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「異論は認めない」とは? 意味や使い方を例文つきで解説

上色ゆるり

SNSなどで頻繁に登場する「異論は認めない」というフレーズ。今回は、「異論は認めない」という言葉の意味を解説します。例文つきで使い方も紹介するので、ネットスラングに興味がある人はぜひチェックしてみてくださいね。

SNSやネット掲示板、ブログなどのオンラインコンテンツでは、「ネットスラング」と呼ばれる独特な言葉が使われることが多々ありますよね。「異論は認めない」もそのうちの1つです。

なんとなくニュアンスで理解できそうなではあるものの、どういう意味の言葉なのかはっきりと分からない、という人も多いはず。

そこで今回は、「異論は認めない」の意味を解説します。

また、どのような場面で、どのような意味で使うのかなども例文つきで解説します。

「ネット用語を自然に使いこなせるようになりたい」という人はぜひ参考にしてみてくださいね。

「異論は認めない」の意味とは?

「異論は認めない」とは、「自分と異なる意見は容認しない」という意味。

自分の意見が絶対に正しいと主張する意思、他の人の意見を聞き入れるつもりはないという意思を表現するために使われている言葉です。

「異論は認めない」の使い方と例文

「異論は認めない」という言葉は、自分の意見を述べた後に続けて使うのが一般的。

例えば、「私は○○が好きだ。異論は認めない」というように、「異論は認めない」と後に付けることで、自分の主張をより強く伝えられる文章になります。

ただし、「他の意見は全て遮断する」という強い意思を表しており、周囲に威圧的な印象を与えてしまうことも。周りから反感を買う恐れがあるので、使い方には注意が必要です。

また「異論は認めない」は、シチュエーションによって意味合いがやや変わります。シーン別に使い方と例文を紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

意見をはっきりと主張したい時

「異論は認めない」という言葉は、自分が正しいと思うこと、自分が好きなことを周りに主張したい時に取り入れるのがメジャーな使い方です。

例えば、アニメやゲーム、映画について感想を述べる時、「異論は認めない」を使うことで、自分の意見が正しいと強く主張することができます。

また、他の人が何と言おうと、自分の好きなキャラクター、有名人が一番魅力的だ、自分の好きな食べ物、飲み物が一番おいしいと主張したい時にも使えるでしょう。

それでは具体的な例文を紹介します。

例文

・このアニメのキャラ、今はパッとしないけれどいつか絶対覚醒する。異論は認めない。

・うちの猫が世界一かわいい。異論は認めない。

ネタとして使う時

「異論は認めない」という言葉は、相手にツッコミを入れてほしいという意図を含み、ネタとして使われる場合もあります。

わざと反論したくなるようなことを述べ、相手に「それは違う」と反論してもらうという、会話の流れを楽しむ使い方です。

ちなみに、相手に「これはネタである」と伝わりやすくするため、「異論は認めない()」と最後に括弧をつけたり、「異論は認めない←」と矢印をつけたりして使うことが多いです。

それでは具体的な例文を紹介します。

例文

・あの流行語、実は自分がはやらせたんだよね。異論は認めない()

・インスタント味噌汁とパックご飯、鯖缶で超豪華な朝食作った。なお、異論は認めない。←

反対意見を受けつけたくない時

自分の意見を主張するだけでなく、「他人の意見を一切受けつけたくない」ことを強調する場合にも、「異論は認めない」という言葉が使われています。

主に、ブログなどで取り入れられている手法です。「異論は認めない」という文が添えられているブログには、反論されたくない、誹謗中傷を受けたくないという筆者の思いが込められています。

しかしこれに関しては、「反論されたくないのであれば、コメントを閉じれば良いのでは?」という意見もあるので、あまり使わない方が無難かもしれません。

それでは具体的な例文を紹介します。

例文

・以上はあくまで個人的な感想であり、異論は認めない。

・昨晩投稿されたA氏のブログでは、今回の発言に対する異論は認めない、と主張している。

「異論は認めない」の類語

「異論は認めない」の類語には、「〜ですが、何か?」「自分が正しい」「反対させない」などがあります。

「〜ですが、何か?」は「自分はこのように主張するが、何か反論することはある?」という意味。自分の意見を強調しつつ、他の意見を聞き入れない姿勢が表現されており、「異論は認めない」と似たニュアンスで使われてるネット用語です。

また、「自分が正しい」「反対させない」も、自分の意見が正しいこと、反論は拒否することを意味する言葉で、「異論は認めない」と似たような使い方ができます。

関連用語「異論を認める」とは?

「異論は認める」とは、「他にも意見はあると思うが、自分はこのように主張する」という意味。

自分の意見は一般的ではないと理解している、という姿勢を表しており、自分の意見が絶対と主張する「異論は認めない」とはやや違うニュアンスです。

どちらかというとやや低姿勢に聞こえる表現なので、最近は「異論は認めない」の代わりに、「異論を認める」を積極的に使う人が増えてきています。

相手と場の雰囲気を見極めて適切に使おう

「異論は認めない」は、自分の好きな物、人物、事柄について熱く語りたい時によく使われる言葉。覚えておくと、SNSでのコミュニケーションに役立つでしょう。

ただし使い方によっては、周りに悪印象を与えてしまったり、揉め事に発展してしまったりする可能性もあります。「異論は認めない」という言葉を使う時は、周囲への配慮を欠かさないことが大切です。

(上色ゆるり)

※画像はイメージです

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