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織田裕二が愛すべきダメ・シングルファーザーに!? 新ドラマ『Oh, My Dad!!』の予習トリビア・9選

今年7月スタートのドラマ『Oh, My Dad!!』(フジテレビ系)は、「家なし、金なし、妻なし」のシングルファーザーを描いた作品。2011年放送の『外交官 黒田康作』以来、2年ぶりにテレビドラマに戻ってきた主演の織田裕二をはじめ、長谷川京子や八嶋智人、鈴木杏樹といった豪華共演陣でも話題を呼んでいる本作ですが、織田裕二ファンにもそうでない人にも、ドラマをより楽しむためのトリビアを紹介しちゃいます!

●子供を手放して離婚する女性が増加?
全国のシングルファーザーは、この10年間で18.1万人(2000年)から20.4万人(2010年)と2万人以上増加(国勢調査より)。うち70.7%は『Oh, My Dad!!』の主人公と同じく離婚が原因でシングルファーザーになっています。子を置いて出て行く女性も決して珍しくありませんから、ドラマの主人公同様、仕事に没頭して家庭を顧みない男性は要注意!? ちなみに、全国のシングルマザーの総数は108.2万人(2010年)。

●離婚の月別件数でもっとも多いのは3月!
月別の離婚件数をみると、最も多いのは3月の10.3%、次に多いのが4月の8.9%(厚労省・平成21年度「離婚に関する統計」より)。諸々の手続きがしやすい年度末に切り替えたいということなのでしょうか。万が一離婚の危機が生じても、3月までは修復の可能性アリ!?

●全国のホームレスは年々減少
ドラマの主人公は「子連れホームレス」の役どころですが、2013年の全国のホームレス人口は8,265人(厚労省・「ホームレスの実態に関する全国調査」より)。意外なことに、全国のホームレス人口は年々減少しているそうで、2008年の同調査では1万6,018人でした。

●シングルマザーとシングルファーザー、どっちが「お得」?
もちろん人それぞれ、どちらが得ということはありませんが、公的助成でいえば、自治体にもよるちがいもありますが「母子家庭のみが対象」の支援策のほうが充実しています。それでも2010年より児童扶養手当が父子家庭にも給付されるようになるなど、少しずつ「母子家庭」「父子家庭」と区別されることもなくなってきました。

●私生活とは逆の配役?
シングルファーザー役の織田裕二は、2010年に元モデルで美容研究家の野田舞衣子さんと結婚しましたが、子どもはいません。一方、バリバリの独身キャリアウーマン役を演じる長谷川京子は、2008年にポルノグラフィティの新藤晴一と結婚して今や二児の母。私生活とは異なる子どもへの目線が演技にどう影響するのか注目です。ちなみに、織田裕二は今回がはじめての父親役。

●主夫に続いてシングルファーザーも一般化?
2004年に同系列で放送されていたドラマ「アットホーム・ダッド」では、主演の阿部寛が、男が家事・子供の教育をする「主夫」を演じ、一躍「主夫」という言葉が世に広まりました。今回は「シングルファーザー」という新たな価値観を視聴者に定着させることができるでしょうか。

ちなみに、日本で「シングルマザー」という言葉が一般に広まったのは、池上千寿子の著書『シングル・マザー 結婚を選ばなかった女たちの生と性』(1982年)から。

●今勢いに乗っている天才子役にも注目!
織田裕二演じる新海元一の息子役を務めるのは、ホラー映画『クロユリ団地』でミノルを演じ話題になった田中奏生くん。彼は昨年NHKで放送された、シングルマザーを題材にした沢口靖子さん主演ドラマ『シングルマザーズ』でも息子役として出演。この役にはまれば、天才”シングル”子役という新たな称号が贈られる!?

●ドラマ界にもビックダディ旋風?
本作と同時期に放送される満島ひかり主演ドラマ『Woman』(日本テレビ系)は、シングルマザーをテーマにした内容。多少被ってしまった感が強い両作ですが、これは昨年末から話題の高視聴率番組『ビッグダディ』の影響も大きいよう。また、ここ数年は『マルモのおきて』(フジテレビ系)、『家政婦のミタ』(日本テレビ系)など、”家族の絆”をテーマにした作品がヒットを飛ばしています。ちなみに、本作の演出はその『マルモのおきて』を手がけた河野圭太。

●脚本家は格差上手?
脚本を手がけるのは、人気ドラマ『大切なことはすべて君が教えてくれた』の安達奈緒子。彼女が脚本を手がけた前作『リッチマン、プアウーマン』では、IT企業社長と就職難にあえぐ女子大生の恋が描かれました。一方、今回のドラマは『ダメ親父×バリバリのキャリアウーマン』。今度の格差コントラストはどう描かれるのか、前作と比較してみるのも面白そうです。

織田裕二自ら「“ダメな織田裕二”に期待してください」と意気込んでいる本作品。ここ数年、ヒーロー的な役ばかり演じてきた織田裕二なだけに、カッコ悪いダメ親父をどんなふうに演じるのか、オンエアが待ち遠しいですね。

(宇山公子/サイドランチ)

※この記事は2013年06月19日に公開されたものです

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