死んだ後にまた人間に生まれ変わるための条件が厳しすぎる件。人間に生まれ変わる確率はどれくらい?
死んだ後にまた人間に生まれ変わるための条件はとても厳しく、そのせいか「来世がない人もいる」とまでいわれています。
この記事では、死んだ後に人間として生まれ変わるための条件や人間に生まれ変わる確率、生まれ変わりとして生きている人の特徴を紹介します。
厳しすぎる……死んだ後にまた人間に生まれ変わるための条件5つ
それではさっそく、人間に生まれ変わるための条件を見ていきましょう。「厳しすぎる」といわれている理由が分かるかもしれません。
(1)不殺生(ふせっしょう):生き物を殺さないこと
不殺生とは、生き物を殺すことはもちろん、傷つけることも禁じる戒律です。
蚊やハエなど、何気なく退治してしまった小さな虫も、この戒律の対象となります。また、たとえわざとではなくても、殺生をすればアウトです。
しかし、食物にするためなど生きるために必要な殺生であれば許されるともいわれています。
(2)不偸盗(ふちゅうとう):他人のものを盗まないこと
不偸盗とは、他人のものや財産を盗んではいけないという戒律です。
店舗の商品を盗むのに加え、他人をだまして金銭を奪い取る「詐欺」も盗みと同等です。
また、借りたものをうっかり返し忘れて「借りパク」してしまっても、盗みになってしまいます。借りたものはきちんと返しましょう。
(3)不邪婬(ふじゃいん):不道徳な性的行為をしないこと
不邪婬は不道徳な性的行為を禁じる戒律です。
不道徳な性的行為とは、例えばパートナー以外の相手と不適切な関係を持つことが挙げられます。また、シングルであっても、遊び目的で相手を傷つけるのはNGです。
自分の欲に流されないメンタルが必要といえます。
(4)不飲酒(ふおんじゅ):飲酒しないこと
不飲酒という戒律では、飲酒を禁じています。
お酒を飲むと適切な判断ができなくなったり気が大きくなったりして、本来の自分を失ってしまうからです。
「自分を見失わない程度なら飲んでも問題ない」という解釈もありますが、飲酒しない強い意志を持つことが、人間として生まれ変わるために重要なのかもしれません。
(5)不妄語(ふもうご):うそや悪口を言わないこと
不妄語とは、うそや悪口などを言わないという戒律です。
リアルの世界ではもちろん、ネットでの誹謗中傷やうわさ話もNG。また、相手を持ち上げるため心にもないお世辞を言うことも良くないとされています
コミュニケーションを円滑に進めるためには優しいうそやお世辞が必要な場面もあるため、かなり厳しい条件といえるでしょう。
死んだ後にまた人間に生まれ変わる確率はどれくらい?
死んだ後に、また自分として生まれ変わる確率は1,400兆分の1という説があります。この数値を見ると、また自分として生まれ変わるのはほぼ不可能といわざるをえません。
自分として生まれ変わらなくても、人間として生まれ変わる確率はかなり低いといえるでしょう。
なぜなら、前ページで紹介した5つの戒律(不殺生・不偸盗・不邪婬・不飲酒・不妄語)を全て守れる人はかなり限られると考えられるからです。
一方で、「人間は人間に生まれ変わる」「何に生まれ変わるかは自分で決められる」とする説も存在します。5つの戒律を完全に守れなかったからといって、あまり悲観する必要もないのかもしれません。
生まれ変わりとして生きている人の特徴
続いて、生まれ変わりとして生きている人の特徴を見ていきます。一体どのような特徴があるのでしょうか。
(1)特徴的なあざやほくろなどがある
前世で持っていたエネルギーは、新たな体にも宿るといわれています。その影響からか、生まれ変わった人は前世の身体的な特徴を引き継いでいる可能性も。
例えば、特徴的なあざやほくろがあるといったことが考えられます。これは、前世で持っていた特徴、または前世で体を損傷した痕だといわれています。
(2)前世の記憶がある
死んだ後また人間に生まれ変わった人の特徴として、前世の記憶を持っていることも挙げられます。特に、5歳くらいまでは鮮明に前世について語る場合もあるようです。
スピリチュアルの世界では、自分の肉体に意識が定着するのは5歳以降で、それまでは高次元から自分を観察しているといわれています。
そのため、5歳くらいまでは意識に残っている前世の記憶が出てきやすいのかもしれません。
(3)よくデジャブを経験する
デジャブとは「既視感」ともいわれ、「初めてなのに初めてではない気がする」という感覚のことです。
例えば、「初めて会った人なのに懐かしい感じがする」「初めて来た場所なのに知っている気がする」という感覚はデジャブといえます。
前世の記憶が残っているからこそふとした瞬間にその記憶がよみがえり、デジャブのような感覚が湧いてくるのでしょう。
(4)直感力がある
輪廻転生を繰り返すと、魂がレベルアップするといわれています。生まれ変わりとして生きている人は意識レベルが高く、直感力が研ぎ澄まされている傾向にあります。
よく「ピンとくる」感覚を覚える人は、生まれ変わりである可能性が高いでしょう。
(5)前世の傾向が残っている
生まれ変わっても、前世の好みや気質は残るといわれています。例えば、貴族だった人は高級志向、戦士だった人は正義感が強いなど、前世と似たような感覚を持っている人がいます。
また、「身に覚えがないのに水が怖い」といった恐怖心がある場合は、前世のトラウマが関係しているかもしれません。
死んだ後にまた人間に生まれ変わるための条件は厳しい
今回紹介したように、死んだ後にまた人間に生まれ変わるための条件は厳しいといわれています。
しかし、今後の心の持ちようと行動によって、運命は変わるかもしれません。また、「人間は人間に生まれ変わる」という説もあります。あまり悲観的にならず、行動を正してみましょう。
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