【美容師厳選】女性におすすめしたいヘアワックス7選
最近はヘアワックスを使って作るウェット感のある髪質や、抜け感などのアレンジがトレンド。そんなおしゃれなスタイルを作るのに最適なレディース向けワックスを、美容室A.F.Yの美容師・小澤秀樹さんに紹介してもらいました。
ウェット感のある髪質や抜け感のあるアレンジなどがトレンドの今。それらを作る時におすすめなのがヘアワックスです。
実は髪質や髪型によって、選ぶべきアイテムが異なってきます。
今回はヘアワックスの種類や選ぶ時のポイント、おすすめ商品などを紹介していきます。
ワックスを使って日々のスタイリングを楽しみましょう。
ワックスの種類は?
せっかく新しいレディース用ワックスを買うなら、自分の悩みに合ったワックスを使いたいですよね。
ヘアワックスには主に5つの種類があるので、それぞれの特徴について解説していきます。
ツヤ出し効果のある「クリームタイプ」
クリームタイプのワックスなら、ツヤ感を出しながら動きのあるスタイリングができるので、適度なルーズ感を演出したい時に最適です。
また、手に出したばかりの状態ではこってりとした質感ですが、なじませていくと徐々にみずみずしさを感じられるように変化していきます。クリームタイプは失敗しづらいので、初心者さんにおすすめです。
ウェット感を出せる「ジェルタイプ」
ボリュームが多すぎると悩む人は、髪をまとめる効果があるジェルタイプが良いでしょう。
比較的伸ばしやすく髪へのなじみも良いので、誰でも扱いやすいワックスといえます。
また、ワックスが乾く時に髪をコーティングしてくれる効果があるので、崩れにくいヘアスタイルの実現が可能です。
自然なスタイルの「バームタイプ」
バームタイプのワックスは、肌や髪に優しいものが多いので、自然由来のものを好む人におすすめ。
固形タイプのものが一般的ですが、手で溶かしてから使うとオイル状になるので、固形であっても髪へのなじみがいいワックスです。
髪のボリュームを適度に抑えつつ、はやりのウェット感を演出できます。全体的な仕上がりはナチュラルになります。
ウェーブ巻きと相性抜群な「ムースタイプ」
ムースタイプのヘアワックスは、ウェーブやパーマなど動きを出したヘアスタイルの維持に向いています。
柔らかいムースが髪全体に広がりやすいので、すぐになじんでくれます。キープ力よりも自然な質感を重視したいという人におすすめ。
ふんわり感のある「スプレータイプ」
セットした髪にふんわりとした柔らかさを残したいという人は、スプレータイプが良いでしょう。
毛の流れをキープしてくれることはもちろん、それだけではなく立体感も残してくれます。
スプレーからでてくる粒子が細かいので、髪の間にも入り込んでいき、髪がぺったんこになるのを防いでくれます。
選ぶ時に注目すべきポイント
ワックスにはさまざまな種類がありますが、自分の髪に合ったものを選ぶには、どこに注意したら良いのでしょうか?
(1)長さで決める
ロングの人は、自然に仕上げられるヘアワックスが良いでしょう。
固めのテクスチャーのものだと自然な動きが出せず、せっかくのロングヘアの良さが生かせません。そのため、長い髪の全体に広げてつけても自然なまとまりを出せる、柔らかなクリームタイプのワックスが良いでしょう。
一方で、ショートの方は比較的セット力が強いワックスと相性が抜群。ジェルワックスのような固めの質感であれば、適度な束感と毛流れを出せます。
また、ボブの人は固すぎず柔らかすぎないテクスチャーのものが良いでしょう。
そして、徐々にヘアワックスを使うことに慣れてきたら、仕上げたいと思い描く理想のスタイルによって使うものを変えるのもおすすめです。
(2)用途を考える
用途に合わせたワックス選びも大事なポイントです。
例えば、ポニーテールやおだんごなど、かっちりとまとめた髪型にしたい時は、あまり固いと不自然にまとまってしまいます。
そのため、柔らかめのテクスチャーの方が良いでしょう自然にまとまるクリームタイプのヘアワックスを使うのがおすすめです。
細い毛がでてきてしまう、と悩む人はスティック状のワックスもありますから、ぜひ参考にしてみてください。
(3)理想の質感を探す
ツヤやウェット感が欲しいのか、またはナチュラルに仕上げたいのかなど、人によって理想の質感は異なってきます。
そのため、自分の理想に合った質感を探してみてください。その日の気分やファッションによって、ワックスを使い分けるのも良いですね。
(4)髪質に合ったものにする
クセがあってなかなかまとまらないという人は、クセ負けしないようなセット力の強いワックスを選ぶことをおすすめします。上手にワックスを使えば、あなたらしさのある髪のクセを生かすこともできます。
髪が細い人は、マットなタイプがおすすめ。重たすぎるとワックスに髪が勝てないため、キープ力の軽めのものを選ぶ方が良いでしょう。
(5)香りで選ぶ
ワックスの見落としがちな魅力が香りです。自分の好きな香りに出会えれば、リラックス効果も得られるでしょう。
髪につけるため香りも広がりやすくなっていることから、フレグランスヘアワックスも多様にあります。フローラル系から柑橘系までたくさんの種類の香りがあるので、ぜひ自分に合ったものを探しましょう。
【美容師厳選】女性におすすめしたいヘアワックス7選
では、実際にはどんな商品がいいのでしょうか?
