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楽しいことが1割だとしても、恋愛するって絶対に豊かなこと

(c)2012「シャニダールの花」製作委員会

花が女性の胸にしか咲かない
というのは理にかなった設定

 

ストーリーに出てくるシャニダールの花は、女性の胸にしか咲かないという設定。「女性は子どもを産むことができるので、その設定は理にかなっていると思いました。しかも、その人の精神状態が花に影響するというのも、全部がキレイすぎるくらい噛み合っていますよね。本能的に女性への畏怖心のようなものはありましたが、この映画で、より女性に対して何か圧倒的なものを感じました」と女性の強さを改めて実感したという綾野さん。

映画では、そういった男女のちがいが浮き彫りになるようなシチュエーションもあり、シャニダールの花をめぐって、大瀧と響子がもめるシーンも……。黒木さんは、「花と会話をしていた本来の大瀧さんがしていたことが、あのシーンからできなくなっていく……。この描写がすごく悲しくて切ないな、と思いました。あの場面で感じたことは、男の人は単純だって言いますけど、単純じゃない気もしたんです。女の人は複雑なことが起こったとしても、自分の中で割と理性的に解決できるな、と思っていて。でも、男性はいろんなところに寄り道していかないと自分を納得させることができないのかな、と思います」と言い、これには綾野さんも「的を射てるね!」と納得の様子。恋愛のシーンでよく見られるような男女のちがい……。そんなところも深く考えさせられる作品になっています。

>>>恋愛ってものすごくコミュニケーションをしなければ……

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