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専業主婦or 働くママ、どちらを選ぶ? それぞれのお金と心構えについて

「日本の場合、出産を機に一度仕事を辞めてしまった女性が正社員として復職するのはなかなか難しいことですが、可能性はゼロではありません。私たち女性が変えようと思えば女性の働き方は変えられるはずなので、模索することは大事ですね。ただ、専業主婦という『仕事』も、人をサポートすることが好きな人ならやりがいがあるはず。栄養学や家計のやりくりなど、主婦を極めるためにはやらなくてはならないことがたくさんあります」と中村先生。それぞれを選んだ女性のお金についてと心構えをまとめました。

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■働くママの場合

 

・収入は?

子どもが3歳になるまでは時短勤務をすることができますが、時短勤務の場合は、その分収入が減ります。自分の場合、どのくらいになるかを試算してみましょう。金額によっては、生活スタイルを見直す必要もあります。ただ、一時的に収入が減っても、仕事を続けることで十分に取り戻せます。

 

・キャリアプランは?

時短勤務の間は、キャリアプランが一時的に停滞してしまうこともありますが、あせらず長い目で見るようにしましょう。また、子どもが熱を出した場合など急な事態で会社を休まなければならないことも。常に仕事の進捗を共有するなど、会社側とコミュニケーションを取っておくことが必要。最近は、病児保育などのサービスもあるので上手に利用することも大事です。会社内に先輩ママがいるのであれば積極的に情報交換を。

 

■専業主婦の場合

 

・収入は?

働いていないのでゼロ。夫の収入でどのようにやりくりするか、しっかり計算することが必要です。

 

・ライフプランは?

 中村先生のいうように、専業主婦もひとつの「仕事」。極めようと思ったらきりがありません。子どもや夫の「サポート役」に徹するのが好きな人もいるでしょう。ただし、子どもが独立して自分の手を離れたときのことを考えることも必要。趣味を持つ、ボランティアをするなどして、家族のサポート以外でも、自分の存在意義を感じられる場を探しておきましょう。

 

■子どもの教育にかかるお金は?

 

文部科学省が2010年に発表した「子どもの学習費調査」によれば、3歳から18歳(高校卒業)までにかかる教育費は、すべて公立だった場合で約504万円、すべて私立だった場合は約1,702万円です。これは、毎年の収入の中から払っていく金額です。これとは別に、大学資金のために、子どもが生まれてから月1〜2万円を貯めましょう また、幼稚園の場合、公立幼稚園でも、認可保育園の場合も所得や自治体により保育料が変動しますが、平均で月々2万円程度となり、大きく差はありません。また、国から得られる児童手当金は、所得制限はありますが1人15,000円支給されます。

 

(小川たまか/プレスラボ)

 

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■監修 中村芳子さん

ファイナンシャル・プランナー。日本の女性ファイナンシャル・プランナー第1号。現アルファアンドアソシエイツ代表。著書に「女性が28歳までに知っておきたいお金の貯め方」、「結婚したら、やっておくべきお金のこと」など著書多数。
http://www.al-pha.com/fp/
http://www.mizuhobank.co.jp/ouchi/index.html

 

※この記事は2013年08月23日に公開されたものです

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