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仕事に行きたくないと思う理由6つ。自分を守るための対処法

桑野量(心理カウンセラー)

「仕事に行きたくない」と感じることはありませんか? 家にいたい、休みたい、朝起きるのがつらいなど、憂鬱な気持ちを我慢している人が多いかもしれません。今回は、心理カウンセラーの桑野量さんが、仕事に行きたくないと感じる理由と対処法を解説します。

「仕事に行きたくない」と感じることはありませんか? 週末の休み明けにモチベーションが下がってしまうこともあれば、朝起きたら、仕事に行く気が起こらないこともあるかもしれません。

その仕事が自分に合っていない、他にやりたいことがあるなど、理由が分かっているなら気持ちの整理がつけやすいですが、理由も分からず「何だか仕事に行きたくない」と漠然と感じるのはモヤモヤしますよね。

自分の気持ちに向き合ってうまく乗り越えていくために、仕事に行きたくないと思う理由を考えてみましょう。

仕事に行きたくない理由と心理

仕事に行きたくないという気持ちは、特別なものではなくて誰もが感じたことがあるかもしれません。

仕事自体が理由になっていることもあれば、プライベートが影響している可能性もあります。まずは、仕事に行きたくないと感じる理由を見ていきましょう。

(1)人間関係に悩みを抱えている

仕事に行きたくないと感じる理由として特に多く挙げられるのは、職場の人間関係に悩みがあることです。

仕事の内容と同じくらい、職場での人間関係は仕事のモチベーションに大きく影響してきます。

(2)やりたい仕事ができていないと感じる

やりたいと思っていたけれど、実際にやってみると思っていた仕事ではなかった……ということもあるかもしれません。

仕事に対するモチベーションは、仕事内容や状況によって変化することがあります。「やりたい仕事ができていない」と感じるなら、仕事に行きたくないのは当たり前かもしれません。

(3)休みが十分に取れていない

休みはあるけれど、休息が取れてないこともあります。

休日にたくさん予定を入れていたり、疲れがたまりすぎていたり、自分が思っている以上に休息を取れていないのかもしれません。

(4)仕事へのプレッシャーが大きい

大事な仕事を任せられたり、責任ある立場に配置されたり、仕事へのプレッシャーが大きいことが、仕事に行きたくない気持ちを強めてしまう可能性もあります。

やりがいよりも不安や緊張を強く感じているのかもしれません。

(5)ミスをしてしまった

ミスや失敗をしてしまうと仕事に行きたくない気持ちが強くなる場合があります。

特に、責任感が強い人は自分のやってしまったことを重大に捉えてしまい、より負担に感じてしまうことがあります。

(6)プライベートに悩みがある

恋愛や家族関係など、プライベートに悩みを抱えていると仕事への意欲が下がってしまう場合があります。

プライベートで抱えている心理的負担が大きくて、仕事への余裕がなくなっているのかもしれません。

仕事に行きたくないままだと起こること

仕事に行きたくないと思っても、すぐに休んだり、仕事を変えたりすることは現実的に難しい場合もありますよね。

しかし、仕事に行きたくない気持ちを我慢し続けるのは、心と体にとって良くありません。

(1)ストレスがたまり続ける

根本的な理由の解決をせずに仕事に行きたくない気持ちを我慢していると、ストレスがたまり続けます。

ストレスを感じないように感覚を麻痺させてしまうこともあるので、気づいた時には一気にストレスが爆発してしまうこともあります。

(2)休日も無気力になってしまう

仕事でのストレスがたまっていくと、それを回復するためにたくさんの時間と休養が必要になります。

やっと仕事から解放されたと思った休日に、何もできないくらいに疲れ果ててしまうかもしれません。

(3)プライベートに悪影響を及ぼす

プライベートがうまくいってないと仕事に影響が出るように、仕事でのストレスがプライベートに影響を及ぼす可能性があります。

仕事がうまくいかないことで恋人や家族に当たってしまうなど、プライベートに悪い影響が出てしまうかもしれません。

仕事に行きたくない時の対処法

仕事に行きたくない時には、どう乗り越えれば良いのでしょうか? 我慢するだけじゃなく、さまざまな対処法を知るだけでも、心に余裕が生まれるかもしれません。

ぜひ以下の対処法を試してみてください。

(1)思い切って休む

まずは、心と体を休めることが何よりも大切です。もし可能であるなら、思い切って休みましょう!

