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結婚11周年「鋼鉄婚式」とは? 意味とプレゼントの選び方

武田 麻希

結婚11周年の節目をお祝いする「鋼鉄婚式」。その意味や由来とは? 鋼鉄婚式にちなんだおすすめの贈り物と共に詳しく紹介します。

「鋼鉄婚式」という言葉を聞いたことがありますか?

鋼鉄婚式は11周年の結婚記念日のお祝いで、贈り物をするなら鉄鋼に関するアイテムがよく選ばれます。

では、なぜ鋼鉄婚式と呼ばれるようになったのでしょうか。詳しい由来を知らない人も多いはず。

今回は鋼鉄婚式の意味や由来、プレゼントをする際のポイントやおすすめの贈り物を見ていきましょう。

鋼鉄婚式(読み方:こうてつこんしき)は「結婚11周年」のお祝い

結婚記念日の1〜15周年と、その後5年ごとに名称をつけてお祝いすることを「結婚記念式」と言います。

それに当てはめると、11周年の結婚記念日をお祝いする際の名称は鋼鉄婚式(こうてつこんしき)となります。

「鋼鉄」とは?

「鋼鉄」とは「鋼(こう)」を表し、これには下記のような意味があります。

鋼(こう)

焼き鍛えて強くした鉄。炭素を0.04〜2%程度含む鉄。銑鉄から、平炉・転炉・アーク炉などによって脱炭して作る。炭素鋼。炭素の他にニッケル・クロムなどを含むものは特殊鋼という。スチール。はがね。鋼鉄。

(『デジタル大辞泉』小学館)

このように「鋼鉄」は、一般的な鉄よりさらに強い鉄のことを示します。

鋼鉄婚式の名称に込められた意味

結婚記念日のお祝いには、夫婦の絆を表す名称がつけられています。

固い鉄である「鋼鉄」の名が示すとおり、「強固な絆になるように」という願いが込められて、鋼鉄婚式と名づけられました。

10年以上1人の相手と寄り添い続けるのは素晴らしいこと。その確かな絆をより強く結べるようにと、人々はこのように11周年をお祝いするのでしょう。

結婚11年目の鋼鉄婚式を祝うタイミングとは


鋼鉄婚式は結婚記念日当日に祝いたいものですが、忙しい夫婦であれば時間を合わせて週末にお祝いを行うケースも多いでしょう。

また、子どもがいるご家庭は、一緒にお祝いできる日にスケジュールを入れておくのもいいですね。

他の結婚記念日の名称は?

