呪いとは結局何？ その正体と対処法
ホラー映画などでよく聞く「呪い」。その正体とは何なのでしょうか？ 「人を呪わば穴二つ」ともいうし、呪った人も呪われるの？ 今回は、スピリチュアル・カップルのトシ＆リティさんに「呪い」についてのあれこれを教えてもらいます！
愛する皆さま、ごきげんよう。「コスモ占い」を連載中のトシ＆リティよ。
突然だけど、あなたは「時々肩のあたりがズッシリと重くなる」あるいは「何かにチャレンジする度に、後ろ髪を引っ張られる感じがする」といった経験があったりするかしら？
もし思い当たることがあるなら……あなたの知らないうちに「呪い」をかけられているのかも?!
今回は、そんな「呪い」の秘密についてお伝えするわね♡
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呪いって何？
「呪い」って言葉をよく耳にするけど、結局のところどういうものなのかを理解している人は少ないのではないかしら。
そこで、まずは「呪い」が何かについて解説するわね！
呪いとは
実は、「呪い」と「祝い」は陰と陽の関係。破壊的な波動を生み出すのが「呪い」で、愛と喜びの波動を呼びさますのが「祝い」よ。
この2つに共通するのは、どちらも「言霊のパワー」を使うことが多いこと。言葉によって相手を攻撃するのが「呪い」で、言葉を通して相手の幸運をサポートするのが「祝い」なの。
そして、その区別のポイントは、相手の意思に寄り添っているかどうか。
例えば、心の中では「結婚したくない」と思っている相手に、「すてきな結婚ができますように」なんて言ってしまうと、それは「祝い」ではなく「呪い」になってしまうわよ。うっかり「呪い」を生み出してしまわないように、相手の意思に寄り添う感性が必要ってことなのよね。
呪った側にも不幸が起こる？
「人を呪わば穴二つ」という言葉を聞いたことはあるかしら？ これは、「人に害を与えようとすれば、やがて自分にも返ってくる」という意味で使われる言葉。
この言葉のように、自分が放った波動（思い）が、巡り巡って自分に跳ね返ってくるのがこの世界のルール。もちろんそれは、良いことも悪いことも。
例えば、誰かを批判したり見下したりする人は、いつの間にかその人自身が周りのみんなに嫌われちゃったりすることってあるでしょ？ このように、呪いの波動もブーメランのように跳ね返ってくることがあるのよね。
そして、呪って・呪われてのループが繰り返されると、人生がどんどんカオスになっていく。それはそれで刺激的かもしれないけれど、穏やかで平和な人生を歩みたい人は、呪いを生み出さない心掛けが大切になってくるわよ。
呪いの歴史
次に、呪いの歴史についても少しお話しておくわ☆
諸説あるけど、日本の場合、呪いの文化が産声を上げたのは「卑弥呼がいた時代」あたりと私たちは把握しているわ。それ以前の縄文時代の日本はかなりピースフルな社会で、負の波動とは無縁の世界だったといわれているのよね。
ただ、いつしか人間は、特定の集団同士で争うようになっていった……。そんな時代の流れの中で、呪いは「目に見えない武器」となっていったのよ。
そんな呪いの文化が洗練されてくるのが、平安時代。貴族同士の間では、変わったアイテムも取り入れたりして、高度な呪いのバトルが繰り広げられていたそうよ。
そこから、あらゆる呪いが大衆化していくのは江戸時代。表向きは禁じられていたみたいだけど、たくさんの人が呪いをかけたりかけられたりしながら、ドロドロした日常を過ごしていたらしいわ。
「呪い」が生まれる瞬間って？
そんな、呪いのエネルギーとなるのが、怒りや悲しみなどの人間の負の感情。負の感情をたったの「３分間」抱き続けるだけで、呪いを行うには十分なエネルギーになるといわれているの。
長い時間をかけなくても感情的なエネルギーは瞬く間に増幅するから、人間の潜在力って結構すごいのよね。
ただし、呪いを生み出すにはそれだけでは不十分で、「言葉」の波動と掛け合わせる必要がある。高まる感情のエネルギーが「言霊」としてアウトプットされた時に、呪いが完成するってことなのよね。
例えば、会社の上司に対して怒りを覚えた時、表向きはフツフツと込み上げてくる感情をひた隠しにしながらも、小さな声で「こんちきしょう」なんて呟いたとしたら、それは立派な呪いになる。
まぁそういうわけで、現代社会では呪いの念があちこちに飛び交っているっていうのがスピリチュアル的な見解なのよね。
誰かに呪われた時の対処法
説明してきた通り、呪いの念はあちこちに存在しているから、深く気にする必要はないと思うわ。
だけど、「もしかして自分が呪われたら？」って悩んじゃう人がいるかもしれないから、そんな時のために、私たちが思う対処法を紹介しておくわね♡
誰かに呪われたら気付くもの？