周りの目が気になるかもしれませんが、大切なのはあなたの心と体です。無理をしすぎて働けなくなることは本末転倒になってしまいますからね。

(2)こまめに休息を入れる

仕事を休むことが難しいなら、仕事中にこまめに休息を取るようにしましょう。

5分ほどの短いコーヒーブレイクやトイレ休憩など、1日の中で何度か休息を取るように意識してみてください。それだけでも、心の負荷を減らすことができるかもしれません。

(3)誰かに相談する

仕事に行きたくない気持ちを1人で抱えてしまうのはあまり良くありません。

「こんなことを話しても良いのかな?」と思ってしまうかもしれませんが、自分の気持ちを話すことで気持ちが整理されていく可能性があります。

(4)仲間に頼る、任せる

大きな仕事を1人で抱えてプレッシャーを感じているなら、周りに助けてもらうことにチャレンジしてみてください。

周りに頼るのが苦手な人も多いかもしれませんが、職場の仲間は案外あっさりと受け入れてくれるかもしれません。また、仲間を頼ったり任せたりすることで、新たな信頼関係が生まれることもありますよ。

(5)好きなことをやる

仕事ではなくても、プライベートで好きなことをする時間を取り入れてみてください。

ただ休日に休むだけでは、体の疲れは取れても心はリフレッシュできていない可能性も。プライベートでも我慢していることがあるのなら、思い切ってやってみましょう! リフレッシュすることで心に余裕ができ、仕事への良い影響につながるかもしれません。

(6)自分のやりたい仕事を探してみる

今の仕事や職場が永遠に続くと思うと、気持ちを切り替えるのが難しいですよね。

新しい目標をつくってそこに意識を向けることで、気持ちが楽になってくる可能性も。自分のやりたい仕事を積極的に探してみると、今の職場の良いところを新たに発見できるかもしれません。

仕事に行きたくない時のNG言動

最後に、仕事に行きたくない時のNG言動を紹介します。こんな言動は、あなたをどんどん苦しめてしまうかもしれません。

今の自分に当てはまるものがないか、チェックしてみてください。

(1)我慢し続ける

もちろん我慢する時も必要かもしれませんが、それが長期に続いてしまうと良くありません。

自分が思っているより、ストレスが大きくなっていることもありますからね。気分転換を多く取り入れるなど、我慢するだけじゃないやり方を見つけていきましょう。

(2)すぐに辞める決断する

仕事に行きたくない気持ちが出てくると、すぐにその仕事が自分に合っていないと決めてしまうかもしれません。

しかし、状況やタイミングによってもその気持ちは変わってくることがあります。冷静に自分の気持ちを見つめる時間を取った方が良いでしょう。

(3)自分を責める

仕事に行きたくないと感じるのは良くないことだと思って、自分を責めてしまう人も多いのではないでしょうか。

ですが自分を責めても気持ちは回復せず、よりしんどくなってしまうことが多いです。仕事に行きたくないのには理由があるのですから、むやみに自分を責める必要はありません。

自分の気持ちに向き合おう

「仕事に行きたくない」という気持ちは、我慢し続けると、大きくなってしまって手がつけられなくなってしまうこともあります。

そうなる前に、自分の気持ちと向き合ったり、リフレッシュしたりして、心と体をメンテナンスしてください。

仕事や職場が合っていないようなら、転職することも選択肢の1つだと思います。しかし、それを決断するにも心と体に余裕がなければ難しいですからね。

仕事に行きたくないと感じたら、早めに対処していきましょう!

(桑野量)

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※画像はイメージです

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