東北弁のかわいい方言5選! 東北弁の特徴も紹介
東北弁を「かわいい」と感じる人はいるでしょう。特に、「~だっちゃ」という語尾や「んだ」という相づちは有名ですよね。今回は、東北弁の特徴やかわいい方言の例を紹介します。
東北弁は、主に東北地方で話される方言です。
基本的には、青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県の東北6県と新潟県北部の方言を指しますが、北海道の道南や沿岸部、東関東の方言を含む場合もあります。
「めんこい」など標準語からは想像できない方言や独特な発音が東北弁の特徴で、その響きに素朴なかわいらしさを感じる人もいるようです。
今回は、東北弁の特徴やかわいい方言の例を紹介します。
東北弁の特徴
まずは、東北弁の特徴を紹介します。
(1)独特の発音
地域によって差はありますが、東北弁では以下の発音が区別されない傾向にあります。
・「し」と「す」
・「ち」と「つ」
・「じ」と「ず」、
・「ぢ」と「づ」
これに当てはめると、食べ物の「すし」は、地域によって「しし」または「すす」となります。
(2)「おら」や「わ」といった一人称
東北弁では、一人称として「おら」や「わ」を使う場合もあります。
最近の若い人はあまり使わなくなりましたが、東北を舞台にした映画などで聞いたことがる人はいるでしょう。
かわいい東北弁5選
続いて、かわいい東北弁の方言を見ていきましょう。
(1)「好きだっちゃ」
「~だっちゃ」という語尾は宮城県の方言で、標準語の「~だよ」と同じニュアンスで使われます。
『うる星やつら』のラムちゃんみたいでかわいいですよね。「好きだっちゃ」なんて告白されたら、ドキドキして舞い上がってしまう人もいるかもしれません。
(2)「めんこい」
「めんこい」は「かわいい」という意味。また、かわいがってひいきにしている人のことを「めんこちゃん」と呼ぶ場合もあります。
北海道と東北に加え、新潟県や茨城県の一部地域まで、広く使われている方言です。
(3)「んだ」
「んだ」は、標準語の「そうだよ」「そうだね」と同じニュアンスで、相づちを打つ時などに使う言葉です。
ちなみに、「そうだそうだ!」と強く同意したい時は「んだんだ!」と言います。
クールな人がポロっと「んだ」と言っていたら、かわいい方言と大人っぽい雰囲気のギャップにキュンとしてしまうかも……?
(4)「けっぱれー!」
地域によっては「頑張る」を「けっぱる」と言います。「けっぱれー!」の他に、「一緒にけっぱろう!」といった使い方も。
どちらも、聞いた人をほっこり温かい気持ちにさせるような言葉です。
(5)「なして?」
「なして?」は「どうして?」という意味です。
純粋な表情で「なして?」と見つめられたら、グッときそうですよね。
東北弁にはかわいい方言がいっぱい
東北弁とひとくくりに言っても、地域によって使われている言葉や発音にはばらつきがあります。
だからこそ、東北弁には魅力的な方言がたくさんあるともいえるでしょう。
東北に行く機会があれば、そこで使われている言葉にもぜひ耳を傾けてみてくださいね。
(AKI SHOJI)
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