【難読】“ぼうく”じゃない! 「暴く」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「暴く」の読み方です。
“ぼうく” なんて読むわけがなさそうだけど……。そんな葛藤をしたら、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「暴く」の読み方は?
「暴」は、暴風、暴力と読むので、“ぼう”と読む人が多いのではないでしょうか。
そういえば、「れる」という送り仮名をつけて、“あばれる”と読みますが、もしかして、“あばく”と読むのでしょうか。
気になる読み方の正解ですが……。これ、 “あばく”と読んで正解です。
「暴く」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「暴く」の意味は以下のように解説されています。
あば・く【暴く/▽発く】
[動カ五(四)]1 土を掘って取り出す。「墓を―・く」
2 人が隠していること、気づかないでいることを探り出して公にする。暴露する。「正体を―・く」「不正を―・く」
3 ずたずたに切る。切り開く。
「剣をぬきてこれを―・くに」〈著聞集・一七〉[可能]あばける
つまり、他人の秘密を探り出して、世間に公表にするといった意味合いで「暴く」という言葉を使います。
ニュースなどで、「不正を暴く」なんて言っているのを聞いたことがあるかもしれませんが、意外と漢字は知らなかったという人もいるのではないでしょうか。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「暴く」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。「暴れる」と「暴く」って、ちょっと意味は違いますが、どちらも“あば”と読んで、同じ字なのですね。
知っているつもりの言葉も、改めて調べてみると意外な漢字が使われているかもしれませんよ!
(ななしまもえ)