今回は美容室A.F.Yの美容師・小澤秀樹さんが厳選するヘアワックスを7種類紹介します。
ヘアバームの定番!『PRODUCT(プロダクト) ヘアワックス』
ヘアバームの人気のきっかけとなった定番ブランド『PRODUCT(プロダクト)』。
PRODUCTのヘアバームは適度なツヤ感があり、髪をまとめて仕上げたい時に向いています。ナチュラルでありながら、軽い質感が特徴です。
ヘアバーム特有の手がベトベトになることが苦手だという方にはぜひ使ってほしい商品です。
補修力に優れた『トラック オイル No.3』
トラック オイル No.3は、植物の恵みを惜しみなく凝縮。補修力に優れた、天然由来成分99.19%のマルチ美容オイルです。
乾燥しがちな毛先に、いきいきとした自然なツヤを与え、しっとりとまとまりを演出します。
シルキーな質感の『イソップ バイオレットリーフ ヘアーバーム』
イソップのバイオレットリーフ ヘアーバームは、ココアシードバターとナッツオイルが配合されているバームです。
少量でも伸びが良いため、乾燥してまとまりにくく、ごわついてしまいがちな毛先にうるおいを与え、シルキーなサラリとした質感になります。また、グリーン系の香りによるリラックス効果も期待できますよ。
おしゃれな仕上がりの『N.(エヌドット) ナチュラルバーム』
ヘアオイルの人気が高い『N.(エヌドット)』ですが、実はヘアバームも使いやすいとして注目されています。
エヌドットのヘアバームは、適度なウェット感や束感を作ることに向いているので、おしゃれな仕上がりになります。
またセット力が高く、巻き髪やまとめ髪をしたい時にもおすすめです。
敏感肌でも使える『Moii(モイ)クリーム』
モイクリームとは、化粧品ブランド「LebeL(ルベル)」がヘアサロン専売品として販売する、人気ナチュラルケアシリーズ「Moii」のヘア・ボディ・ハンドに使用できるヘアクリームです。
自然由来成分100%からできており、敏感肌でも使えます。香りや使用感にもこだわっているのが特徴的。
髪にまとまり感を出したい時や、ベタつくスタイリング剤が苦手な人に使ってほ欲しい商品です。
全身に使用できる『ムコタ プロミルオイル』
プロミルオイルは、ヘア&ボディーオイルで髪以外に全身にも使用できるオイルトリートメントです。
ツヤ感をほどよく出せ、伸びも良いので少量で束感を作れます。重めのテクスチャーなので、毛量が多くてパサつきやすいという人におすすめな商品です。
乾燥から守ってくれる『hoyu(ホーユー) NiNE(ナイン)マルチスタイリングオイル』
髪を毛先までしっとり保湿し、パサつき、乾燥から守ってくれます。ウエットな質感と、程よくナチュラルな束感を演出できます。
肌なじみが良く、ベタつきにくい、スムースな使用感です。
hoyu(ホーユー) NiNE(ナイン)マルチスタイリングオイル
ヘアワックスを使うコツ
ヘアワックスの効果を最大限に引き出すために、使い方にも一工夫してみましょう。
ここでは、参考にしてもらいたいヘアワックスの使い方を紹介します。
つけすぎないこと
ヘアセットに便利なワックスですが、分量を間違えると思うようなヘアスタイルにならないことも。
もちろん毛量やご自身が使っているワックスの種類にもよりますが、バームタイプならショートやボブの場合は10円玉くらいの大きさが、ロングヘアの場合はベタつかないためにもパール大が適量です。
理想のヘアスタイルによっても適量は異なりますので、これらを参考に自分に合った分量や種類を探してみてください。
塗る順番に注意
ワックスは、下から上につけていくのがポイントです。
まずは後ろの髪につけて、次に横、最後に手に残っているものを前髪につけるのがおすすめ。これで全体的にすっきりとまとまったヘアスタイルが実現します。
ヘアワックスを使って理想のヘアスタイルに!
ヘアワックスの種類にはそれぞれ異なる特徴があるので、髪質を確認すると選びやすいです。自分の理想の髪型に合ったものを探してみてくださいね。
何を買ったら良いのか、迷ってしまった時には髪の長さや毛量などを参考にすると良いですよ。
また、理想のヘアスタイルを実現するためには、ぜひおすすめの付け方も取り入れてみてくださいね。紹介した商品も参考にしながら、なりたいヘアスタイルを作りましょう。
(監修:小澤秀樹、執筆:にわのとまと)
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