「そもそも呪われたら気付くものなの？」って疑問に思う人もいるはず。正直いうと、呪いに気付けるかどうかにはかなりの個人差があるわ。だから、気付くことができる人もいれば、できない人もいる。
ただ、過去に霊的なものを見たことがある人や、定期的にお祓いなどを行なっている人は、常日頃からスピリチュアルな感性を研ぎ澄ませていることが多いの。だから呪いに気付くセンサーも敏感なのではないかしら。
また、攻撃的な呪いは「違和感のある匂い」を伴うものとされるから、嗅覚が優れている人もそれに気付ける傾向があるわよ。
「一瞬、嗅いだことのない奇妙な匂いがした……」という時は、誰かの呪いが空間を飛び越えてあなたの魂に入り込んだサイン。それを放っておくとマイナスの方向に気が引っ張られちゃうから、その都度それに対処できることが理想的よ。
自分にかけられた呪いに気付かないまま、ネガティブな人生のスパイラルに巻き込まれていく人は結構多い。だからこそ、天然のお香やアロマを定期的にたしなんで、ご自身の嗅覚を磨いておくのも良いかもね♪
「もしかして呪われているかも」と思った時にやるといいこと
じゃあ、ここからは、自分が呪われているかも……？ と思った時にできる対処法をお伝えするわ。ぜひ以下の方法を試してみて！
（1）目を閉じて五芒星をイメージする
誰かの呪いに支配されないためには、その都度それを「跳ね返していくこと」が肝心。邪悪な波動を送られたとしても跳ね返していけば、マイナスの状況に引きずり込まれることはないのよね！
そのためには「五芒星（※）」のエネルギーにあやかるのが最適よ♡ 目を閉じてその形を思い浮かべれば、五芒星のパワーはすぐに召喚できるわ。
燃えるようなエネルギーを呼び出すことで「これは熱くて近づけないや」って呪いクンに思わせて、お帰りいただこう！
※五芒星：5つの角を持つ星のマークのうち、互いに交差する長さの等しい5本の線で構成され、中心に五角形が現れる図形のこと。
（2）愛のパワーで呪いを浄化する
「愛」は呪いに対抗する最強のエネルギー♡ 絶望の中から希望を呼び起こしたり、混沌の中から調和を生み出したりすることができるの。そんな愛のパワーを用いることで、呪いのスパイラルから解放されることができるわよ。
例えば、両手を胸のあたりに重ねてこのように唱えてみて。「私は私を呪う全ての人に愛を贈ります」と。そうすれば、あなたのところに飛んできた負のエネルギーを優しく溶かすことができるわよ。
攻撃的な波動には、同じような波動を返すのではなく、崇高な愛の波動で向き合っていく。そうすることで、結果的にそれらを手懐けることができるのよね。「右頬を打たれたら左頬を差し出しなさい」という有名なキリストの言葉は、あらゆる呪いから自由になる方法をさりげなく伝えているのかも♪
誰かを呪いたくなった時の気持ちの収め方
生きていると大変なこともたくさんあるから、呪われるだけじゃなく、あなたが誰かを呪いたくなるような気持ちが生まれることもあるはず。ただ、誰かを不幸にすることは、自分まで不幸にしてしまうわ。
そこで、「呪いたい気持ち」が生まれた時の対処法もお伝えしておくわね！
（1）とりあえず深呼吸
あらゆる感情は、気持ちを落ち着けることで自然に流れていくもの。
だからこそ、誰かを呪いたくなった時は、とりあえず深呼吸をして、季節の空気に身を委ねてみてちょうだい。
一時の感情で破壊的なドラマを生み出すよりも、流れていく時のパワーを味方に付け、負の感情が解消されることを待つ方がきっとすてきな生き方になると思うわ♡
（2）3分以内に過去の「嬉しいこと」を思い出す
負の感情が呪いの材料になるまでには約3分程度かかるから、そうなる前に何でも良いから過去にあった嬉しいことや楽しいことを思い出してみて。
思い返せば、楽しかった出来事やラッキーな経験はいくつも発見できるはず。感情のエネルギーは時空を超えてリバイバルするから、プラスの感情によって今あるマイナスの感情を癒すことも可能なのよね。
感情を置き換えることが習慣的にできるようになると、次第に人相も良くなって、周りからの愛され運も高まっていくはずよ♡
必要なのは「呪い」ではなく「愛の言霊」
魂から溢れる感情のパワーと、人間が発する言霊が掛け合わさった時、すさまじい力が生まれる……。それが「呪い」または「祝い」のリアリティ。
ただ、せっかくなら限られた人生の中で「呪い」を大量生産するよりも、「祝い」を次々と創造していく方が、誰にとっても理想的なのではないかしら♪
「おめでとう」「ありがとう」「お幸せに」。そんな言霊を愛の感情と共に伝えていけば、たくさんの「祝福」があなたのところに跳ね返ってくるわよ。本当に大事なことは、目の前の相手に勝つことではなくて、総合的な人生の勝利を手にいれること。必ず最後には「愛が勝つ」のよね♪
（トシ＆リティ）
※画像はイメージです
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