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女性の後輩向けに退職メッセージを考える時のコツ(例文つき)

にほんご倶楽部

女性の後輩が退職することになった時、どんなメッセージを贈れば良いのでしょうか? この記事では、内容を考える時のコツを解説。また、例文を手紙・寄せ書き編とスピーチ編に分けて紹介します。

退職する人へのメッセージは、相手に合っていて、かつ喜んでもらえる内容にしたいもの。

とはいえ、どんな言葉を伝えれば良いのか迷いますよね。

そこで今回は女性の後輩へのメッセージを想定して、内容を考えるコツと例文を紹介します。

例文は手紙・寄せ書き編とスピーチ編を用意したので、場面に合わせたものを選んで参考にしてみてくださいね。

女性の後輩向けに退職メッセージを考える時のコツ

まずは、女性の後輩向けに退職メッセージを考える時のコツを紹介します。

(1)応援の言葉を入れる

転職を理由に退職する後輩なら、「これまで先輩たちに面倒を見てもらったのに他の会社に行くのは、なんだか後ろめたいな」と思っているかもしれません。

そういった心境の時に「本当は辞めてほしくなかったけど……」「まだ頑張ってほしかったけど……」などの引き止めるようなメッセージを受け取ると、心苦しく感じるでしょう。

後輩が前向きな気持ちで巣立っていけるよう、メッセージには「新天地でも○○さんらしく頑張ってね」など、明るく応援する言葉を入れたいものです。

(2)記憶に残っているエピソードを盛り込む

退職のメッセージに定型句ばかりが並んでいると、なんだか味気なく感じる人もいるかもしれません。

そこで、退職する後輩との仕事や飲み会で話したことなど、あなたの印象に残っているエピソードを盛り込むと良いでしょう。

そうすれば、メッセージを受け取った後輩は「あの時のこと、覚えていてくれたんだ」と、うれしく感じるはずです。

(3)体調を気遣う言葉を添える

体調を気遣う言葉を添えると、あなたが後輩を思う気持ちが伝わるはず。

例えば「どうぞご自愛ください」「季節の変わり目なので体調に気をつけてください」といった言葉が良いでしょう。

また、女性の中には妊娠や出産を理由に退職する人もいます。

その場合は「新天地でも頑張ってね」と伝えるのは不自然なので、「体に気をつけてね」といった言葉を選ぶ方が無難だと考えられます。

(4)寄せ書きの場合は余白が多くならないように書く

退職する人に寄せ書きを贈ることもありますよね。その際は、余白が多くなりすぎないように気をつけましょう。

空白だらけだと、受け取った後輩が「書くことがなかったのかな」と寂しく感じてしまうかもしれません。

自分に与えられたスペースにちょうど収まるくらいの文量を考えてから書き始めると、余白が多くなりすぎるのを防げます。

(5)個人的な事情には触れすぎない

退職する人の中には、その理由を詳しく知られたくないという人もいます。また、転職先や引っ越し先などを伏せておきたい場合もあるでしょう。

そのため、他の人が見聞きする寄せ書きやスピーチでは、後輩の個人的な事情や退職理由には触れない方が良いこともあります。

ただし、後輩と親しい間柄で、既に本人から詳しい話を聞いているという人もいるはず。

この場合、他の人の目につかない個人的な手紙やメールなら、細かい事情に触れても問題ないと考えられます。

女性の後輩への退職メッセージ構成

女性の後輩へのメッセージを考える前に、まずは基本的な構成を確認しておきましょう。

(1)これまでの仕事をねぎらう言葉
例:○○さん、入社からの5年間本当にお疲れさまでした。

(2)記憶に残っているエピソード
例:○○さんとは、昨年一緒に大きなプロジェクトチームに配属となりました。

(3)エピソードに関連した後輩への印象
例:あの仕事を乗り越えられたのは、○○さんのいつも前向きな姿勢と細やかな気遣いがあったおかげだと思っています。

(4)応援の言葉や体調を気遣う言葉
例:新天地でも○○さんの力を存分に発揮して、ますます成長されることを願っています。

(5)これまでの感謝の気持ちやまた会いたい気持ち
例:落ち着いたら、またごはんにでも行きましょう。

上記の構成を踏まえてメッセージを考えると、オリジナリティを出しつつ、応援している気持ちや気遣いが伝わる内容になるでしょう。

順番や項目は、関係性や伝えたいことなどに合わせて調整して大丈夫です。

(4)では、転職することが分かっている場合は応援の言葉を、分からない場合は体調を気遣う言葉を選ぶのが無難です。転職の場合は、両方入れても良いでしょう。

退職する女性の後輩へのメッセージ例文(手紙・寄せ書き編)

