なぜ「ぬるぽ」と言ったら「ガッ」? 「ぬるぽ」の意味を紹介
SNSなどで「ぬるぽ」という言葉を見かけたことはありますか?「ぬるぽ」は、プログラミング言語に見られるエラーメッセージ「NullPointerExcwotion」を略したものです。今回は「ぬるぽ」の意味や使い方を例文と一緒に紹介します。
「ぬるぽ」という言葉を聞いたことがありますか?
今回は「ぬるぽ」の意味や由来、使い方を例文とあわせて紹介します。
そもそも「ぬるぽ」とは?
今回紹介する「ぬるぽ」という言葉ですが、日常生活だとあまり使わない珍しい言葉ですよね。
「ぬるぽ」はSNSや掲示板で用いられる単語なので、日常生活で多用されている言葉ではないようです。今回は「ぬるぽ」という言葉ができた経緯や意味を解説します。
「ぬるぽ」の意味
「ぬるぽ」とはプログラミング言語であるJavaにおいて、何かエラーや問題が発生した時に表示されるエラーメッセージ「NullPointerException」を略したものです、
「発生してほしくないエラー」という意味が含まれており、ネット掲示板で話題になるにつれ、いつしか「良くないことが起きた」「落胆する」「脱力」「疲れた」というニュアンスでも用いられるようになりました。
「ぬるぽ」という言葉ができたわけ
では、「ぬるぽ」という言葉の語源はどこから来ているのでしょうか。
「ぬるぽ」の由来は冒頭でも紹介したようにプログラミング言語が元となっていて、エラーが発生したことを表わす「Null Pointer Exception」(ヌル・ポインター・エクセプション)が略された言葉です。
確かに「Null Pointer Exception」と言葉にてして発しようとしたら、かなり長くなってしまうので略語が誕生したのは自然な流れだったのかもしれませんね。
ネットスラングのイメージが強い「ぬるぽ」ですが、語源はプログラミング言語の略称だと覚えておいてください。
なぜ「ぬるぽ」の後には「ガッ」なのか
ネットで「ぬるぽ」と検索すると「ぬるぽ ガッ」と予測変換が表示されます。
実は「ぬるぽ」と言った後に「ガッ」というリアクションをすることが、2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)などのネット掲示板で「ぬるぽ」を使用する際の、暗黙のルールとなっているそう。
元ネタとしては、2ちゃんねる(現5ちゃんねる)などの掲示板で最初に投稿された「ぬるぽ」に対して、他のユーザーが「ガッ」という言葉で反応したことから、「ぬるぽ」→「ガッ」という流れができたとされています。
特に根拠や理由などはなく、なぜこのようなルールになったのかも謎だとされていますが、当時から「ガッ」と反応するのが定着しておりネット上でも多用されています。
最近ではほとんど使われなくなった
「ぬるぽ」が誕生したのが2000年前半なので、かなり時間が経ってしまっていることからも、現在では「ぬるぽ」という言葉をほとんど見かけなくまりました。
ネット上で誕生したいわゆるネットスラングは、一時の言葉なので死語になってしまうことも多いのですが、「ぬるぽ」もその1つかもしれません。
「ぬるぽ」の使い方
「ぬるぽ」の意味や語源を理解した上で、次は実際に「ぬるぽ」がどのように使われるのか、ここでは使い方を例文も交えて解説します。
元はエラーメッセージの略称だったので、エラー発生した時に使用されるのですが、段々とそのニュアンスも変化してきています。
ネットやSNS上などで使われることが多かった「ぬるぽ」ですが、以下のような例文で使われます。
・このソフトの運営ぬるぽ出し過ぎだわ
・またエラーメッセージ来た、ぬるぽ~
過去にはさまざまな用途で使われていた「ぬるぽ」
今回はプログラミング言語が由来となった「ぬるぽ」の意味や例文、使い方を紹介しました。
2000年代前半にはネットやSNS上などで多く使われていましたが、最近ではほとんど使われなくなりました。
ですが、今でも「ぬるぽ」を使う人は一部おりますので、目にした時に意味が分かるように備えておくのもいいかもしれません。
(aoi okamoto)
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