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「スワイプ」とは? 意味や使い方&「フリック」との違い

ひらり

「スワイプとは何か」について、説明できますか? スマートフォンやタブレットの普及で浸透したこの言葉。そもそもどんな意味で、どういった動作を指すのでしょうか。今回は、「スワイプ」の概念から使い方まで、詳しく解説します。

操作方法の説明などでよく出てくる「スワイプ」。どのような意味があるのか、またどのような動作のことを指すのか、ご存知でしょうか。

今さら聞けない「スワイプ」の意味や、混同しやすい「フリック」との違いとは?

生活していく中で必要不可欠となったスマートフォンやタブレット、パソコンを持っている人は必見の知識をお伝えします。

スマホやタブレットで使われる「スワイプ」とは?

日常会話で使われることが多い「スワイプ」は、何となく理解しているけれど言葉で説明できないという人も多いでしょう。

ここでは、まず「スワイプ」とは何かを説明していきます。

「スワイプ」の意味

そもそも「スワイプ」は英語で「Swipe(スワイプ)」と表記され、「強打」「画面上に指を滑らせる動作のこと」「カードを挟んで、読み込ませる動作」といった意味を持ちます。

ただし、日本語で使われる「スワイプ」は少しニュアンスが異なり、辞書によれば下記の意味があります。

スワイプ【swipe】
[名](スル)

1 大振りの強打。横振り。

2 スマートホンやタブレット型端末などの操作方法の一。マルチタッチ機能をもつタッチスクリーンを、指で触れたまま横に滑らせる動作のこと。機器や触れる指の数によってはたらきが異なり、画面の前後移動などに利用される。

(『デジタル大辞泉』小学館)

「スワイプ」によってできる動作は、

・メッセージや通知の表示及び消去
・前画面へ戻る

などさまざまです。指を滑らせる方向や使い方は、デバイスやアプリなどによっても異なります。

「スワイプ」以外の言い方はある?

「スワイプ」は、同じ意味として言い換えられる言葉がほとんどありません。

例えば、「画面上部から下部に向かって指を滑らせることでメッセージを表示する」「画面左から右へ指でなぞることで前の画面に戻る」など、細かく意味を伝える方法はあります。しかし、「スワイプ」のように動作の総称的な単語はありません。

従って、これらの動作を簡潔にまとめた表現として、「スワイプとは何か」を理解しておくことは非常に重要なのです。

スワイプのやり方

スワイプのやり方を説明します。

1.スマートフォンやタブレットの画面上に指を置く

2.上部から下部へ、左から右へ、右から左へと、操作したい方向へ画面上の指を滑らせる

3.操作したい方向へ移動したら、画面から指を離す

この時の注意点は、「指を滑らせている間は、画面から指を離さないこと」です。途中で指が離れてしまうとスワイプとして認識されず、操作が完了しない場合があります。

また、「スワイプ」することで何をしたいのか、どのような状態にしたいのかによって、2の指を滑らせる方向が変わってきます。

「スワイプ」と「フリック」の違いは何?

「スワイプ」と似ている言葉として、「フリック」があります。ここからは、「フリック」とはどのような意味なのか、2つの違いを説明していきます。

「フリック」とは?

「フリック」は、「タッチスクリーン上で指を素早く動かしたり弾いたりして行う操作全般のこと」を指します。

そもそも「Frick(フリック)」とは、「素早く動かす、弾く」ことを指す言葉です。多く使われるのは、スマートフォンで行われる日本語入力の場面です。

「お」と入力したい場合は、「あ」と表示されているところを5回タップして「お」と入力する方法と、「あ」の部分に指を置いて下に出てきた「お」の部分へ指を素早く移動させる方法があります。

