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蛙化現象が「頭おかしい」といわれる理由とは。蛙化する心理や対処法も紹介

#Lily_magazin

蛙化現象を起こす人に対して、理解ができずに「頭がおかしい」と思う人がいるようです。しかし本当に変だと切り捨てられる現象なのでしょうか。この記事では蛙化現象の意味や由来はもちろん、蛙化現象になる心理や蛙化現象が「おかしい」といわれる理由、蛙化現象に陥ってしまった時の対処法を解説します。

恋愛をしている中で、急に気持ちが冷めてしまう「蛙化現象」。

この蛙化現象を起こす人に対して「頭がおかしいのでは?」と感じる人もいるようですが、どうしてそのように思うのでしょうか。

この記事では、蛙化現象を起こす人や、それに対して「頭がおかしい」と思う両者の心理、自分が蛙化現象を起こしてしまった時の対処法を紹介していきます。

そもそも蛙化現象とは? 意味や由来を紹介

「蛙化現象(かえるかげんしょう)」とは、自分が好きだった相手と気持ちが通じた瞬間、その気持ちが冷め、逆に嫌悪感を持ってしまう現象のこと。

グリム童話の『蛙の王様』において、「蛙を気持ち悪がっていたお姫様が、蛙が王子様に姿を変えた途端に受け入れられるようになった」という話から、急に気持ちや状況が変わる様子に例えられ、使われるようになりました。

蛙化現象が「頭おかしい」といわれる理由

ではなぜ蛙化現象を起こす人に対し、「頭がおかしい」という人がいるのでしょうか。考えられる理由を見ていきましょう。

(1)理不尽だから

蛙化する際、基本的には相手に大きな落ち度が存在するわけではありません。向こうからしてみれば、今まで自分に好意を向けてきていた人に、好意を返した途端に嫌われてしまうなんて、理不尽ではありますよね。

これによって「だまされた」「もてあそばれた」と感じる場合もありますし、相手にとっては意味の分からないことのため、「頭がおかしい」と思われてしまうのだと考えられます。

(2)「気持ち悪い」という嫌悪感から

蛙化現象を起こしてしまう人の中には「好きだった人を嫌いになってしまうなんてつらい」「自分はおかしいのかもしれない」と悩む方もいるようです。とはいえ急に嫌われてしまった側も「つらい」と思うはず。

そんな相手側にとっては、自分が受けたダメージについて「どうしようもできないこと」として振る舞われてしまうと、怒りや悲しみを超え「気持ち悪い」という感情が生まれてしまうケースもあると考えられます。

(3)考えが甘いから

蛙化現象を起こしてすぐに相手を拒否してしまうことは、その相手にとって「自分勝手な行為」だと思われる場合もあるでしょう。

たとえ好きだった気持ちに変化が生じても、「相手に歩み寄る」などの努力や話し合いをしないと、「考えが甘すぎる」と怒りの感情を持たれてしまうケースもあると考えられます。

(4)無神経すぎるから

向こうも自分を好きだと分かると、その他に特別な理由もなく嫌いになってしまう。かつそれを相手に伝えた場合に、そのこと自体を「とても無神経な行動」だと捉える人もいるでしょう。

相手を天国から地獄へ突き落としてしまうような言動であり、心の傷を与えてしまう可能性もあるからです。

さらに蛙化現象をする人の全てではありませんが、傷つけた相手のことを気にせず、すぐに次の恋に向かう人もいます。それにより、「無神経で頭がおかしい」と思われてしまうケースもあるようです。

蛙化現象になってしまう人の心理

では、なぜ蛙化現象になってしまうのでしょうか。蛙化現象を起こす人の心理について、考えられるものをいくつか確認していきましょう。

(1)両思いになるまでが楽しい

恋愛に対して「片思いをしている時が一番楽しい」という人もいるのではないでしょうか。実るか分からない状態の恋愛でしか得られないドキドキ感や不安定さに楽しさを感じていた場合、蛙化現象を起こすケースがあるようです。

また両思いになると、「この人と付き合いたい」などの明確な目標もなくなるため、楽しみを失ってしまい、気持ちが冷めてしまうことも考えられます。

(2)相手を美化しすぎている

片思い中は、どうしても相手の良い部分ばかりが目に入り、美化してしまう場合があります。つまり自分の中で、相手の理想像を勝手につくり上げてしまっているのです。

しかし思いが通じてデートなどをするうちに、リアルな姿やミスをするところを垣間見たり、手の届かない憧れの存在だったはずの人が、自分に対して「ただの男」「ただの女」となって接してきたりすることで、理想とのギャップを感じます。

そしてそのギャップが受け入れられないために、蛙化現象を起こすのです。

(3)「傷つきたくない」という不安

両思いになったとしても、恋人同士として「長く付き合えるか」「いつまでも一緒にいられるか」は分かりません。

傷つくのを常に恐れて恋愛をしている人の場合、「好きになってもらえたけれど、いつか嫌われるかも」「付き合えても振られるのが怖い」などのネガティブな感情を抱えながら、恋愛をすることになります。

そのため「傷つく前に嫌いになって距離を取ろう」との思いから、蛙化現象を起こしてしまうケースもあるようです。

(4)自分でも理由が分からないため自己嫌悪に陥る

先ほども少し触れましたが、蛙化現象を起こしている人自身も、「大好きだったのになぜ自分はこんな感情になっているのだろう」と、疑問を感じ、自己嫌悪に陥るケースが少なくありません。

結果的に相手を傷つけてしまうことに対し、申し訳ないながらもどうにもならないため、つらく苦しい思いを抱いています。そして、自分のことを「頭がおかしいのかも」と思う人すらいるでしょう。

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