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新人女子に興味津々の彼。男ってみんな若い子が好きなの?

課長はそう言って、笑って肩をたたいた。
えっ「あまりキツくあたるな」ってどういうこと?
心なしか他の社員も、チラチラ見ている気がする。
やだな……知らないところで何かあったのかしら。

そして午前の仕事が終わると由美が
「ちょっと」と声をかけてきた。
研修中、昼食は菓子パンを3分で食べていたけれど、
ひさしぶりに由美とランチをとることにした。

「聞いた話だと、金曜日に会社近くの居酒屋で、
新人のコたちが飲んでいて
そこで宮本さんが泣いていたみたい。
朋香のせいとは伝わってないみたいだけど……」
「あーあ、こっちはちゃんと教えようとして、
一生懸命なのになあ。
これじゃあ、わたしが怖いお局みたい」

わたしは研修への熱意が一気に下がった。
もちろん仕事だから研修は真面目に教えるし、
自分の感情は抑える。
でももう、限界までがんばろうとは思えなくて。

そんな昼休みの終わり頃、盛幸から
「今晩、飯でも食わない?」とメールが届いた。

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