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男性の恋愛観とは? あるある14選とモテるコツ

関由佳

気になる男性の恋愛観を知ることは、恋をうまく進める上でも重要なポイント。そこで今回は心理カウンセラーの関由佳さんに、そもそも恋愛観とはどういう意味なのかと、男性によく見られる恋愛観を解説してもらいます。

恋をすると、相手の考えや価値観を知りたくなるもの。

特に相手の恋愛観を理解しておくと、誤解によるすれ違いを防げたり、効果的なアプローチを仕掛けたりすることもできて、円滑な恋愛関係を維持しやすくなります。

とはいえ、男性の恋愛観って女性には分かりにくいこともありますよね。

細かい価値観は十人十色。ですが、多くの男性に見られるような恋愛観もあります。そこで、男性の恋愛観の特徴について考えてみましょう。

「恋愛観」とはどういう意味?

「恋愛観」とは何かというと、恋愛に関する価値観のこと。恋愛に対しての考え方や行動傾向を意味します。

恋愛観には、理想の恋愛という広い面から、デートや連絡の頻度など細かい部分まで、その人の恋愛に対する志向が含まれます。

相手の恋愛観を知っておくと、先手を打ってすれ違いを減らす行動を取りやすくなるので、恋愛に対するストレスを軽減することもできるでしょう。

そもそも、価値観がぴったり一致する人はほとんどいません。

同じ親から生まれ、育ってきた環境が同じきょうだいですら、価値観のズレはあります。それが全くの他人であれば、なおさら。

自分の物差しで相手の言動を理解するのは、難しいことなのです。

だからこそ、パートナーの恋愛観を理解するのはとても大事。相手の言動に対して悩んだり、否定したりすることが少なくなり、上手に恋愛を進めることができるのです。

ただ、まだ相手との関係が浅いうちは、恋愛観を知るのになかなか時間がかかるもの。意中の人がいる場合は、まずは人としての関係性を深める中で、恋愛観を探っていくのが良いでしょう。

そういったパーソナルな話をするのは、距離を縮めるのにも役立ちます。恋愛の話をし合えるようになれば、自然と親しさも増していくはずです。

男性の恋愛観あるある14選

上述したように、人の価値観はさまざま。とはいえ、男性によく見られる恋愛観の傾向も存在します。

この記事では、そのうち14個の恋愛観を紹介します。

(1)恋愛の優先順位が高くない

恋愛に依存してしまう男性は別ですが、男性は恋愛の優先順位を高く設定しない傾向にあります。

どうしても今生活上で一番重要なことを優先的に考えるので、仕事や勉強の優先順位が上がってしまい、恋愛は二の次になるケースも多いでしょう。

決して恋愛をないがしろにしているわけではないのですが、恋愛はパーソナルなことであって、生活のプラスアルファの要素と考える人もいます。

癒やしや刺激としてなくてはならないものではあるものの、「人生で常に第一優先することではない」と考えやすいのです。

(2)恋愛以外も大事にしたい

上でも言ったように、男性は恋愛第一主義になりにくい人も多いです。仕事や勉強だけでなく、友達との付き合いや趣味、家族なども大事にしたいと思っている人もいるでしょう。

友達と会っている時は彼女への連絡をしない、休みの日にデートではなく趣味の予定を入れるなど、恋愛以外にしたいこともたくさんあります。

女性からすれば、「なんで私と会ってくれないの」と思ってしまいそうですが、彼にとって、その趣味や交流が彼女と同じくらい大事な場合があるのです。

(3)日付や思い出の記憶が苦手

記念日やデートの思い出など、女性にとって強く記憶に残る出来事があっても、男性はすっかり忘れている、というケースも見られます。

これは思い出に対してどうでも良いと思っているわけではなく、思い出すことができないだけ。

忘れてほしくない記念日はカレンダーアプリでシェアしておく、思い出は写真に残してLINEのアルバムに入れておくなど、忘れないよう対策をしておくことがトラブル回避のコツです。

(4)元カノの記憶はある

男性の中には、思い出の記憶は苦手でも、今まで付き合った女性はしっかり記憶しているという人もいます。

よく、女性は「上書き保存」で男性は「名前をつけて保存」するといわれますが、女性は過去の恋愛を今の恋愛で塗り替えてしまう傾向がある一方で、男性は毎回の恋愛を別物と捉える傾向があります。

そのため、男性の方が過去の恋愛を引きずりやすいともいわれ、元カノに「いつまでも自分のことを好きでいてほしい」という淡い願望を持つ男性も少なくありません。

女性からするとおもしろくないことかもしれませんが、男性にとって元カノの存在は、女性が想像するよりも大きい可能性があるのです。

(5)連絡頻度が低い

大事なことがたくさんあるとそれに時間が取られてしまうため、彼女に対する連絡頻度が高くない男性もいます。

付き合う前や付き合い始めはテンションが高く、「彼女を自分のものにしたい!」という気持ちからマメに連絡していても、慣れてくるとだんだん趣味や友人など恋愛以外のことを考える余裕が出てきます。

