推しと好きの違いとは? それぞれの意味と特徴を解説
「推し」と「好き」という言葉の違いが、イマイチよく分からないという人もいるでしょう。今回は、推しと好きの違いについて、それぞれの意味と特徴を解説します。
好きなアイドルや芸能人のことを「推し」と表現することがありますが、恋愛の「好き」とはどんな違いがあるのでしょうか?
どちらも好意の気持ちを表す言葉ですが、推しと好きの違いを明確に説明するのはなかなか難しいですよね。
この記事では、推しと好きの違いについて分かりやすく解説します。
「推し」と「好き」の意味と違い
まずは、「推し」と「好き」という言葉が持つそれぞれの意味について見ていきましょう。
推しとは「人にすすめたいほど気に入っている」こと
「推し」とは、人や物事を推薦するという意味の「推す」が語源である言葉。
『デジタル大辞泉(小学館)』によると、「推し」とは「他の人にすすめること。また俗に、人にすすめたいほど気に入っている人や物」とあります。
元々はアイドルグループの中で、特にお気に入りのメンバーを表す時に「推し」という言葉が使われ始めました。
そして近年では、俳優やアニメキャラクターなど、さまざまな人や物を対象に「推し」が使われるようになってきたといえます。
好きとは「心がひかれる」こと
『デジタル大辞泉(小学館)』によると、「好き」とは「心がひかれること。気に入ること。またそのさま」という意味です。
つまり、他人におすすめたり、応援したりしたいかは関係なく、自分がその対象に心ひかれている状態を表す言葉といえます。
推しと好きの違い
「推し」と「好き」は、どちらもその対象に好意を持っていることを表す言葉です。
「推し」の場合、対象になる人や物について好意があるのみならず、他の人にもおすすめしたいという気持ちがあることを指します。
一方「好き」の場合、その対象について心がひかれていることを示すものの、他人にすすめたい気持ちがあるかどうかは含まれません。
つまり、「推し」と「好き」の違いは、人にすすめたい気持ちがあるかどうかが1つの基準といえるでしょう。
恋人と推しは別物?
前述のとおり、「推し」とは人にすすめたいほどの好意がある人や物を表す言葉です。
つまり、推しは他人と好意を共有して一緒に応援したい対象であるといえるでしょう。
そのため、相思相愛の関係を表す「恋人」とは別物であると考えられます。
恋人に推しがいる場合の対処法
「推し」と恋人に対する恋愛感情の「好き」は別物だと分かっていても、恋人に推しがいる場合、つい嫉妬してしまうこともあるでしょう。
その場合の対処法や注意点を紹介します。
(1)相手の推しの悪口は言わない
どんなことでも、自分の好きなものを他人に否定されると、良い気分にはならないですよね。
そのため、恋人の推しについても悪口を言うことはやめておきましょう。
推しのことを応援したいという相手の気持ちを、尊重してあげることが大切です。
(2)推しと恋人である自分は別物だと理解する
推しはあくまで「応援したい存在」であって、実際に交際している恋人とは別物です。
そのため、推しと自分を比べてしまわないようにしましょう。
推しと恋人は別の存在であることを理解すれば、恋人が推しを応援していることに対して嫉妬する気持ちも軽減されるはずです。
自分に推しがいる時の注意点
反対に、あなたに推しがいる場合、恋人の前で注意したいポイントも確認しておきましょう。
(1)恋人の前で推しの話はなるべく控える
推しの話であったとしても、恋人からしてみれば、自分以外の相手についての好意を聞かされると気になってしまう可能性があります。
そのため、もし相手が気にしている様子なら、恋人の前では推しの話ばかりするのを少し控えるのが良いかもしれません。
(2)相手の推しのことも尊重する
もし相手にも推しがいるのであれば、自分の推しと同じように尊重してあげることが大切です。
推しという言葉には「他の人にもすすめたいほど気に入っている」という意味があります。
自分の推しのことを恋人も同じように気に入ってくれれば、それは相手にとってうれしいことのはずです。
推しと好きの違いを理解しておこう
「推し」と「好き」という言葉は一見似ているようで、「人にすすめたい気持ちがあるかどうか」というニュアンスの違いがあります。
また、推しと恋人に対する感情は別物といえるでしょう。
これらの違いを理解して、推しを応援する気持ちを、恋人と尊重し合えるような関係が築けると良いですね。
(maki shimizu)
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