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おいしい水出し紅茶の入れ方とは? 手順とコツを解説

武田 麻希

水出し紅茶とは、その名の通り冷水で入れる紅茶のこと。お湯を使うよりも優しい味わいになりやすいのが特徴です。今回は、そんな水出し紅茶をおいしく入れる手順とコツを紹介します。

水出し紅茶は、冷水で時間を掛けてじっくり抽出する紅茶です。お湯で入れるよりも優しい味わいや、濁りの少ないきれいな色味を楽しめるのが魅力です。

今回は、水出し紅茶の入れ方とコツを紹介します。併せて、炭酸水を使った入れ方も解説。おいしい水出し紅茶を楽しむためにも、手順やコツを確認しておきましょう。

水出し紅茶とは

水出し紅茶とは、冷たい水で入れる紅茶のこと。まずは、水出し紅茶の特徴を見ていきましょう。

水出し紅茶の特徴

紅茶 入れ方 水

水出し紅茶は、冷水で時間を掛けてゆっくり入れます。お湯で出す紅茶に比べて、優しい味わいになりやすいのが大きな特徴です。

癖が少ないため、「コーヒーやお湯で入れた紅茶は渋くてあまり好きではない」という人でも比較的飲みやすいでしょう。

また、水出し紅茶の場合、お湯で入れた紅茶に多く含まれるタンニンやカフェインといった成分があまり抽出されません。全く入っていないという訳ではないので注意が必要ですが、「カフェインなどの摂取量を減らしたい」という時におすすめです。

濁りがなく、透き通った色のまま飲める

紅茶 入れ方 水

お湯で抽出する紅茶の場合、温度変化が大きいことで色が濁ってしまうこともあります。

水出し紅茶の場合は、そうした温度変化が起きにくくなります。そのため、お湯から作る紅茶にありがちな色の変化が起きにくく、紅茶本来の色を楽しめます。

水出し紅茶の基本的な入れ方

水出し紅茶を入れる時は、下記のアイテムを準備しましょう。

・水

・給水容器

・茶葉またはティーバッグ

・茶こし(あれば)

ちなみに、ティーバッグを使用する場合は水出し紅茶用を使うのもおすすめ。冷水で入れて存分に香りや味を楽しめるようなブレンドになっています。

STEP1.茶葉を蒸らす

紅茶 入れ方 水

茶葉をマグカップなどに入れ、茶葉全体が浸る程度のお湯に浸し、2〜3分蒸らします。しっかりと蒸らすことで、紅茶の風味を楽しめます。

ただしティーバッグで入れる場合には、この手順は不要です。

STEP2.給水容器に茶葉を入れて水を注ぐ

紅茶 入れ方 水

茶葉を給水容器に入れたら、水を注いでください。ここで、かき混ぜたり茶葉を絞ったりする必要はありません。

茶葉10gに対して、1L程度の水を注ぎます。ティーバッグを使用する場合は、水200mlに対してティーバッグ1つを目安にしましょう。

STEP3.冷蔵庫に入れて1晩待つ

紅茶 入れ方 水

給水容器に茶葉と水を入れた後は、冷蔵庫に入れて冷やします。1晩(8~10時間程度)置いたら、茶葉の成分が十分抽出されます。

STEP4.茶葉を取り除く

紅茶 入れ方 水

続いて、茶こしなどを使ってできるだけ茶葉を取り出します。

しかし、他に容器がない場合や面倒な場合は、無理に取り出さなくても構いません。

炭酸水を使った水出し紅茶の入れ方

炭酸水で水出し紅茶を入れるのもおすすめです。その際、下記のアイテムを用意しましょう。

・炭酸水

・給水容器

・ティーバッグ(茶葉を使用する場合には市販のティーバッグに入れる)

STEP1.ペットボトルの炭酸水の量を減らしておく

紅茶 入れ方 水

まずは、ペットボトルなどに入っている炭酸水の容量を少し減らしておきます。減らす分量は、30ml程度が目安です。

STEP2.ペットボトルにティーバッグを入れて1晩置く

紅茶 入れ方 水

容器にティーバッグを入れます。

炭酸水500mlに対して、水出し紅茶用のティーバッグ1個を使用。また、お湯で入れる一般的なティーバッグを使用する場合は、2個を使いましょう。

STEP3.キャップをゆっくり開ける

紅茶 入れ方 水

1晩置いたら、炭酸水の水出し紅茶ができ上がり! ゆっくりキャップを開けて飲んでください。

シロップを入れるなど、甘みをつけるのもおすすめです。また、糖分が入っている炭酸水を使用するのも良いでしょう。

水出し紅茶は早めに飲むのがおすすめ

紅茶 入れ方 水

紅茶の茶葉には、わずかな雑菌が付着している可能性があります。お湯で入れる場合、雑菌はほとんど死滅しますが、水出しだと多少残ってしまう場合も。

衛生上、できるだけ24時間以内を目安に飲むよう心掛けてください。

もしくは、水出し用のティーバッグを使用すると安心。水出しに適した殺菌処理を施されているものがほとんどだからです。しかしその場合も、必ず冷蔵保管をして、できるだけ早く飲み切りましょう。

水出し紅茶をおいしく入れる水選びのポイント

水出し紅茶は、使用する水にこだわるとよりおいしく入れられます。そこで、紅茶に使う水選びのポイントを見ていきましょう。

(1)軟水を選ぶのがおすすめ

水出し紅茶には、硬水よりも軟水を使うのがおすすめです。日本の水道水はほとんどが軟水なので、水道水を使って入れると良いでしょう。

味は人によって好みが分かれますが、軟水で入れた方が茶葉の味が引き出され、豊かな風味を楽しめるといわれています。

ミネラルウォーターも軟水を選ぶ

ミネラルウォーターの中には、硬水のものも多く存在しています。水出し紅茶を入れる場合は軟水の方が適しているので、ミネラルウォーターの硬度をチェックするとおいしく入れられます。

1Lにつき、硬度が0~60mg未満であれば、軟水と判断できます。

(2)くみたての水を使う

紅茶の香りを楽しむためにも、水の温度や状態にも注意しましょう。くみ置きのぬるくなった水で入れると、紅茶の香りを損ねてしまいます。

空気を多く含む、くみたての水を使うのがポイントです。

水出し紅茶は時間を掛けておいしく入れよう

今回は、水出し紅茶の入れ方や、水選びのポイントを紹介しました。

水出し紅茶の抽出には時間が掛かりますが、入れ方は簡単。じっくり時間を掛けておいしく入れましょう。

(武田 麻希)

※画像はイメージです

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