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女性が「彼氏にやめてほしいこと」とは? ケース別解決策

浅田悠介(浅田さん@令和の魔法使い)

みなさんは「彼氏にやめてほしいこと」ってありますか。今回は、これまでマイナビウーマンが行ってきた読者アンケートの中でも、頻繁に声が寄せられた「5つの悩み」をピックアップ。彼と付き合う上で、多くの女性が直してほしいと思っていることとは? 伝え方のコツや解決策をマジシャン兼催眠心理療法士の浅田悠介さんが解説します。

「彼氏にやめてほしいことがある」
「でも、どう提案していいかわからない……」
「嫌われるのは絶対にイヤ」

いやはや。

男女の関係って、付き合ってからの方が長いんですよねえ。

今回は、過去にマイナビウーマンが行ったアンケートを元に働く女性たちが抱える「彼氏にやめてほしいこと」にまつわる悩みを5つピックアップいたしました。

そこには女性陣のガチな悩みが溢れていました。やはり気を使って、伝えられないことがたくさんあるようです。

そこで今回は、しっかり解決法まで含めて、紹介することにしました。ぜひ当てはまるものがあれば役立ててください。

貴女の恋が楽しいものになりますように。

その1:お金にルーズすぎる問題

まずは「お金」の悩みです。

彼氏が無駄遣いをしたり、借金をしたり、貴女に借りたお金を返さなかったり、勝手に貯金を使われていたり。そのケースはさまざま。

ちょっと強めに直してほしいところですよね。

「お金の指摘を恋人間でしてもいいのかな」という心配もあるかもしれません。

しかし、これは「お金の問題」ではなくて「二人の将来の問題」なのですよ。お金がないと安心して暮らせないのは確かなことですから。

このマインドを共有するのが第一歩だと言えるでしょう。

解決策は「お金」ではなく「将来」の心配をする

単に「お金のことを心配している」のではなくて「二人の将来のために心配している」のだと言葉にしましょう。

問題自体は変わりませんが、問題に対する「感じ方」を変えるのです。

すると彼氏の受け取り方も「お金のことでウルサイなあ」から「俺たちの将来を心配しているんだな」に変わるかもしれません。

このように“フレーム”を変えて見ることでそれに対する感じ方を変えていくのは、カウンセリングにおける「リフレーミング」という技術になります。

彼の心に余裕がある時に伝えましょう。

これもポイントですが、男性は「一つのことに集中しているときに別の話題を投げかけられるのが苦手」な人が多いです。なので彼がリラックスしている時に(他のことに集中していない時に)話をしましょう。

また、お金を散財するタイプの人は「毎日に満たされなさを感じている可能性」もあります。それを埋め合わせるようにパアッと散財するのですね。

だからこそ「もしかして彼は何か心が満たされていないのかな?」という視点でも考えてみるといいかもしれません。仕事、夢、人生そのもの、家族との関係、貴女とのコミュニケーション──色んな可能性があるでしょう。

そちらを満たすことが何よりの特効薬になる時もあります。

その2:部屋でたばこを吸う問題

続いて「たばこ」問題です。

もちろん喫煙自体は悪いことではありません。例え、貴女が気に入らなくとも、個人の趣向の範囲内だと言えるでしょう。

しかしこれまでのアンケートで多かったのは「一緒に過ごす部屋でたばこを吸う」「髮や服ににおいがつく」といったケースでした。

解決策は「感情のシェアよりも理屈の説明」

これは「たばこをやめてほしい」というのではなく「たばこのにおいや煙による被害を女性側に与えるのをやめてほしい」という話ですよね。

ここは分けて考える必要があるでしょう。むしろ口出しする権利があります。

彼に対しても「たばこ自体を否定してるんじゃないよ。それは尊重する。ただにおいが髪や服につくと困るから(女性は髪が命!)部屋では吸わないで欲しい」と伝えましょう。

ここで男性に伝える時のポイントは「感情をシェアしようとするのではなく、ちゃんと理屈を説明する」こと。

男性は感情(から発される言葉)を理解するのが苦手なのですね。しっかり理論的に話をしたり折衷案を説明したりすると「そういうことか!」と、すんなり伝わることも多いです。