そうなると、今まで1日何ラリーもしていたLINEが、2~3回に減るなどということもあるかもしれません。

でもそれは、彼女のことがどうでも良くなったのではなく、他のことが頭のキャパを占め始めただけ。それだけ、男性は彼女との関係が安定したと考えているのです。

(6)恋愛に対しても現実的

現実主義な男性は、夢や願望よりも実際にどうなのか、ということを重視します。

それは恋愛でも同じ。ロマンティックなムードよりも、現実的な事柄に目が行きがちです。

例えばクリスマスの予定を考える場合。すてきな夜景の見えるレストランでディナーをした後、ホテルに泊まってシャンパンで乾杯……というロマンティックなデートにときめくよりも、実際にかかる費用や立地条件などが自分たちに適しているかといったリアルな状況を考えます。

そのような男性は結婚に関しても、漠然とした「甘い結婚生活」よりも、具体的な「現実の暮らし」を考えます。そのため、それに伴うリスクや責任もリアルに感じてしまい、すぐに決意しにくい傾向があるでしょう。

(7)言葉よりも行動で示したい

男性は、女性ほどコミュニケーションが得意でないことも多いです。上手に愛情表現ができず、彼女が「好き」と言っても返してくれない男性も少なくないでしょう。

もちろん照れも大いにありますが、「愛情を行動で示したい」と思っている男性もいます。

デートをする、家事を手伝う、プレゼントをあげるなど。愛情を表す行為をしていれば、相手は気持ちを分かってくれる、と考えるのです。

男性が「好き」と言ってくれなくても、彼女に対して時間と労力を使ってくれていれば、ちゃんと「好き」なのです。

(8)LINEより電話がラク

言葉で気持ちを表すのが得意ではないタイプの男性は、LINEのような文字のコミュニケーションもあまり得意ではありません。

細かいことをごちゃごちゃとメッセージで書くよりも、電話でサクッと伝える方がラクだと考えている人もいるでしょう。

むしろ、LINEのメッセージは業務連絡くらいに思っている男性もいます。そういう男性への大事な話や情報交換には、通話が適しています。

「付き合ってからLINEの頻度は減っても通話の時間が長くなった」というケースが見られるのは、そういった考えがあるからなのです。

(9)ケンカより議論をしたい

感情的になりにくく、現実主義な男性は、感情のままに言葉を投げ合うよりも冷静に議論をする方が建設的で良いと考えています。

感情的な争いを避けたくて、女性がムッとしたり泣いたりした時にとりあえず謝る男性もいます。そうすることで、何とか冷静に話し合える状態に立て直そうとしているのです。

実際、感情にまかせて言葉を口に出すと、売り言葉に買い言葉で、思ってもみないセリフが飛び出すことも。最悪、そのまま別れてしまうケースもあります。

納得いかないことがあるならば建設的に話し合う方が、上手にカタがつく可能性は高いでしょう。

(10)常に自分が1位でいたい

男性の中にはプライドが高く、「他の男に負けたくない」という思いが強い人も多いです。

そういう男性は当然、好きな女性にとっても自分が一番でいたいと思うもの。元カレと比較されたり、男友達より劣っているといったことを言われたりするのは、耐えがたいでしょう。

元カレにはできるけど今の彼にはできないこと、というのは、今の彼には話さない方がベターです。

(11)彼女がいてもモテたい

男性の中には、常に自分を認めてくれる人を求めている人もいます。

「男性には狩猟本能がある」ともいわれていますが、実際、長く付き合っている彼女がいたとしても「他の女性に好意を持たれたい」という願望を持ち続けている男性もいます。

そのような男性にとって、「たくさんの女性に認められて求められている」という事実は、自信につながるものなのです。

そこから浮気に発展することは許されない行動ですが、女性としては、「モテたいと思ってるんだな」と捉えておくと、やきもきすることが減るかもしれません。

(12)実は嫉妬深い

言葉に出さなくても、思っているより嫉妬深い男性もいます。

上述したように、「1位でいたい」「負けたくない」と思っているタイプの男性は、彼女が他の男性を褒めたり、元カレのカッコ良い話をしたりしようものならば、とたんに機嫌が悪くなることも。

