彼氏に電話したい。最適なタイミング&盛り上がる話題とは
大好きな彼氏に電話して、声を聞きたい時ってありますよね。でも、タイミングが悪いと負担に思われるかもしれない……。では、最適なタイミングや、相手が無言にならない楽しめる話題ってあるのでしょうか? リアライフカウンセラーの藤本シゲユキさんに解説してもらいました。
「彼氏に電話したいけど、どのタイミングで掛ければ良いか分からない」「話したいことがあっても、電話して良いのか迷う」。
こんなふうに考える女性もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、「彼氏に電話したい時にどうしたら良いか」について、お話させていただきます。
なぜ? 電話に出ない彼氏の心理
勇気を出して電話をしてみたけれど、彼氏が出ない。そんなことがあると、ますます掛けづらくなりますよね。
まずは彼氏が電話に出ない場合の心理を、いくつか解説させていただきます。
(1)いきなり電話を掛けてこられるのが嫌だ
「男性は要件のない電話を嫌う」という情報がありますが、これは信ぴょう性に欠けます。
しかし、間違いなく言えることが1つありまして、「いきなり電話を掛けてこられるのが嫌だ」という人は、ここ数年でめちゃめちゃ増えたと思います。
なぜなら、メールが世の中に浸透し、さらにLINEなど便利なコミュニケーションツールが普及してからというもの、仕事でもプライベートでも頻繁に電話をする人が少なくなったからです。
だから、急に電話が掛かってくると、「何事か?」と思って身構えるようになるし、「大した用事もないのに電話してきて……」とイラついてしまうこともあるわけです。
実際、僕もその1人でして、急に掛かってくる電話にストレスを感じる男性は、現代ではかなり多いと思います。
ちなみに、ビジネスシーンにおいても、メールじゃなく電話を使って相手とコミュニケーションを取ろうとする人は、場合によっては仕事ができないと思われたり、疎ましがられてしまうことがあるようです。
(2)気分じゃない
これもよくあります。
別に誰かと話したい気分じゃない時に、急に電話が掛かってきたら、着信があるのを分かっていても、わざと出ないわけです。
電話を掛けてこられるのが嫌な上に、気分じゃないのが重なると、ますます出たくないという気持ちが強くなる人も多いです。
これは、電話してきた相手との仲の良さにはかかわずそういったふうに感じる男性も多いです。
(3)嫌な予感がする
これまで電話中に面倒な話になったカップルの場合にあるケースです。
電話が掛かってくると嫌な予感がするので、あえて出ないというわけです。
(4)忙しくて余裕がない
これは、仕事でものすごく忙しくしている時ですね。
つまり、「話してる場合じゃない」ということ。いくら彼女の声が聞きたいと思っていても、やらないといけない仕事があるから、気持ちが追いつかないという、物理的・精神的に電話に出るのが難しいケースです。
その他、「ただ仕事で出られなかった」「電車に乗っていた」「飲み会中でスマホを見てなかった」など、そのまんまの理由もあります。
彼氏に負担を掛けない電話のタイミングはある?
残念ながら、ないです。
人によって生活リズムや仕事の時間が違う上に、タイミングってその時にならないと分からないんですよ。
僕たちも、5分後に全く違う何かをしているかもしれませんよね。
ということは、姿が見えない相手のタイミングは、もっと分からないということです。
とはいえ、どうしても電話を掛けたいなら、事前にLINEなどを送ると良いでしょう。「ちょっと電話で話せる?」「今日○時頃電話しても構わない?」というように。
いくら恋人同士でも、前述したように急な電話を嫌う人はものすごく増えたので、最低限の礼儀として事前にメッセージを送った方が良いと思います。
ちなみに、交際を考えていたけど、用もないのに頻繁に電話が掛かってきたからやめたという男性って、結構多いんですよ。
女性の中にも、「いきなり電話を掛かけてくる男性は苦手」と言う人、かなり増えたように思います。
電話は人の時間を奪うものでもあるので、その認識がなくいきなり電話を掛けてしまうと、「非常識」といった烙印を押されてしまう可能性もあります。
なので、彼氏にどうしても電話を掛けたい時は、事前にメッセージを送り、アポを取った上で、その時間を守って掛けるのが良いのではないでしょうか。
昔のように、「声が聞きたいから電話を掛ける」という認識のままで、いきなり掛け続けていると、嫌われることもあるので、ご注意を。
世知辛い世の中ですね。
無言にならないように。彼氏との電話で盛り上がる話題は?