11周年以外の結婚記念日のお祝いには、鋼鉄婚式とは異なる名称がつけられています。鋼鉄婚式前後の結婚記念日の名称もぜひ押さえておきましょう。

結婚記念日

名称

9周年

鉛婚式、陶器婚式

10周年

錫(すず)婚式、アルミ婚式、アルミニウム婚式

11周年

鋼鉄婚式

12周年

絹婚式、麻婚式

13周年

レース婚式

このように、それぞれに思いや由来が込められ、結婚記念日の年数が経つにつれて徐々に高価な物の名称へと変化しています。

鋼鉄婚式にプレゼントをする際のポイント

ここからは、パートナーへのプレゼントを選ぶ際のポイントを見ていきましょう。

(1)予算は3,000円~20,000円程度

11周年の結婚記念日は大きな節目ではないため、そこまで予算をかけない夫婦も多いでしょう。10周年の記念日を盛大にお祝いした夫婦ならば、なおさらです。

3,000円~20,000円程度を目安に、相手に喜んでもらえるアイテムを選んで贈ると丁度いいかもしれません。

(2)夫婦で使えるものを選ぶ

鋼鉄婚式の贈り物にぴったりなのが、夫婦で一緒に使えるアイテムです。

共通の趣味で使えるアイテムなら一緒に楽しめますし、夫婦で一緒に過ごす時間を増やすきっかけにもなります。

(3)実用的なものを選ぶ

結婚11周年ともなると、必要な物はあらかた持っており、特に欲しいものが思い浮かばないという人も多いはずです。

そこで、キッチン用品や園芸品、ゴルフクラブなどの実用的なアイテムを贈ると喜ばれるかもしれません。

普段使うアイテムをワンランク上のアイテムに替える、良いきっかけになりますよ。

(4)記念に残るアイテムを選ぶ

11年も時間を共有できたのは素晴らしいこと。そんな結婚記念日を象徴するような、記念に残るアイテムを贈るのもおすすめです。

例えばお店に頼んでアイテムに名入れをしてもらうなど、他にはない特別なプレゼントを贈ると、思い出に残る結婚記念日のプレゼントになるでしょう。

鋼鉄婚式におすすめのプレゼント15選

ここからは、鋼鉄婚式にふさわしいパートナーへの贈り物を見ていきましょう。

鋼鉄をイメージさせるような鉄や鋼、ステンレス製のアイテムだと、前後の記念日のお祝いとも被らず、11周年に合った実用的な物を選ぶことができます。

(1)鍋やスキレット

結婚11周年になると、結婚した当初に購入した鍋類が傷んでしまいがち。

そこで、鋼鉄婚式の名にもちなんだ鍋やフライパン、圧力鍋などの鉄製の調理器具を記念に夫婦で購入するのがおすすめです。最近では、スキレットも人気でしょう。

家族の人数が増えた夫婦なら、人数に合う料理ができる大きさの調理器具を選び直すタイミングにするのもいいでしょう。

(2)包丁

包丁には、鋼やステンレスの素材が一般的に使われています。従って、鉄鋼婚式にぴったり。11周年の結婚記念日のメジャーな贈り物と言えます。

2人の生活に使う実用アイテムであり、このプレゼントをとおして料理や食事を一緒にするのもいいでしょう。

また、包丁を新調したばかりという家庭では、包丁研ぎをプレゼントするのもいいかもしれません。2人で購入した大事な調理器具を長く使えるようにするアイテムは、今後の結婚生活を送る上でも重宝することでしょう。

包丁研ぎもすでに持っている場合は、はさみ研ぎなどいかがでしょうか? キッチンばさみや園芸ばさみなどさまざまな用途で使えて便利です。

(3)トルマリンのアクセサリー

結婚11周年の記念石はトルマリンです。結婚記念石とは、その名のとおり、記念日にちなんだ宝石のこと。

トルマリンには、「寛大」「忍耐」「希望」といった宝石言葉があります。11周年となると、少しの忍耐で寛大に相手を受け止めることの大切さを覚えたり、とはいえまだまだ続く結婚生活に希望を感じたりするもの。つまり、そんな2人の関係性に合った宝石です。

従って、トルマリンのアクセサリーや置物を贈るのもおすすめです。指輪やブレスレット、ネックレスなど、さまざまな種類があり、何と言ってもカラバリエーションに優れるのがトルマリン。なので選びやすいはずです。

少し高価にはなりますが、パートナーの好みに合うアクセサリーを選んで鋼鉄婚式をお祝いしてみるのもいいでしょう。

(4)ゴルフクラブ

鋼鉄にちなんで、ゴルフクラブを選ぶのもおすすめ。

ゴルフ道具は高額なので、なかなか一式を一度にそろえられないことはよくあるもの。パートナーの趣味がゴルフであれば、きっと喜ばれます。

自分がゴルフにはあまり詳しくないなら、一緒に買い物に行って選ぶのもおすすめですよ。

(5)キーケース

鋼鉄婚式の贈り物として、おそろいのアイテムを贈り合うのもおすすめです。10周年ほどの大きな節目ではないので、ちょっとした物がいいかもしれません。

例えば、キーケースは古い物を長年使っている人も多いアイテムなので、11周年の結婚記念日に新調するのも良いでしょう。

男女で使えるデザインのキーケースも多いため、色違いでそろえるなど、好みの色やデザインのものを贈り合うと鋼鉄の名のとおり、絆はさらに強くなるはず。

(6)グルーミングキット


鋼鉄婚式は鉄を使ったプレゼントを贈ることが多いです。その中でも爪切りや毛抜き、小さなはさみなどがセットになったグルーミングセットは、日常使いに便利な贈り物です。

身だしなみを整える道具として、男女問わず使いやすいところもおすすめポイントです。携帯ケースに入っているコンパクトなデザインなら、外出先にも持っていけるため、さらに実用性が高いです。