この後者の動作のことを「フリック」、もしくは「フリック入力」と言います。

「スワイプ」は、画面上で指を滑らせる動作なのに対して、「フリック」は画面上で素早く指を移動させる動作のことであると覚えておきましょう。

「スワイプ」の便利な使い方

ここからは、「スワイプ」の便利な使い方を説明します。

指を動かす方向、使用しているアプリなどによって、「スワイプ」で何ができるのかは変わってきます。

「スワイプ」することで出来る基本的な動作を見ていきましょう。

前の画面に戻る

Google(グーグル)やYahoo(ヤフー)などの検索ツールを使って調べ物をする際、面倒に感じるのは「前の画面に戻りたい時」でしょう。

もちろん、画面上に表示されている「戻る」ボタンや「<(前の画面へ戻る)」のボタンをタッチすることで戻ることは可能です。

しかし、「スワイプ」を使えばもっと簡単な戻り方ができます。

画面左部分から右部分へスワイプするだけで、前の画面に戻ります。また、戻った状態から次のページに再び遷移したい場合は、画面右部分から左部分へ「スワイプ」するだけで完了です。

アプリの使用を終了する

現在使用しているアプリを終了したい場合も、「スワイプ」で簡単に解決できます。iPhoneとandroid、またiPhoneでも機種によって操作方法は異なるので注意しましょう。

多くの場合、アプリを上、または左右にスワイプすると、起動している状態から終了できます。「スワイプ」によって簡単にできる使い方なので、ぜひ確認してみましょう。

他のアプリへ移動する

「調べ物をしている途中で音楽アプリを開きたい」「毎回ホーム画面に戻ってアプリを切り替えるのは大変」このように感じている人は多いでしょう。

他のアプリに切り替える、今使っているアプリの直前に使っていたアプリに切り替える場合も、「スワイプ」を使うと便利です。

毎回ホーム画面に戻る必要がなくなるため、簡単にアプリ間の移動が可能になります。

【番外編】知っておきたいスマホ操作の用語集

今回ご紹介した「スワイプ」以外も、スマホ操作に関する用語はいくつかあるんです。最後に、番外編として知っておくと便利なスマホ操作の用語集をご紹介します。

(1)タップ(タッチ)

タップとは、画面に指でポンと触れる基本操作のこと。パソコン操作で言う「クリック」と同じ感覚で、もっと分かりやすく「タッチ」と言われることもあります。

また、2回連続で画面に触れることを「ダブルタップ」と言います。

(2)ピンチイン・ピンチアウト

ピンチとは、2本の指で画面上の表示をつまむような操作のことを指します。

ピンチインは画面をつまむように指を近づけることで、画面を縮小させたい時に使うもの。ピンチアウトは逆に、2本の指を離すように画面の表示をつまむことで、拡大したい時に使われます。

(3)ドラッグ

ドラッグとは英語で「引きずる」という意味を持ち、画面を長押ししたまま移動させる操作のことです。

アプリを移動させる時などに使用します。

(4)フリック入力

フリック入力とは、スマホやタブレット独自の文字入力のやり方のこと。

例えば「あ」の文字を長押しすると、左に「い」、上には「う」右に「え」、下に「お」の文字が表示されます。「い」と打ちたい時には「あ」のキーを押したまま左にフリックすると、ガラケーのように「あ」を2回押して「い」と打つよりも指の動きが少なくて済みます。

この入力方法が、「フリック入力」です。これを習得すると、文字入力のスピード感が格段にアップしますよ!

「スワイプ」を正しく理解して使いこなそう

「スワイプ」とは、スマートフォンやタブレットなどの画面に指を置き、上下や左右へ指を滑らせる操作方法の名称です。前の画面に戻る、次の画面に進む、使用しているアプリを変更する、起動しているアプリを終了するなど、使い方は多くあります。

混同しやすい「フリック」は、「画面上で素早く指を移動させる動作のこと」と覚えておきましょう。

スマートフォンやタブレットが必需品となっている現代だからこそ、「スワイプ」の意味や使い方を理解しておく必要があります。これを機に「スワイプ」を深く知り、日常生活の中でぜひ活用してみてくださいね。

(ひらり)

※画像はイメージです

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