また、今は、においの少ない、加熱式たばこや、電子たばこもあります。この機会に、乗り換えを提案してみてはどうでしょう。プレゼントしたりなんかして。

その3:自己中にデートなどの予定を決める問題

次は「自己中なデート」問題です。

デートの行先や、時間、食事場所を、彼が一方的に決めてしまうというもの。

リードしてくれる彼氏だとも言えますが、こちらの要望を無視したり、好みを無理に押し付けられたりするようだとちょっと困りますよね。

解決策は「彼にメリットのある交換条件を提案」

対処法としては「交換条件を持ちかける」があります。

例えば「じゃあ今回は居酒屋だから、来週は私がお店を決めて予約していい?(後から覆せないように予約してしまうのが地味にポイント)」だとか「(そのデートの途中で)近くに行きたいカフェがあるんだけど寄っていい?」という感じです。

つまり「あなたの要求を受け入れると同時に、こちらの要求も受け入れてもらいますよ」の精神です。これならフェアです。

行きたい場所を主張し合うだけではいけません。主張し合いながら交互に受け入れていくのです。めちゃくちゃ健全ですよね。

ここで大事なのは「彼のメリットにもなる」ものであること。

自己満足を押し付けるだけではいけません。彼だって、自分が楽しめるのか不安な場所に行きたがらないでしょうから。だからこそ「二人で楽しめそうだから提案してるんだよ」という点をアピールしましょう。

その4:便座を上げっぱなし問題

次は「トイレの便座」問題です。

用を足した後、トイレの便座が上げっぱなしのまま、というもの。男性は家でも立ってする人も多いので、終わった後に便座を下げる習慣がない人もいますよね。相手の中で習慣化されていないのだと理解できても、気になる人は気になる重大な二人の問題です。

アンケートには「指摘するのも面倒」「細かい女性だと思われたくない」という回答が多々ありました。

解決策は「言いたいことは言う癖をつける」

しかし、ここで気づいたことがあります。それは「回答者たちは、あれこれハードルを感じて何もお願いできていない」ということでした。ひとまずはストレートに「トイレの便座を下げてほしい」と何度か伝えることから始めましょう。

正直、男性にとってのトイレの便座は「(下げようと思っていても)つい忘れてしまうもの」です。だからこそ、ふと気づくようにさえなれば、スムーズに問題はクリアするかと思います。根気強く声をかけたり、張り紙をしたりするだけでも効果はあるでしょう。

相手を気遣って(嫌われたくない気持ちもあるでしょう)声をかけられない、というのは関係を長続きさせる上で、ちょっと不利になります。他の場面でも、ずっと我慢することになるからです。

これからの関係のためにも「ちゃんと言いたいことを言う」ようにしましょう。この癖を身につけておくことです。

(5)生活音がうるさい問題

最後は「生活音」問題です。

ドアの開け閉めや、物を置く時など、ドタバタ音を立てる人っていますよね。動きがオーバーなのもあるでしょう。これ自体は悪いことではありません。しかし、便座の上げ下げ同様に気になってしまう人がいるのも事実です。

そもそも生活音や、それが気になる度合いは個人差があります。だからこそ注意するのも悪い気がする、という人もいるでしょう。

とはいえ、これは恋人間の問題です。事なかれ主義で過ごしていいものではありません。それぞれの意見をすり合わせる作業は必要です。

解決策は「“真剣に”伝えること」

ポイントは「ちゃんと真剣に伝えること」です。

周りがどう感じるかではなく、二人にとって、それが大事なことならば話し合うべきです。真剣に。幸せな恋愛の秘訣は「真剣に話し合うこと」の一択なのですよ。

長続きするカップルは価値観が同じなのではありません。価値観が違っても話し合えているだけなのです。どうか、この言葉を覚えていただけると幸いです。

彼にやめてほしいことをお願いする最大のコツ

最後に、最大のコツをご紹介しようと思います。

それは「私も直した方が良いところがあるんだと思う。私も貴方のために直すから何でも教えて」と口にするというものです。

誰だって、他人に、何か不満を抱えているものです。恋人だからこそ言えないこともあるでしょう。

自分の要望だけを通すのではありません。しっかり「二人の関係をもっと良いものにしたいからお互い直していこう!」というスタンスを伝えるのです。

もちろん自分の「直すべきところ」を知るのは耳が痛いでしょう。それを改善するのはつらい作業かもしれません。

しかし、それを彼にもお願いするわけですから。

「楽しいことは半分こ、努力も半分こ」の精神でいきましょうぜ。

貴女のもとに幸せが舞い降りるように祈っております。

(浅田悠介)

※画像はイメージです

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