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「床上手」の意味って? 床上手な女性の特徴となり方

二宮ゆみ

「床上手」とは、「セックスのテクニックが優れている人」という意味ですが、要素はそれだけではありません。そこで今回は、床上手の意味や特徴、なり方などを元人気ホステスで恋愛コラムニストの二宮ゆみさんに解説してもらいます。

「床上手」という言葉。それなりに生きていると、一度くらい聞いたことがあるのではないでしょうか。

「またつまらぬモノを斬ってしまった……(by五エ門)」ならぬ、「またつまらぬモノを食うってしまった……」と笑い話にできるくらい経験豊富な床上手。

「オレの姫はマジで床上手で……」と彼氏に愛されすぎる床上手。

「今のセフレ、めちゃくちゃスゴくて手放せないんだよ!」と、相手が褒めちぎるテクニックを持つ床上手。

色々なタイプがいると思いますが、さて「床上手」とはどういうことなのでしょうか?

「床上手」ってどういうこと?

床上手とは、国語辞典いわく

とこ‐じょうず【床上手】
〘名〙 (形動) 床あしらいが上手なこと。閨房の技術にたけていること。また、そのさま、その人。
(『精選版 日本国語大辞典』小学館)

という意味で、ざっくりいうと「セックスのテクニックが優れている人」という認識になるかと思います。文字通り、ですね。

基本的に「上手」なんですから、「床上手」だとメリットはもちろんあります。

まず、決まったパートナーがいる場合、相手の心をつなぎとめて大事にしてもらえる要素の1つになります。

決まったパートナーがいない場合は、床上手であることが理由で決まったパートナーに昇格する場合もあるでしょう。

ワンナイトの相手には感謝されるかもしれませんし、セフレとの関係も悪くないものになるはずです。

そんな「床上手」であることは、「胃袋をつかむ」と同じようにパートナーとの良い関係を維持する1つの武器になり得えます。

しかし、床上手なところはパートナーに限って見せるなら問題ありませんが、複数人に対してあまり奔放に披露しすぎるのも考えものです。

「アイツ、うまいんだって」なんて、妙なうわさを広められることがあったりなかったり……。

床上手な面は、「見せどころ」をしっかり選んで披露することで、強みになる場合があるといえるでしょう。

床上手な女性の特徴5つ

それでは、床上手な女性にはどんな特徴があるのでしょうか?

(1)セックスを楽しんでいる

楽しんでセックスができる人って、無理に楽しもうとしているわけではなく、「楽しいからセックスが好き」と思っている場合が多いです。

そのような女性はセックスにネガティブなイメージがなく、ポジティブな気持ちが土台になっています。

気負いがない分、焦って失敗するリスクが低く、いろんなことがうまくいきやすいようです。

そこまで楽しければそりゃーイキイキするし、周りにお花が飛び散っているようなオーラも出せるし、きれいに見えるってもんですよね。

楽しんだり喜んだりしてるのって相手に伝わりますから、もちろん対戦相手も大満足でしょう。良いことづくめですね!

(2)好奇心が旺盛

「いろんなことを試してみたい…❤」といった好奇心が、テクニックの向上にはある程度必要。そのため、こういう気持ちを持っている人は床上手な傾向にあります。

AVを一緒に見て「ねえねえ、コレ試してみようよ❤」と言えたり、「このラブグッズ使ってみないー?」「新しいTENGA(R)が出たよ‼」みたいな会話をさらっとできたりする女性は、床上手という意味では強いですよね(笑)。