これは、相手の男性が電話をそこまで嫌がらないか、極端に嫌がるかによって、そもそも盛り上がれるかどうかが大きく変わってきます。
電話を嫌がらない彼氏の場合
そんなに電話しないけど、話すのは別に構わないという男性や、SNSよりも電話で話す方を好む男性、話すことが好きな男性などなら、盛り上がれる可能性ありです。
電話を有意義なものにするためには、あらかじめ話すことをいくつかピックアップして、箇条書きにすると良いでしょう。共通の話題や、あなたが興味のあるトピックを質問してみてはいかがでしょうか。
「何も箇条書きまで」と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、電話に限らず、相手に時間を使ってもらうのは、時間を奪うのと同じです。相手に対しての礼儀といえると、僕は思います。
特に会話に自信がないなら、行き当たりばったりで電話するよりも、話すことを事前に決めておいた方が迷わなくて済みますよ。
極端に電話を嫌がる彼氏の場合
逆に、電話が嫌いで、極力したくないという男性なら、残念ながら電話でのコミュニケーションに重点を置かない方が良いでしょう。
電話自体が好きじゃないので、彼女が嫌いとかではなく、通話に抵抗があるんです。
たまに、「どうやったら彼氏が電話を好きになりますか?」と聞かれることがありますが、これは「どうやったら子どもがピーマンを食べられるようになるのか?」と悩むお母さんと同じように思います。
嫌いなものを好きになることって、難しいんですよね。
こういった男性が彼氏の場合、どうしても電話で話したい時は、会話を盛り上げるというよりも5分以内で要件を話し切るのが懸命な判断だといえるでしょう。
電話中にかわいいと思ってもらうコツは?
では、彼氏と電話できた時に、相手からかわいいと思ってもらうコツはあるのでしょうか?
残念ながら、それぞれの女性で長所が違うので、一概には言えません。
ただ、素直さやかわいげを出すのはおすすめです。
例えば、事前にLINEなどでメッセージを送る時に、「どうしても声が聞きたいから、1分間だけお願い!」と伝える。
そして、きっちり1分間で電話を終えて、「忙しいのに私のために時間を使ってくれてありがとうね。声聞いたら元気出ちゃった」というように。
人が心を動かされるのって、作られた言動がきっかけじゃないことが多いんですよ。
「本当にそう思ってくれてるんだな」と感じられる純粋な素直さとかわいげなんですよね。
そう感じた時、男性は「かわいいな」と思うのではないでしょうか。
親しき仲にも礼儀あり
以上になりますが、時代が変わったこともあり、電話好きな女性にとって今回のコラムは少々ショッキングな内容だったかもしれません。
しかし、前述したように、事前メッセージを送って彼氏の予定を確認し、約束の時間を守って電話を掛けるのは問題ないです。
できれば約束の時間に、「今から掛けても大丈夫?」の一言があれば、さらに印象が良くなるのではないでしょうか。
その時、「確認しなくても約束の時間に掛けてくれれば良いよ」と言われれば、そうすればいいし、何も言われなければ、次も同じようにすれば良いと思います。
なんだか仕事でのやり取りのように感じて、全然ロマンチックじゃないと思うかもしれませんが、「親しき仲にも礼儀あり」という視点で考え、コミュニケーションを取るように心掛けてみてください。
(藤本シゲユキ)
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