彼が世渡りベタなのはなぜ?「ピーターパン・シンドローム」なのかも
彼女の前では、いつも大きな夢を語っているのに、実現した試しがない。または、すぐに何でもあきらめてしまう。だから、いつまでたっても出世できない。そんな彼にイライラしているならば、ぜひこんな傾向がないかチェックしてみてください。
彼はまだ、子供を卒業できていないタイプかも?
社会人になると、会社の意見と自分の意見をうまくすり合わせていかなければなりません。しかし会社が望む方向と自分の望む方向が一致しないこともたくさんあります。そんな時に、「自分はそう思わない」、「やりたくないことは、やらない」と、仕事から逃げ出してしまったり、仕事を投げ出したりする男性がいます。
もし彼がそんなタイプならば、まだ子供を卒業できていないタイプかもしれません。そのようなタイプの人のことを、「ピーターパン・シンドローム」と呼ぶことがあります。
ピーターパン・シンドロームって?
ピーターパン・シンドロームをもつ人の特徴としては、自己中心的な言動が目立つこと、責任を取りたがらないこと、周囲の人間に依存しやすいこと、自分に自信がなく積極性が見られないことなどがあります。
日本の社会は集団主義とよく言われますが、社会に適応するためには、チームワークが必ず必要とされます。そんな場面で、ピーターパン・シンドロームの人は自分のわがままを貫き通そうとしたり、かといって自分のわがままが原因でミスをしても責任を取ろうとしなかったり、さらには最終的にすべてを他人や社会、時代のせいにしようとしたりします。
ピーターパン・シンドロームを持つ人は、超のつくほど個性的?
ピーターパン・シンドロームを持つ男性は、20代でナルシシストや男尊女卑などの偏った考えや、強すぎる世界観を持つ傾向があるようです。自分の世界観を若いうちに強く築き上げてしまうため、社会にうまく適応することができなくなってしまうのです。
大人になると自分の価値観や自分の世界観はある程度、胸に秘めて、また、ある程度社会に合わせて生きていかなければ、大人として生活していくことはむずかしいものです。しかし、若い内にナルシシストや男尊女卑のような偏った価値観、強い世界観を持ちすぎてしまうと、それが世の中に受け入れられなかった時に、ひどく傷ついてしまうのです。
まるで自分の価値観や世界観が「社会によって壊される」ように感じられ、「自分自身も破壊される」ように思えてしまうのです。
また「社会に適応できない自分」というものを認めることができないために、そのような強い価値観や世界観を持ち続けたまま社会に出てしまう、ピーターパン・シンドロームに発展してしまうことがあります。
彼女には、母親の役割を求めがち?
彼がピーターパン・シンドロームかもしれないと思った時には、自分を「彼女」として扱っているのか、それとも「母親」のように扱っているのかで判断する方法もあります。もしも自分が「母親役」をまかされることが多いと感じるならば、ピーターパン・シンドロームを疑ってみたほうがよいかもしれません。
このような男性が女性に求めがちなこととしては、「どんなわがままも許す」こと。「自分の世界観を理解してくれる」、「自分の偏った価値観を認めてくれる」ことなどです。また無責任であること、自信がないことを指摘すると怒ることもあるかもしれません。それでいて、「甘えっぷりがひどい…」なんていう時には、あなたに母親役を求めている可能性が高いといえます。
もし、こんなタイプの彼に困っているのであれば、自分の偏った価値観や強すぎる世界観が、社会に適応させにくくしている原因だということに気づいてもらう必要があるといえます。人生で本当にやりたいことを見つけてもらい、自分の世界観はこの際、脇においておいて、大切なものを選択していく癖づけをしてもらうなど、地道な対策が必要かもしれません。
※この記事は2013年07月16日に公開されたものです