(3)積極的に行動する

行動することって大事です。

例えば、彼が好きなセックスについて話してくれたとします。いや、「どんな体位が好きっ?」とか普通に聞き出してもいいんですけど。

どちらにせよ、重要なのはそれを知った後の振る舞いです。

分かったのに恥ずかしくて実践できなかった……となると、相手は「……え、せっかく話したのにしないのかよ‼」とがっかりしてしまうかもしれません。

もちろん、好きなセックスについて聞いた時、恥ずかしそうな態度を取る相手に萌える趣味の人もいますが……。

彼の好きなセックスについてなど、すてきな一夜を演出するのに役立つ情報も、ただ持っているだけでは宝の持ち腐れです。

相手が喜ぶであろうことを実践できる行動力も、床上手な女性の特徴といえます。

(4)セックスの前後も大事にする

セックスの前に食事やデートを楽しめるか、セックスの後に何気ない会話で盛り上がれるか……。

そんな、「好きな人とだったら当たり前にすること」を大切にできない人は、セックスのテクニックがいかに優れていても、相手に寂しい思いをさせてしまう可能性があります。

セックスの前後も大事にすることで、その記憶も相まって相手はセックスを「楽しかったな、すてきだったな」と思い出すことができます。

それが、床上手のイメージにつながるのでしょう。

(5)相手に喜んでもらうのが好き

「相手が喜ぶ姿を見るのが好き」

「気持ち良さそうにしている顔を見るのがたまらない、むしろそれが快感」

これくらいの気持ちになれる女性は、それをモチベーションに相手が喜ぶことをどんどん追求していけます。

そのため、最短ルートで床上手に躍進できる人が多いです。

男性から見た床上手な女性のイメージ

ここからは、床上手な女性が男性からどのようなイメージを持たれているか紹介します。

(1)離れられない

大好きな人とは離れたくないものですが、いろいろある離れたくない理由の1つに「床上手だから」を挙げる人もいます。

筆者の周りの「嫁大好き」と豪語している人の多くは、奥さんの良いところを聞くと「メシもうまい! 優しい! かわいい! なんならセックスも合う!」と大声で教えてくれます。

こんなに奥さんを褒めちぎるとは、なんてすてきな旦那さんなんでしょう。

そして最後にセックスを持ってくるあたり、「最初のメシだのかわいいだのはオマケかい!」って思わず突っ込みたくなるほほ笑ましさがありますね。

あるいは、セックスが満たされていると他の生活全般にまで幸せを感じる人もいます。

これも、床上手な女性から離れられない理由の1つになるようです。「セックスパワー、改めて、すごい」って思いますね。

(2)癒やされる

床上手な女性って癒やされるらしいです。

一緒にセックスを楽しんで気持ち良くなれるから、心地良さを感じるのかもしれません。

相手を包み込んで癒やすのも、テクニックに並ぶくらい大事な床上手の要素といえそうです。

(3)一度お手合わせを!

女性が床上手であるといううわさが立ってしまうと、男性に「自分もそんな床上手の技を体験したい」といった願望を抱かせてしまう可能性があります。

「あの人、うまかったよ!」なんてうわさを広めるタイプの男性に床上手なところ披露してしまうと、収集がつかなくなり苦労することがあるかもしれません。相手をよく見てから試合をしましょう。

また、「1回お願い!」という男性に応えたらいつのまにかセフレ関係になっていた、なんてことも考えられます。

お互いに「恋愛感情はない! でも欲求を解消したい、そんな日はこの人が良い!」と割り切っているなら良いのですが、そうでない場合は少し慎重になった方が良さそうです。

(4)エロい

床上手な女性に対して、セクシーな魅力を感じる男性もいます。

しかし、相手と過ごすセックス前後の時間を大事にできずテクニックを見せつけるだけになってしまうと、「エロいだけの女性」というイメージを持たれることもあります。

そして前述したように「1回オナシャス!」と言われるハメになっていく……ここらへんは輪廻のようにつながっています。

「エロいだけ」と思われるのを避けたいなら、テクニックだけではなく相手との心地良い雰囲気づくりも心掛けましょう。

床上手になるには?

