出産後の不安を解消! 育児休業中の収入は? 保育園探しでやるべきことは?
育児休業中は、家で赤ちゃんと過ごす時間を楽しみつつ、仕事復帰のための準備もきちんとしておきたいもの。育休についてと、保育所探しについてまとめました。
■育児休業中の収入は…?
働くママの場合、育児休業中は雇用保険の制度で「育児休業給付金」が支給されます。通常は子どもが1歳になるまで、保育所に入園できずに仕事に復帰できなかった場合には1歳半まで支給(保育所入所不承諾通知書が必要)。支給額は「休業前の給与の50%」×「育休日数」です。 ※育児休業は、母親だけでなく父親もとることができます。ふたりで上手に調整して、夫にも最初から積極的に育児に関わってもらいましょう。
■復帰するか退職するか、決めるのは出産後がいい?
「出産後に復帰することが決まっていれば、育児休業中に雇用保険から『育児休業給付金』を受け取れます。出産後に仕事を続けられるか不安があって仕事を続けるか続けないか迷っているなら、まず、続ける方を選びましょう。復帰してみて、どうしても働き続けるのが難しかったら退職を選ぶか決めるのでも遅くはありません。。出産前に辞めてしまうと、『育児休業給付金』は得られないからです」と、ファイナンシャルプランナーの中村先生。 出産前に仕事を続けるつもりだった女性でも、出産後は思っていたよりも体の変化があって復帰が難しかった……ということもあるもの。退職するかどうかは出産後に考えるので遅くなさそうです。
■保活
・まずは自治体に問い合わせる
特に都市部で取り沙汰されている待機児童問題。共働き家庭の増加により、これまでにあった保育園だけでは受け入れ口が足りない状況が続いています。保育園の空き状況は住んでいる自治体によって異なるので、まずは自治体に問い合わせて、「いつから預けたいのか」「預けたい時期に空きはあるのか」などを聞きましょう。
・保育所の状況を知る
保育所には国の基準を満たした認可保育所と、そうではない認可外保育所があります。認可保育所は世帯収入に応じて保育費が異なりますが、平均で月に2~3万円程度(※地域や、収入、子供の年齢によって違いますので、詳細は自治体にお問い合わせください)。
認可外保育所は認可保育所と比べて割高ですが、その分延長保育を受けられやすいなどのメリットがある園もあります。また、認可保育所の中にも公立保育園と私立保育園があります。それぞれの園によって環境や設備はもちろん、延長保育の状況は0歳児保育があるかなどに細かな違いがあります。「保活は情報戦」とはよく言われること。自治体はもちろん、同じ地域のママとの交流も大切です。
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■監修 中村芳子さん
ファイナンシャル・プランナー。日本の女性ファイナンシャル・プランナー第1号。現アルファアンドアソシエイツ代表。著書に「女性が28歳までに知っておきたいお金の貯め方」、「結婚したら、やっておくべきお金のこと」など著書多数。
http://www.al-pha.com/fp/
http://www.mizuhobank.co.jp/ouchi/index.html
※この記事は2013年08月23日に公開されたものです