(7)ステンレスのタンブラー


ステンレス製のタンブラーも鋼鉄婚式に合った見た目と、使いやすさの両方を兼ね備えています。ステンレス製のタンブラーは、保温と保冷どちらにも優れています。

また、コーヒーショップに持っていけば容器としてそのまま使えるなど、環境に配慮したアイテムとしても注目されています。

夫婦で色違いにしたり、名入れにしたりと、オリジナリティのあるタンブラーにデザインした記念品もおすすめです。

(8)カトラリーセット


スプーンやフォーク、ナイフなどのカトラリーセットも、鋼鉄婚式に合った金属で作られた贈り物です。有名ブランドや人気のカトラリーセットは長く愛用できるうえ、いつもの食事がさらにおしゃれで楽しいものに変わります。

何年も使っている食器やカトラリーを見直して、また新たな気持ちで食卓を囲むきっかけにもなります。

(9)圧力鍋


圧力鍋は毎日の料理の時短になったり、その鍋ならではのレシピを作ったりと、便利なアイテムです。

鋼鉄婚式はステンレス製品を贈ることが多く、圧力鍋はステンレス製であるうえ、毎日のように使うものだからこそ品質の良いものをプレゼントするぴったりのタイミングです。

(10)フォトフレーム


ステンレス製のおしゃれなフォトフレームも、鋼鉄婚式のプレゼントに人気があります。ステンレス製は耐久性が高く、さびにくいところも特徴です。

何年にもわたって愛用しやすく、どんなインテリアになじみやすい魅力も持っています。結婚生活での思い出の写真や夫婦のツーショット、家族写真などを飾ってみてはいかがでしょうか。

(11)ペアのお茶碗

ペアのお茶碗は夫婦茶碗とも呼ばれており、似たデザインでサイズが違うものや、色違いになっています。

お茶碗は毎日使うものだからこそ、せっかくなら夫婦おそろいにしてみてはいかがでしょうか。使うたびに結婚記念日のお祝いのことを思い出せるところも、食事に関連するプレゼントをするメリットです。

(12)美容グッズ


美容グッズは妻に贈るプレゼントとして人気があります。ステンレス製のマッサージプレート、ローラーなど、ちょっと高価な美容グッズは癒やしになるうえこれからも元気に綺麗でいてほしいという気持ちを伝えられます。

(13)名入れの夫婦箸


夫婦箸は色違いで作られた箸で、お茶碗ともよくセットで販売されています。

名入れは結婚記念品として人気があります。その中でも夫婦箸はお茶碗と同じく毎日のように使うものだからこそ、名入りの贈り物をすることで毎日記念日を思い出せるのです。

(14)フラワーギフト


フラワーギフトは花束や花を入れたバスケットなど、インテリア向けに作られている花の贈り物です。

他のプレゼントと一緒に贈りやすく、記念日だからこそ花を飾ることで思い出になります。特にフラワーギフトは夫婦をイメージしたカラーや花言葉を基に花を選べるため、オリジナリティのあるプレゼントになります。

(15)体験型ギフト


形に残る贈り物だけでなく、最近は体験型ギフトをプレゼントするスタイルも人気です。体験型ギフトは宿泊や温泉、バーベキューなどの体験ができるギフトのことです。

他にもマッサージやエステなど、プチ贅沢ができる体験型ギフトは、普段していないことを経験し、ゆっくりと癒やされるチャンスです。

何を贈るか悩んだら使ってもらいやすい体験型ギフトをプレゼントしてみてはいかがでしょうか。

鋼鉄にちなんだ贈り物をしよう

今回は、「鋼鉄婚式」が11回目の結婚記念日のお祝いであること、またそれにちなんだアイテムを贈り合う習わしがあることを紹介しました。

鋼鉄は、とても頑丈です。そんな2人になれるよう、この日を一緒にお祝いするのはとても素敵ですよね。10年続いた関係は、11周年以降もより強固になっていくことでしょう。

鋼鉄婚式には感謝の気持ちを伝えて、夫婦の絆をさらに深めていけるといいですね。

(武田麻希)

※画像はイメージです

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