ここからは、床上手になるための方法を紹介します。

(1)積極的に「気持ち良い」ことを伝える

筆者のTwitterでは何回もお伝えしていますが、相手に喜んでもらうには、あなたが喜んでいることを伝えるのが大切です。

なぜなら、平時から相手の反応をものすごく気にしている男性は多いからです。こういった男性は、

・自分のお気に入りのラーメンを「んー! おいしいー!」って頬張ってくれて

・買ってあげたプリンを「わーうれしいーありがと!」って喜んでくれて

・初めて一緒に行ったスノボで「初めてなんだー楽しいねえ―!」ってはしゃいでくれる

といった女性の姿を見ると、「喜んでもらえて良かったな」とニヤニヤできちゃうんです。

では、もしセックスでも自分の行為を喜んでもらえたら……?

きっと、男性はうれしくて前のめりになるでしょう。

ちなみにセックスであなたが「気持ちいい」と喜んでいることを相手へ伝えるには、彼とのセックスを好きになることが大事。

そのためには、適度におねだりしたり彼の身体を誘導したりして、積極的に気持ち良くなるのが有効です。

(2)テクニックの引き出しを増やす

具体的な「床上手度」を上げるには、とりあえず、繰り出せる技を増やしましょう(笑)。

AVみたいなあからさまなものじゃなくてもOK。

Sな彼の前では照れてみて、Mな彼にはこちらから積極的に仕掛けて……。

というようなイメージを持っておくと、いざその機会が来た時、すぐ「あれをしよう!」と判断できるので、余裕をもって楽しめちゃいます。

(3)彼の好みを探す

セックスの好みってホント人それぞれなので、相手の好みを探してあげましょう。

「Sならまずバックいっとく?」とか、「Mなら上に乗っとこうか」とか。

あるいは、「相手の様子を見て楽しみたいタイプの彼なら部屋の照明を明るくしちゃおう」「耳派の彼なら抱っこされた姿勢でかわいく耳元でささやいてみよう」「嗅覚派の彼なら、香水やシャンプーで香りに気を使おう」など……。

技術を極めるというよりは、彼の「好き」をどれだけてんこ盛りにしてあげられるかが、相手と長い期間セックスを楽しめる床上手の大事な要素といえます。

(4)自分に自信を持つ

してみたいことができなかったり積極的になれなかったりするのはもったいないので、自信を持ってセックスを楽しみましょう。

ただ、独りよがりになっても良くありません。

攻めている時は「気持ちいい?」とか「ここかなあ?」とか聞いてみる。

攻められている時は、おねだりしたり彼の手を誘導したりする。

こうやって、お互いに「イイ」を深めていきましょう。

(5)心地良い雰囲気をつくる

「『床上手』の『床』=相手とあなたとの生活」くらい広義で、相手と心地良い雰囲気をつくりましょう。

やはり、安心感のあるセックスや大事な人とのセックスは特別なもの。

セックスの時だけでなく普段から心地良い雰囲気を保てれば、それがあなたへの安心感や愛情につながり、セックスの満足度がより高まるでしょう。

床上手=楽しみ上手

「あ、この人なら良いな❤」という相手とセックスする時、余計なことを考えずに思い切り楽しめる。

それってちょっと、楽しそうじゃないですか?

セックスのテクニックに磨きをかければ、彼との関係を良好に保つ一助になる場合もあります。

ですが、必ずしも床上手にならないといけないわけではありません。

「床上手」以外にも、セックスを楽しんだり、彼との関係を良好に保ったりするのに役立つ要素はたくさんあります。

大事なのは、「自分はどれが得意で、どれを伸ばしたくて、どれを武器とするのか」という理解と選択です。

そこに「床上手」があるなら伸ばせばいい、くらいのイージーな考えでいきましょう。この手の話は「深く考えない」、これに尽きます。何せ正解がないのですから。

ぜひ、自分なりの強みを見つけて伸ばしていってくださいね。

(二宮ゆみ)

※画像はイメージです

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