お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

身近になった遺伝子検査! 失敗続きのダイエットから脱却!?

■肥満関連遺伝子を調べると、自分の肥満タイプがわかる!?

「ところで肥満に関係する遺伝子って、どれくらいあるんですか?」

DHC「ヒトは約2万2,000個の遺伝子を持つと言われています。そのうち、肥満に関わるものは50個ほど見つかっています」

「わ~、50個ってけっこう多いですね。DHCの検査キットではそれらを全部調べられるんですか?」

DHC「いえ、そのうち3個だけを調べています。遺伝子というのは、等しくすべてが重要なわけではありません。ほかの遺伝子に影響が大きい“マスター”的な役割を果たす遺伝子と、そうでない遺伝子があります。日本人の場合、『β3AR遺伝子』『UCP1遺伝子』『β2AR遺伝子』が肥満に深く関わっていると考えられます。日本人のうち約96%はこの3つのいずれかに変異があると考えられます。この3つはほかの肥満関連遺伝子よりも影響力が大きく、これらの変異を調べれば、肥満タイプを的確に判定できます」

「うーん、肥満関連遺伝子全部をくまなく調べなくとも、重要な遺伝子を調べられれば十分ってことですか?」

DHC「はい、そういうことになります。一般的に遺伝子というのは、スイッチみたいなもので、キーになる遺伝子にスイッチが入る(=働く)と、ほかの遺伝子もその動きに刺激を受けて働き出すような関係なんですよ。マスターと呼ばれる遺伝子は、それがスイッチみたいに働いて、ほかの遺伝子のオンオフに影響しているようなものなんです。遺伝子どうしはこういうネットワークでつながっているんですよ」

<遺伝がもたらす影響は?>
Q 遺伝は肥満や体型にどの程度影響するもの?
A 肥満関連遺伝子を調べることで、遺伝子レベルでの体質がわかります。しかし、その体質が症状としてあらわれることもあれば、そうでない場合もあります。生活習慣による影響も極めて大きいからです。ちなみに、体格は肥満に関係する遺伝子検査では調べられません。

Q 年齢が上がるとやせにくくなるのは遺伝のせい?
A いいえ。全体的に筋肉量が落ちることによる基礎代謝の低下が考えられます。

 

「効率よく、自分が太りやすい傾向を知ることができるんですね。私も遺伝子検査をやってみたいな」

DHC「それでは、操さんも検査キットを使ってみてください。次回は操さんの検査結果を解説しましょう」

やった~! 自分の遺伝子を調べるなんてドキドキ。意外な結果だったらどうしよう。
次回もお楽しみに。

(構成:小池直穂/マイナビウーマン編集部)

取材協力:DHCの遺伝子検査「ダイエット対策キット」
自宅で遺伝子検査ができる検査キット。5,250円。公式サイトで詳しく解説されています。
工学博士 伝宝幸三、理学博士 根岸智史
松山勇介、福井幸子

※この記事は2013年06月06日に公開されたものです

SHARE