美白・美肌のリコピンパワーを効率よくとるコツは?
働く女子が、ランチタイムに眺め読みするだけでも楽しい、作っている自分をイメージして、キレイになるコツがわかったような気になる。そんな、美味しくて、楽しそうな料理レシピをお伝えする連載です。4人の人気料理ブロガーが週替わりで料理レシピをお伝えします。
おからでヘルシー☆ トマトファルシー
こんにちは! フードアナリスト×ジュニア野菜ソムリエのMimiです。
今月は、今の時期から初夏にかけてますますおいしく、栄養価がグーンとUPする「トマト」を丸ごと使った「おからでヘルシー☆ トマトファルシー」を紹介します。焼きトマトにすることで、トマトのうま味成分「グルタミン酸」が、ググッと引き出されますよ!
トマトの中に詰める具材「おから」と「えのき茸」には、イソフラボンと食物繊維がたっぷり、美容効果もバツグン(おからの美容効果については記事「黒糖バナナおからケーキ ココア風味」でご確認くださいね)。体の中からきれいになれる、美のパワーがいっぱい詰まったレシピです。
つくり方は簡単の3ステップ。1.トマトの中身をくり抜いて、2.具材を詰めて、3.オーブンで焼くだけ。見た目もカラフルなので、女子会やホームパーティで活躍します。
美白・美肌のリコピンパワーを効率よくとるコツは?
トマトは、体内でビタミンAに変化するβ-カロテン、ビタミンC、ビタミンB1・B2のほかに、カリウム、マグネシウム、カルシウムのようなミネラルも豊富に含まれている優秀な野菜です。
注目の栄養成分といえば、なんといってもリコピン。トマトの赤い色の素でもあるリコピンは、紫外線からお肌を守ってくれます。肌の老化原因となる活性酸素を消し去ってくれるうえに、シミ・ソバカスの原因「メラニン」をつくる酵素のひとつチロシナーゼの働きを抑えますので、美白・美肌効果も期待できます。
しかもリコピンの活性酸素を消し去る能力は、同じく活性酸素を消し去るパワーのあるβ-カロテンと比べ、なんと2倍以上! トマトは緑黄色野菜の中でもっともリコピンを多く含む野菜のひとつです。
お肌にうれしいリコピンパワーを効率よく体にとり入れるコツは、油と一緒に食べること。熱に強く油に溶けやすい栄養素ということもあり、油との相乗効果で吸収率が5倍近くもUPします。
トマトは日光をたくさん浴びて育った完熟期に栄養価もピークを迎えます。日々の食事に積極的にとりいれて、美肌・美容対策をしていきましょう!
材料(4個分) 調理時間30分
トマト 中4個
生おから 100g
玉ねぎ(みじん切り) 1/2個(100g)
オリーブ油 小さじ1
生姜(みじん切り) 3g
にんにく(みじん切り) 1/2片(約2g)
えのき茸 1/2袋(50g)
合い挽肉 60g
ナツメグパウダー 3振り
小麦粉 大さじ1/2
a 粒マスタード 小さじ2
a みりん 小さじ1
a 塩胡椒 少々
シュレッドチーズ 30g~
作り方
- 玉ねぎ・生姜・にんにくはみじん切り、えのき茸は5mm幅に切る。合い挽肉に、ナツメグパウダーと小麦粉をまぶしておく。
- トマトのヘタをとり、1cm位の厚さで切る(あとでフタにします)。中身をスプーンなどでくりぬき、ざく切りにする。
- フライパンにオリーブ油・生姜・にんにくを熱し、香りが出たところに合い挽肉・えのき茸・玉ねぎを入れ、玉ねぎが透き通るまで炒める。
- 2.でくりぬいたトマトの中身と生おからを入れて、水分を飛ばしながら中火で炒める。
- トマトが写真のようにオレンジ色に変わったら(余分な酸味が飛んで旨味が引き出された状態)、aを加えて調味する。
- ココットなど耐熱容器にトマトを入れ、5を詰めシュレッドチーズをのせる。
- 180℃に予熱済みオーブンに入れ、15分程加熱する。途中10分経過時に、2で残しておいたトマトのフタ部分を天板にのせて焼く。
- シュレッドチーズがほどよく溶けたらできあがり。熱々を崩しながらいただくのがオススメです。
*フードアナリスト×ジュニア野菜ソムリエMimiさん*
普段は食品会社に勤務。そのほかに、北海道野菜の魅力を伝える「ジュニア野菜ソムリエ」としての取材・告知活動、食の情報を解説する専門家「フードアナリスト(協会本部広報委員)」としても食トレンド情報をアグレッシブに発信中。
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※この記事は2013年05月10日に公開されたものです