まずは、退職する女性の後輩への寄せ書きや手紙で使える例文を見ていきましょう。

例文1

○○さん、今まで本当にお疲れさまでした。

どんどん成長していく姿は、非常に頼もしかったです。

これからも○○さんらしく頑張ってね。きっと新しい職場でも大活躍されることと思います。

また近々ごはんでも行きましょう。

例文2

○○さん、これまで大変お世話になりました。

いつも笑顔で職場を明るくしてくれる○○さんには、本当に感謝していました。新しい職場でもその笑顔を忘れずに、周りをパッと明るくする存在でいてね。

次の職場も近くとのことなので、これからも変わらぬお付き合いができたらうれしいです。

例文3

○○さん、入社から○年間本当にお疲れさまでした。

入社した頃から随分と成長して、どんな仕事もしっかりとこなしてくれましたね。本当に頼れる後輩でした。

○○さんの門出を心から応援しています。これからも○○さんらしく頑張ってね。

何かあったらいつでも相談してください!

例文4

ご結婚おめでとう。

○○さんは、どんな仕事でも最後までしっかりやり遂げてくれましたね。○○のプロジェクトがうまくいったのも、責任感がある仕事ぶりのおかげだと思っています。

○○さんが結婚すると聞いた時は、とてもうれしく感じました。

結婚後は○○県へ行かれるとのことで、新しい環境に慣れるまでは少し時間がかかるかもしれませんが、どうぞ体に気をつけて過ごしてくださいね。

幸せなご家庭を築かれることをお祈りしています。これまで本当にありがとう。

退職する女性の後輩へのメッセージ例文(スピーチ編)

次に、退職する女性の後輩へスピーチでメッセージを贈る場合の例文を紹介します。

例文1

○○さん、入社から○年間本当にお疲れさまでした。

○○さんとは○年前から同じ部署で働くようになりました。当時からいつも周りに気を配って、みんなが働きやすい環境をつくってくれていたのを覚えています。

私は○○さんの直属の上司として働いてきましたが、○○さんの周りを気遣う様子から、私が教えてもらうことの方が多かったように思います。

新天地でも持ち前の優しさと明るさで、ますます活躍されることでしょう。

体には十分気をつけて、新天地でも頑張ってください。○○部一同、応援しています。これまで本当にありがとうございました。

例文2

○○さん、○年間のお勤め本当にご苦労さまでした。

○○さんは入社後○○部に配属され、わが社のエースとしてバリバリ頑張っていましたね。

○○部では、つらいことや苦しいこともたくさんあったと思います。しかし、○○さんはいつも笑顔を絶やさず、周りを明るくしてくれる存在でした。

昨年からは○○さんという後輩もできて、率先して指導してくれている姿に、一層頼もしさを感じていたところです。

そんな○○さんなら、新しい環境でもきっと活躍することと思います。これまで本当にありがとうございました。

後輩が退職する時のメッセージは前向きな内容を意識しよう

一緒に働いてきた後輩がいなくなるのは寂しいものですが、それは退職する方も同じはず。

後輩がポジティブな気持ちになれるよう、感謝や応援、体調を気遣う言葉を伝えましょう。

妊娠や出産を理由に退職する女性の場合、出産に不安を感じている人もいるかもしれません。そういった事情を知っているなら、間柄によってはぜひ健康を気遣う言葉を添えたいものです。

前向きなメッセージを送ることで、後輩は「この会社で働けて良かった」というポジティブな気持ちで巣立つことができるでしょう。

(#にほんご倶楽部)

※画像はイメージです

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