう。
(OFFICE-SANGA 宮野茉莉子)
※この記事は2013年09月10日に公開されたものです