そういった人は付き合う前でもその傾向が分かりやすく表れるので、他の男性を上げる話をして態度が悪くなったり話をそらしたりしたら、脈ありの可能性もあります。

(13)悪者になりたがらない

プライドが高く、かっこつけたいと考えている男性は「悪者になりたくない」という思いが強いです。

特にケンカをした時や別れる時は、自分に否がないよう、行動を正当化したり逃げたりすることも。相手から謝られたり、別れを告げてもらえたりするとホッとするでしょう。

また、悪者になりたくないという気持ちから思い出を美化する傾向も。元カノとの別れの原因も、保身のために美化して話している可能性もあります。

そのため、別れの原因は参考までに聞いておく程度で、今の彼の行動をしっかり観察することが大事です。

(14)女性のちょっとした一言を気にしてしまう

普段は強がっていても、本当は繊細な心を持っている男性も多いです。

プライドが高い分、彼女に指摘されたり、恋愛で失敗したりすると、深く傷ついてしまうことがあります。

女性は軽口のつもりでも、知らないうちに彼に深手を負わせている可能性もあるので、普段から言葉を選んで会話をする必要があるでしょう。

男性の恋愛観を押さえてモテるコツ5選

男性の恋愛観を理解した上で行動すれば、男性にとって「恋愛しやすい人」という印象を与えることもできます。

どんな行動を取れば良いのか、ポイントを5つ紹介しましょう。

(1)恋愛に依存しない

恋愛第一主義になりにくいタイプの男性に「私のことだけ見て!」と言っても、気持ちが離れていくだけ。

そもそも恋愛だけにどっぷり浸かり、全てが彼だけの生活になること自体、あまりお互いに良い影響は与えません。

まずは、「彼は彼」「私は私」と個人単位で考えて、適度な距離感を保ちながら恋愛をしてみましょう。

彼が趣味を楽しんだり友人と遊んだりしている間に、自分も趣味や友人に時間を費やして恋愛以外のことも充実させ、人としての魅力を磨きます。

すると、男性は恋愛に依存せずイキイキ過ごすあなたに「良いな」と感じるはずです。

(2)「あなたが一番」と褒める

常に一番でいたいと考えている男性の場合は、好きな女性に「一位宣言」をされることにとても喜びを感じます。

ウソをつく必要はないですが、強く感情を動かされたことがあれば、しっかり褒め言葉を伝えましょう。

ポイントは「あなたが一番である」と表すこと。「今までで一番うれしい」「こんなの初めて」など、男性の自尊心をくすぐる言葉をあえて使うことで、ただ喜びを伝えるよりも彼の自信をアップさせることができるでしょう。

(3)連絡ペースを合わせる

自分がマメに連絡するタイプだと、男性からのLINEの返信が遅かったり頻度が少なかったりすると、不満を覚えるもの。

とはいえ、連絡頻度を増やしてもらうと、今度は彼に自分が感じているような不満を持たせることになります。

まずは、一度相手の連絡ペースに合わせてみましょう。何事も増やすより減らす方がパワーを使いづらいからです。

男性の返信が1時間置きくらいなら、自分も1時間置く。意外と慣れてくるとその方が楽かもしれません。

もしやってみて我慢するのがつらかったら、いっそのこと、スマホを触らないのも1つの手です。

テレビを観たりネイルケアをしたりなど自分の時間に集中すると、スマホがなくても過ごせるものです。

逆に、絶対やってはいけないのが、返信を催促すること。どちらかが負担を感じてしまうと、恋愛感情があってもうまくいかなくなってしまいます。

(4)小さなことでも絶対けなさない

恋愛関係になったとしても、相手に対して気になることは絶対あるもの。ただ、プライドが高く傷つきやすい男性に対しては、指摘の仕方をよく考えるように気をつけましょう。

その時の感情に任せ「~できない」「~がダメ」と言うと、ショックを受けてしまうかもしれないので、できるだけ肯定形で伝えるのがベスト。

「~ができたらカッコ良いかも」「~してくれたらうれしいな」と、相手のチャレンジ精神を刺激しつつ欠点の改善を求める言い方を意識してみましょう。

(5)過度に期待しない

恋愛だけにとどまりませんが、人が不満を覚えるタイミングの1つは、自分の期待に相手が十分に応えてくれなかった時。

「何でもっと連絡をくれないんだろう」「ここで告白してほしかったのに分かってない!」など、自分の理想が満たされないことがつらいのです。

とはいえ、自分の理想は己が勝手につくったもの。相手には当然分からないですし、本当は何も関係のないことです。ここに腹を立てるのは、実はとても身勝手な考えなのです。

そもそも他人の気持ちは分からないものです。そうであるならば、最初から過度な期待はしないことが一番。

好きな人や恋人には、どうしても「こうしてほしい」という思いが出てきてしまうのは仕方がないですが、そういう理想は「叶えられたらラッキー」くらいに捉えておきましょう。

まずは相手の考えや価値観を尊重し、そこに自分がどう合わせられるかを考えます。

もちろん、自分ばかりが我慢をする必要もありませんので、合わせられないならどう折衷できるかを考えれば、お互い無駄な争いやストレスも軽減し、良好な関係を築けるでしょう。

固定観念に縛られずに恋愛観を見極めてすてきな恋を

「好きな人の考え方や価値観を知りたい!」と思うのは、しっかり恋をしている証拠。

男性が持つことの多い恋愛観を理解した上で彼とコミュニケーションを重ねれば、自分も相手も傷つけずにスムーズな恋愛がしやすくなるはず。

「成就は厳しいかな」と感じていた相手でも、意外ととんとん拍子に発展していけるかもしれません。

とはいえ、人間関係においては固定観念に縛られすぎることも禁物。

あくまで一般論として「男性ってこういうもの」と理解しつつ、意中の相手個人の価値観を見極めるようにすると、より柔軟に恋愛が楽しめるでしょう。

(関由佳)

※画像はイメージです

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